
「もしかして、家にシロアリがいるかも…?」羽アリを見つけたり、床がきしんだりして、信頼できる駆除業者を急いで探していませんか。
しかし、数多くの業者の中からどこを選べばいいのか、料金はいくらかかるのか、悪質な業者に騙されないかなど、不安は尽きません。
この記事では、そんなお悩みを解決するために、シロアリ駆除の専門家が最新の情報をもとに「実績」「料金の透明性」「保証内容」「口コミの評判」を徹底比較し、本当におすすめできる優良業者をランキング形式でご紹介します。
さらに、後悔しないための業者の選び方7つの重要ポイントから、費用相場と安く抑えるコツ、悪質業者の手口、依頼の流れまで、シロアリ駆除に関する疑問をすべて解消します。
結論、失敗しないためには複数の業者から無料の床下診断と見積もりを取り、サービス内容や担当者の対応をしっかり比較することが不可欠です。
この記事を最後まで読めば、安心して大切な住まいを任せられる、あなたに最適な一社が必ず見つかります。
目次
【結論】シロアリ駆除業者おすすめランキングTOP5
「すぐに信頼できるシロアリ駆除業者を知りたい」という方のために、数ある業者の中から専門家の視点で厳選したおすすめランキングTOP5をご紹介します。
駆除実績、料金の透明性、保証内容、口コミ評価などを総合的に判断し、安心して依頼できる優良業者だけをピックアップしました。
まずはこの中から、ご自宅の状況や希望に合う業者を見つけて無料相談をしてみましょう。
料金やサービス内容、対応地域等の内容は変更となる場合がありますので、必ず公式サイトの情報を確認するようお願い致します。
1位 シロアリ110番

シロアリ110番は、東証プライム上場企業が運営する信頼性の高いシロアリ駆除サービスです。
24時間365日いつでも電話やWEBで相談を受け付けており、全国どこでも迅速に対応してくれるのが最大の強み。
加盟店は全国に1,000社以上あり、お住まいの地域で実績豊富なプロをすぐに手配してくれます。
>>シロアリ110番の口コミ・評判は最悪?2chの評価から保証内容まで徹底調査!
特徴
なんといっても「明朗会計」が魅力です。料金は1㎡あたり1,320円(税込)からと明確で、見積もり後の追加料金は一切発生しません。
現地調査や見積もりは無料なので、まずは被害状況を正確に把握したいという方でも気軽に相談できます。
施工実績も豊富で、年間20万件以上のお問い合わせに対応しているため、あらゆるケースのシロアリ被害に精通しています。
料金
1,320円/㎡(税込)~
保証・アフターサービス
施工後5年間の長期保証付き。保証期間内にシロアリが再発した場合は、無償で再施工してくれるので安心です。
対応エリア
全国対応
2位 街角シロアリ駆除相談所

街角シロアリ駆除相談所は、自分で業者を探すのが不安な方におすすめの紹介サービスです。
独自の厳しい基準をクリアした全国の優良業者のみが登録されており、匿名で複数の業者から見積もりを取ることができます。
第三者の立場で相談に乗ってくれるため、中立的なアドバイスが欲しい場合に最適です。
特徴
複数の業者を比較検討できる「相見積もり」が簡単にできる点が大きなメリットです。
各社の料金やサービス内容をじっくり比較することで、最も納得のいく業者を選べます。
また、断りの連絡も代行してくれるため、営業電話などが苦手な方でも安心して利用できます。
料金
紹介される業者により異なる(相見積もりで比較可能)
保証・アフターサービス
紹介される業者により異なる(通常5年保証付きの業者が中心)
対応エリア
全国対応
3位 サンキョークリーンサービス

サンキョークリーンサービスは、創業48年以上の歴史を持つ老舗のシロアリ駆除専門業者です。
関東エリアを中心に、自社の専門スタッフによる責任施工を徹底しています。
長年の経験で培った高い技術力と丁寧な対応で、顧客満足度が非常に高いのが特徴です。
公益社団法人日本しろあり対策協会の正会員でもあり、信頼性は抜群です。
>>サンキョークリーンサービスの害獣(害虫)駆除の口コミ・評判!利用前に知っておきたい全情報
特徴
施工後のアフターフォローが手厚いことで知られています。
5年保証に加えて、年に1回の無料定期点検を実施。シロアリの再発を未然に防ぐためのサポート体制が整っています。
環境や人体への影響が少ない安全性の高い薬剤を使用している点も、小さなお子様やペットがいるご家庭には嬉しいポイントです。
料金
4,950円/坪~
保証・アフターサービス
5年保証、年1回の無料定期点検
対応エリア
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県
4位 雨宮

「シロアリ退治の雨宮」のテレビCMでおなじみの雨宮は、創業50年以上の実績を誇る業界のパイオニア的存在です。
特に、特許を取得した独自の「ARS工法」は、薬剤を床下に散布するだけでなく、木材内部に直接注入することで高い駆除効果と予防効果を発揮します。
文化財や重要建築物の施工実績も多く、その技術力の高さが伺えます。
>>雨宮のシロアリ駆除、気になる費用とリアルな口コミを徹底解説!
特徴
徹底した調査と、それに基づいた最適な施工プランの提案力が強みです。
床下診断では、専門の調査員が隅々までチェックし、写真付きの詳細な報告書を作成してくれます。
被害状況や建物の構造を正確に把握した上で施工するため、再発リスクを最小限に抑えることができます。
料金
要見積もり
保証・アフターサービス
5年保証、無料定期点検
対応エリア
関東、中部、近畿エリア中心
5位 シロアリ駆除のキャッツ

シロアリ駆除のキャッツは、大阪・兵庫・京都など関西エリアに特化した地域密着型の専門業者です。
リピート率97%という驚異的な数字が、サービスの質の高さを物語っています。
お客様とのコミュニケーションを大切にし、施工前の丁寧な説明から施工後のアフターフォローまで、一貫してきめ細やかな対応が評判です。
>>シロアリ駆除キャッツの口コミ・評判を徹底分析!他社比較で分かる本当の実力
特徴
完全自社施工にこだわり、下請け業者を使わないことで高品質なサービスを安定して提供しています。
地域密着だからこそ可能な迅速な対応力も魅力の一つ。万が一のトラブル時にもすぐに駆けつけてくれる安心感があります。
料金体系も明確で、お客様が納得するまで丁寧に説明してくれます。
料金
880円~(税込)/1㎡
保証・アフターサービス
5年保証、無料点検
対応エリア
北海道、東北地方、関東地方、中部地方
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【比較表】おすすめシロアリ駆除業者を一覧でチェック
ここでは、ランキングでご紹介したおすすめのシロアリ駆除業者5社を、料金や保証内容、対応エリアといった重要なポイントで比較します。
各社の特徴を一覧で確認し、ご自身の希望に合った業者を見つけるための参考にしてください。
どの業者も無料の現地調査と見積もりに対応しているので、まずは気軽に相談してみるのがおすすめです。
※スクロールできます。
| 業者名 | 料金目安 (1㎡あたり) |
保証期間 | 対応エリア | しろあり対策協会 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| シロアリ110番 | 1,320円(税込)~ | 5年 | 全国 | 加盟店による | 業界最安値クラスの価格設定と全国対応の利便性が魅力。24時間365日受付で相談しやすい。 |
| 街角シロアリ駆除相談所 | 1,500円(税込)~ (坪単価4,950円~) |
最長5年 | 全国 | 加盟店による | 厳選された優良業者が加盟。顧客満足度98.5%と高い評価を得ている。 |
| サンキョークリーンサービス | 要見積もり | 5年 | 関東中心 | 正会員 | 35年以上の実績を持つ老舗。自社一貫施工で質の高いサービスを提供。 |
| 雨宮 | 要見積もり | 5年 | 関東・東海・関西など | 正会員 | 創業50年以上の圧倒的な実績と信頼性。文化財の施工も手掛ける高い技術力。 |
| シロアリ駆除のキャッツ | 1,320円(税込)~ (坪単価4,400円~) |
5年 | 関東・東海・関西など | 正会員 | 完全自社施工で丁寧な対応が評判。再発率0.5%以下という高い施工品質を誇る。 |
※上記の料金は、一般的な木造住宅におけるバリア工法(薬剤散布)を想定した最低価格の目安です。実際の費用は、建物の構造(鉄骨造、コンクリート造など)、被害状況、シロアリの種類(ヤマトシロアリ、イエシロアリなど)、選択する工法(ベイト工法など)によって大きく変動します。
正確な金額については、必ず複数の業者から相見積もりを取得して比較検討してください。
比較表からわかるように、料金の安さと対応エリアの広さを重視するなら「シロアリ110番」や「街角シロアリ駆除相談所」が有力な選択肢です。
全国どこでもスピーディーに対応してくれるため、「すぐにでも調査してほしい」「地方に住んでいる」といった場合に非常に便利です。
一方で、施工品質や実績、担当者の専門性を重視するなら、「サンキョークリーンサービス」「雨宮」「シロアリ駆除のキャッツ」といった自社施工にこだわる業者がおすすめです。
これらの業者は、公益社団法人日本しろあり対策協会の正会員であり、協会が定める仕様書に基づいた安全で確実な施工が期待できます。
特に文化財の防除実績もある「雨宮」の技術力は業界でも高く評価されています。
最終的には、料金だけでなく、保証内容やアフターフォローの手厚さ、見積もり時の担当者の対応などを総合的に見て、安心して任せられると感じた業者を選ぶことが失敗しないための鍵となります。
失敗しないシロアリ駆除業者の選び方 7つの重要ポイント
シロアリ駆除は、決して安くはない費用がかかるうえ、大切な住まいの寿命を左右する重要な作業です。
だからこそ、業者選びで失敗は許されません。しかし、数多くの業者が存在する中で、どの業者に依頼すれば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
ここでは、悪質な業者に騙されず、信頼できる優良なシロアリ駆除業者を見極めるための7つの重要なポイントを、プロの視点から徹底的に解説します。
選び方のポイント1 公益社団法人日本しろあり対策協会の会員か確認する
信頼できる業者選びの第一歩として、まず確認したいのが「公益社団法人日本しろあり対策協会」の会員であるかどうかです。
この協会は、シロアリ防除に関する技術開発や安全な薬剤の研究、施工技術者の育成などを行っている、国土交通大臣の許可を受けた国内唯一の公益社団法人です。
会員になるためには、一定の技術力や経営基盤など厳しい審査基準をクリアする必要があります。
そのため、協会の会員であることは、信頼性と技術力の高さを証明する一つの大きな指標となります。
協会の公式サイトでは会員名簿が公開されているため、検討している業者が登録されているか必ずチェックしましょう。
選び方のポイント2 施工実績と口コミの評判をチェックする
豊富な施工実績は、それだけ多くの現場を経験し、さまざまな状況に対応できるノウハウを蓄積している証です。
特に、ご自身の住まいと同じような木造戸建て住宅での駆除実績が豊富かどうかは重要な判断材料になります。業者の公式サイトで施工事例を確認しましょう。
また、実際にサービスを利用したユーザーの生の声である「口コミ」も非常に参考になります。
公式サイトに掲載されている「お客様の声」だけでなく、GoogleマップのレビューやSNS、個人のブログなど、第三者が発信する客観的な評価も確認することが大切です。
良い評価だけでなく、悪い評価にも目を通し、「追加料金を請求された」「担当者の対応が悪かった」といった具体的なトラブルの内容を確認することで、その業者の実態が見えてきます。
選び方のポイント3 見積もりの内訳が明確で分かりやすいか
見積書は、業者と依頼主の間の契約内容を明確にする重要な書類です。
悪質な業者は、「工事一式」といった曖昧な表記で見積もりを提示し、後から高額な追加料金を請求するケースがあります。
信頼できる業者の見積書は、「薬剤費」「施工費」「養生費」「穿孔処理費」「木部処理費」など、作業内容ごとに単価と数量が詳細に記載されています。
何にいくらかかるのかが素人目にも分かりやすく、透明性が高いことが優良業者の特徴です。
少しでも不明な点があれば、遠慮なく質問し、納得できるまで説明を求めましょう。
また、1社だけでなく、必ず2〜3社から相見積もりを取り、料金だけでなくサービス内容や保証内容を比較検討することが、適正価格で質の高いサービスを受けるための鍵となります。
選び方のポイント4 5年以上の保証と充実したアフターサービスがあるか
シロアリは一度駆除しても、建物の状況や周辺環境によっては再発する可能性があります。
そのため、施工後の保証やアフターサービスが充実しているかは、業者選びにおいて極めて重要なポイントです。
多くの優良業者は、一般的にシロアリ駆除薬剤の効果が持続するとされる「5年間」の保証を付けています。
保証期間内にシロアリが再発した場合、無料で再施工を行うといった内容が一般的です。
契約前には、保証の期間だけでなく、「どのような場合に保証が適用されるのか」「定期的な無料点検は含まれているか」といった保証の詳細な内容を必ず書面で確認しましょう。
口約束だけでなく、正式な「保証書」を発行してくれる業者を選ぶことが大切です。
選び方のポイント5 担当者の対応が丁寧で専門知識があるか
無料の現地調査や見積もりの際に訪れる担当者は、その会社の顔とも言える存在です。
担当者の対応を通じて、会社の姿勢や信頼性を見極めることができます。
こちらの質問や不安に対して、専門用語を並べるのではなく、分かりやすい言葉で丁寧に説明してくれるかを確認しましょう。
また、床下の状況を写真やビデオで見せながら、被害状況や必要な施工内容を具体的に説明してくれる担当者は信頼できます。
逆に、「すぐに工事しないと家が倒れる」などと過度に不安を煽ったり、契約を急かしたりするような業者は注意が必要です。
誠実で、専門知識に基づいた的確なアドバイスをくれる担当者がいる業者を選びましょう。
選び方のポイント6 複数の工法(ベイト工法・バリア工法)に対応しているか
シロアリの駆除方法には、主に「バリア工法」と「ベイト工法」の2種類があります。
バリア工法は、薬剤を床下や土壌に散布してシロアリの侵入経路を断つ方法で、即効性が高いのが特徴です。
一方、ベイト工法は、毒エサ(ベイト剤)を建物の周囲に設置し、それを食べたシロアリによって巣ごと根絶させる方法で、薬剤の使用量が少なく人や環境に優しいとされています。
建物の構造、被害の程度、周辺環境、ご家族の状況(小さなお子様やペットの有無など)によって最適な工法は異なります。
1つの工法しか提案できない業者ではなく、両方の工法に対応しており、それぞれのメリット・デメリットを説明したうえで、ご自宅の状況に最も適したプランを提案してくれる業者を選ぶべきです。選択肢の多さは、技術力の高さにも繋がります。
選び方のポイント7 自宅が対応エリア内か確認する
全国展開している大手業者であっても、一部の地域は対応エリア外であったり、提携している下請け業者が対応したりする場合があります。
施工後のアフターサービスや万が一のトラブル時に迅速な対応を期待するなら、自宅から近い場所に営業所がある業者や、地域に密着して長年営業している業者が安心です。公式サイトで対応エリアをしっかりと確認しましょう。
地域密着型の業者は、その土地の気候や住宅事情に精通しているというメリットもあります。
施工後の定期点検などで長く付き合っていく可能性も考え、フットワークの軽い業者を選ぶことも重要なポイントの一つです。
シロアリ駆除の費用相場はいくら?料金を安く抑えるコツ
シロアリ駆除を業者に依頼する際、最も気になるのが「費用」ではないでしょうか。
シロアリ駆除の費用は、被害の状況や建物の広さ、駆除方法によって大きく変動しますが、ある程度の相場を知っておくことで、業者の見積もりが適正かどうかを判断する重要な基準になります。
一般的に、費用は「坪単価」または「㎡単価」で算出されることが多く、これに諸経費が加わります。
ここでは、駆除方法別・坪数別の料金相場と、少しでも費用を安く抑えるための具体的なコツを詳しく解説します。
駆除方法別の料金相場
シロアリ駆除の主な工法は「バリア工法」と「ベイト工法」の2種類です。
それぞれにメリット・デメリットがあり、料金体系も異なります。
ご自宅の状況にどちらが適しているか、それぞれの特徴と費用相場を把握しておきましょう。
バリア工法(薬剤散布工法)の料金相場
バリア工法は、床下や建物の基礎部分に液体の薬剤を直接散布・注入し、薬剤のバリア(層)を作ることでシロアリの侵入を防ぎ、駆除する方法です。即効性が高く、多くの業者で採用されている一般的な工法です。
- 費用相場(坪単価):6,000円~10,000円程度
- 費用相場(㎡単価):1,800円~3,000円程度
比較的安価で、すぐに効果を実感しやすいのがメリットですが、床下に人が入れない構造の建物では施工が難しい場合があります。
また、薬剤の臭いが気になる方もいるかもしれません。
ベイト工法(毒餌剤設置工法)の料金相場
ベイト工法は、シロアリが好む餌(ベイト剤)が入った専用容器を建物の外周に設置し、それを食べたシロアリが巣に薬剤を持ち帰ることで、巣ごと根絶を目指す方法です。
薬剤を大量に散布しないため、小さなお子様やペットがいるご家庭、アレルギーが心配な方にも選ばれやすい工法です。
- 費用相場(建物の外周1mあたり):6,000円~9,000円程度
料金は坪数ではなく建物の外周の長さで計算されるのが一般的です。
巣ごと駆除できる可能性が高いという大きなメリットがありますが、効果が現れるまでに数ヶ月かかる場合があり、定期的なモニタリング(点検)が必要になるため、初期費用に加えて維持管理費が発生することもあります。
坪数別の料金相場
一般的な木造住宅における、バリア工法での駆除費用を坪数別にまとめました。
ご自宅の広さと照らし合わせて、大まかな予算を把握するための参考にしてください。
- 20坪(約66㎡)の住宅:12万円~20万円
- 30坪(約99㎡)の住宅:18万円~30万円
- 40坪(約132㎡)の住宅:24万円~40万円
上記の金額はあくまで目安です。被害の進行度合い、シロアリの種類(ヤマトシロアリかイエシロアリかなど)、建物の構造(鉄骨造か木造かなど)、追加の修繕工事の有無によって、最終的な金額は大きく変動します。
正確な費用は必ず現地調査の上で見積もりを出してもらいましょう。
シロアリ駆除の費用を安くする方法
決して安くはないシロアリ駆除費用。少しでも負担を減らすために、以下の3つの方法を実践することをおすすめします。
1. 複数の業者から相見積もりを取る
最も重要かつ効果的な方法が「相見積もり」です。
1社だけの見積もりでは、その金額が適正価格なのか判断できません。
必ず3社以上の業者から見積もりを取り、料金だけでなく、施工内容、使用する薬剤、保証期間、アフターサービスの内容を総合的に比較検討しましょう。
料金が極端に安い業者は、必要な工程を省いたり、保証がなかったりする可能性もあるため注意が必要です。
2. 不要なオプションサービスを断る
業者によっては、シロアリ駆除と合わせて床下換気扇の設置や調湿剤の散布といったオプションサービスを勧めてくることがあります。
もちろん、床下の湿気対策として有効な場合もありますが、必ずしもすべての住宅に必要なわけではありません。
その場で即決せず、本当に必要かどうかを冷静に判断し、不要であればはっきりと断りましょう。
3. 確定申告で「雑損控除」を利用する
シロアリによる被害の駆除費用は、確定申告をすることで「雑損控除」の対象となり、所得税が還付される可能性があります。
雑損控除は、災害や盗難、害虫による「異常な災害」によって資産に損害を受けた場合に適用されます。
シロアリ駆除費用を雑損控除として申請するには、業者から発行された領収書が必要になりますので、必ず保管しておきましょう。
シロアリ駆除業者に依頼する流れを5ステップで解説
信頼できるシロアリ駆除業者を見つけたら、実際に依頼を進めていきます。
問い合わせから作業完了まで、どのような流れで進むのか不安に思う方も多いでしょう。
ここでは、初めての方でも安心して依頼できるよう、一般的なシロアリ駆除の流れを5つのステップに分けて分かりやすく解説します。
ステップ1 無料相談と床下診断の申し込み
まずは、気になる業者に電話や公式サイトの問い合わせフォームから連絡を取ります。
この段階では、シロアリの被害状況(羽アリを見た、床がきしむなど)、建物の種類(木造一戸建て、マンションなど)、築年数といった情報を伝えられる範囲で伝えましょう。
多くの優良業者は、この時点での相談や概算見積もりを無料で行っています。
具体的な状況を把握するため、専門の調査員による「無料の床下診断」や「現地調査」を提案されることがほとんどです。
都合の良い日時を伝え、調査の予約を申し込みましょう。
ステップ2 現地調査と見積もりの提示
予約した日時に、業者の担当者が自宅を訪問し、専門的な調査を行います。
主に床下に入り、シロアリの生息状況、被害の範囲、侵入経路、建物の構造などを徹底的にチェックします。
調査時間は建物の広さにもよりますが、30分から1時間程度が目安です。調査後、撮影した写真などを見ながら現状の報告を受け、その結果に基づいた最適な駆除プランと詳細な見積書が提示されます。
このとき、どのような工法で駆除を行うのか、使用する薬剤の種類、作業範囲、保証内容、そして追加料金が発生する可能性の有無など、内訳についてもしっかりと説明を受け、不明な点はすべて質問して解消しておくことが重要です。
複数の業者から相見積もりを取ることで、料金やサービス内容を比較検討しやすくなります。
ステップ3 契約と施工日の調整
提示された見積もり内容や駆除プランに納得できたら、正式に契約を結びます。
契約書には、施工内容、金額、保証期間、アフターサービスの詳細、免責事項などが明記されています。
後々のトラブルを避けるためにも、契約書の内容は隅々まで確認し、少しでも疑問があれば担当者に確認してください。
契約が完了したら、実際に駆除作業を行う施工日を調整します。ご自身の都合や家族のスケジュールを考慮し、希望日を伝えましょう。
業者によっては、土日祝日の施工に対応している場合もあります。
ステップ4 駆除作業の実施
施工日当日、作業スタッフが訪問し、シロアリの駆除作業を開始します。
まず、薬剤が室内や家具に飛散しないよう、床や壁などを丁寧に養生します。
その後、床下を中心に薬剤を散布する「バリア工法」や、毒エサを設置する「ベイト工法」など、契約内容に沿った施工が行われます。
作業時間は、建物の規模や被害状況によって異なりますが、一般的には2時間から半日程度で完了します。作業中は基本的に立ち会いが必要ですが、業者によっては一部不在でも対応可能な場合がありますので、事前に確認しておくとスムーズです。
作業完了後には、どのような作業を行ったのか、担当者から報告を受けます。
ステップ5 支払いと保証書の発行
すべての作業が完了し、問題がないことを確認したら、料金を支払います。
支払い方法は業者によって異なり、現金、銀行振込、クレジットカードなどが利用できます。
契約時に支払い方法についても確認しておきましょう。そして、支払いと同時に必ず「保証書」を発行してもらいます。
保証書は、保証期間内にシロアリが再発した場合に無償で再施工を受けるために不可欠な重要書類です。
保証期間(一般的には5年間)、保証の対象範囲、定期点検の有無などをしっかりと確認し、大切に保管してください。
注意!悪質なシロアリ駆除業者の特徴と手口
シロアリ駆除を検討する際、最も避けたいのが悪質な業者とのトラブルです。
残念ながら、専門知識がない消費者の不安を煽り、高額な契約を結ばせようとする業者は存在します。
大切な住まいと資産を守るためにも、悪質業者の特徴と手口を事前に把握し、被害を未然に防ぎましょう。
悪質業者がよく使う危険な手口
悪質な業者は、巧妙な手口で契約を迫ってきます。
以下のようなケースには特に注意が必要です。
手口1:「無料点検」を口実にした突然の訪問販売
「近所で工事をしているので、ご挨拶がてら無料で床下を点検します」などと、突然訪問してくるケースです。
善意を装って床下に入り込み、「シロアリの被害がひどい」「このままでは家が倒れる」などと嘘の報告や大げさな表現で不安を煽り、高額な契約をその場で迫ります。
信頼できる業者は、基本的に飛び込み営業を行いません。
手口2:過度に不安を煽って契約を急がせる
撮影した床下の写真を見せながら、「柱がボロボロだ」「すぐに駆除しないと手遅れになる」といった言葉で恐怖心を植え付け、冷静に考える時間を与えずに契約を急がせます。
中には、持参したシロアリの死骸を置いて「被害の証拠だ」と見せる悪質なケースもあります。その場での即決は絶対に避けましょう。
手口3:「今だけ」の大幅な値引きで契約を迫る
「本日中に契約していただければ半額にします」「モニター価格で特別に安くします」など、魅力的な値引きを提示して契約を迫る手口です。
しかし、その多くは最初に不当に高い金額を提示しているだけで、実際には相場より高額な料金であることがほとんどです。
お得感に惑わされず、必ず複数の業者から相見積もりを取りましょう。
手口4:不要なオプション工事をしつこく勧める
シロアリ駆除とは直接関係のない、高額な「床下換気扇」や「床下調湿剤」の設置などを「シロアリ対策に必須」と偽って勧めてくるケースです。
もちろん、湿気対策が有効な場合もありますが、本当に必要かどうかを冷静に判断する必要があります。
不要な工事まで含めて高額な契約を結ばせようとする業者には注意が必要です。
こんな業者には要注意!悪質業者の5つの特徴
手口だけでなく、業者自体にも注意すべき特徴があります。
契約前に以下の点を確認してください。
- 会社情報が不明確:会社の所在地が曖昧だったり、連絡先が携帯電話の番号しかなかったりする業者は避けましょう。公式サイトがない、あっても情報が極端に少ない場合も注意が必要です。
- 見積書の内容が「一式」で詳細がない:「シロアリ駆除工事一式」のように、内訳が記載されていない大雑把な見積書を出す業者は危険です。使用する薬剤名、施工面積、単価、作業内容などが明記されているか確認しましょう。
- 契約を異常に急がせる:「他の業者に見積もりを取る時間はない」などと言って、考える余裕を与えずにその場での契約を強要する業者は悪質である可能性が高いです。
- 質問に対して曖昧な回答しかしない:施工方法や使用する薬剤の安全性、保証内容などについて質問した際に、明確な回答をせずはぐらかすような担当者は信用できません。
- 保証内容が不明確、または保証がない:施工後の保証制度が全くない、あるいは保証内容を書面で提示しない業者は避けましょう。万が一シロアリが再発した際に、適切な対応をしてもらえない可能性があります。
もし悪質業者と契約してしまったら?対処法と相談先
万が一、悪質な業者と契約してしまった場合でも、諦めずに適切な対処を取りましょう。
クーリング・オフ制度を利用する
訪問販売や電話勧誘販売で契約した場合、契約書面を受け取った日を含めて8日以内であれば、無条件で契約を解除できる「クーリング・オフ制度」を利用できます。
書面(ハガキなど)で業者に通知することで手続きが可能です。内容証明郵便で送付すると、通知した証拠が残るためより確実です。
消費生活センターに相談する
業者とのトラブルや契約内容に不安がある場合は、一人で悩まずに専門機関に相談しましょう。
全国どこからでも利用できる「消費者ホットライン188(いやや!)」に電話すると、最寄りの消費生活相談窓口を案内してくれます。
契約解除の方法や業者との交渉について、専門の相談員がアドバイスをしてくれます。
詳しくは国民生活センターのウェブサイトをご確認ください。
シロアリ駆除に関するよくある質問
シロアリ駆除を業者に依頼する際、多くの方が抱く疑問や不安についてまとめました。
契約前に不明点を解消し、安心して依頼するための参考にしてください。
駆除作業にかかる時間はどのくらいですか
一般的な木造戸建て住宅(建坪30坪程度)の場合、駆除作業にかかる時間はおよそ3時間から6時間が目安です。
ただし、建物の構造、被害の深刻度、採用する工法によって作業時間は変動します。
主な作業内容は、床下への入り口周辺の養生、薬剤の注入・散布、被害箇所への穿孔処理、木部処理、そして作業後の清掃と片付けです。
特に被害が広範囲に及んでいたり、床下のスペースが狭く作業がしにくい場合は、通常より時間がかかることがあります。
また、薬剤を散布する「バリア工法」ではなく、毒餌を設置する「ベイト工法」を選択した場合、初回は餌(ベイト剤)の設置作業で1〜2時間程度で完了しますが、その後はシロアリの巣が根絶されるまで数ヶ月から1年以上にわたり、定期的な点検が必要になります。
薬剤は子どもやペットに安全ですか
プロの駆除業者が使用する薬剤は、安全性が高く、人体やペットへの影響が少ないものが主流です。
現在、多くの業者で採用されているのは、公益社団法人日本しろあり対策協会が認定した薬剤です。
これらの薬剤は、人や犬・猫などの哺乳類に対する毒性が極めて低く、適切に使用すれば健康へのリスクはほとんどありません。
それでもご心配な場合は、事前に業者へ相談することをおすすめします。
アレルギー体質の方や化学物質に敏感な方がご家族にいる場合、その旨を伝えれば、より安全性の高い薬剤を選んだり、臭いの少ない薬剤を使用したりといった配慮をしてもらえます。また、薬剤を使わないベイト工法を提案してもらうことも可能です。
作業当日は、念のため作業中は外出する、しっかりと換気を行う、作業後数時間は床下収納などの開閉を避けるといった対策を取ると、より安心できるでしょう。
保証期間中にシロアリが再発した場合の対応は
多くの優良なシロアリ駆除業者は、施工後に5年間の長期保証を付けています。
この保証期間中に万が一シロアリが再発した場合は、無償で再施工を行うのが一般的です。
保証内容は業者によって異なりますが、主に以下の内容が含まれます。
- シロアリ再発時の無料再駆除
- 年1回程度の無料定期点検(アフターサービス)
- 被害が拡大した場合の修復費用の一部補償(損害賠償保険が付帯している場合)
ただし、保証が適用されるには条件があります。例えば、「施工した建物に増改築を行った場合」や「地震や水害などの天災によって新たな侵入経路ができた場合」などは保証の対象外となることがあります。
契約前には必ず保証書の内容を細かく確認し、保証の範囲、期間、免責事項について十分に理解しておくことが重要です。
火災保険はシロアリ駆除に適用されますか
残念ながら、原則として火災保険はシロアリ駆除やシロアリによる被害の修復には適用されません。
火災保険は、火災や風災、水災といった「突発的かつ偶然の事故」による損害を補償するものです。
シロアリの被害は、時間をかけて進行する「経年劣化」や「自然の消耗」と見なされるため、補償の対象外となります。
ただし、シロアリ駆除費用そのものではありませんが、所得税の「雑損控除」の対象になる可能性があります。
雑損控除とは、災害や盗難、害虫による被害など、予期せぬ損害を受けた場合に所得から一定額を控除できる制度です。
シロアリ駆除は「害虫による災害」として認められる場合があり、確定申告を行うことで税金が還付される可能性があります。
詳しくは、国税庁のウェブサイトを確認するか、最寄りの税務署にご相談ください。
まとめ
本記事では、2025年最新版としてプロが選ぶおすすめのシロアリ駆除業者ランキングと、失敗しないための業者の選び方を詳しく解説しました。
大切な住まいをシロアリ被害から守るためには、信頼できる業者を選ぶことが何よりも重要です。
どの業者に依頼すべきか迷ったら、全国対応で実績も豊富な「シロアリ110番」や、顧客満足度の高い「街角シロアリ駆除相談所」などを検討するのがおすすめです。
これらの業者は、無料の現地調査や見積もりに対応しているため、まずは気軽に相談してみると良いでしょう。
優良な業者を選ぶための結論として、本記事で紹介した7つのポイント、特に「公益社団法人日本しろあり対策協会の会員であるか」「5年以上の長期保証とアフターサービスがあるか」「見積もりの内訳が明確か」の3点は必ず確認してください。
複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなく担当者の対応やサービス内容を比較検討することが、費用を抑えつつ満足のいく駆除を実現する最善の方法です。
シロアリの被害は、放置すればするほど深刻化し、建物の資産価値を大きく損なう可能性があります。
「羽アリを見かけた」「床がきしむ」といったサインに気づいたら、手遅れになる前に専門家による無料診断を受け、早期対策を講じましょう。