
家に突然現れる蜘蛛に、どう対処すればいいかお困りではありませんか。
気持ち悪い蜘蛛を今すぐ退治したい、二度と巣を張らせたくない、でも子供やペットがいるから殺虫剤の安全性も気になる…そんな悩みをすべて解決します。
この記事では、室内・屋外、退治・予防といった状況に合わせた最適な蜘蛛撃退グッズを、専門家が厳選してご紹介。
結論として、効果的な蜘蛛対策は「使う場所(室内か屋外か)」と「目的(今すぐ退治か今後の予防か)」で選ぶべきグッズが全く異なります。
定番のスプレーから殺虫成分不使用のアイテム、置くだけの忌避剤まで、具体的なおすすめ商品を徹底比較し、グッズに頼らない根本的な予防策まで網羅的に解説。
もう蜘蛛に悩まないための完全ガイドです。
目次
まずは結論 状況別おすすめ蜘蛛撃退グッズ早見表
「家に蜘蛛が出て困っているけど、どのグッズを選べばいいかわからない…」そんなお悩みを抱えていませんか?蜘蛛対策グッズは種類が多く、場所や目的によって最適なものが異なります。
時間がない方のために、まずはあなたの状況に合わせたおすすめの蜘蛛撃退・退治グッズを早見表形式でご紹介します。
詳しい選び方や各商品の詳細は、この後の章でじっくり解説しますので、まずはご自身の状況に合うものを見つけてみてください。
【室内・目の前の蜘蛛】を今すぐ退治したい場合
室内で突然蜘蛛に遭遇し、とにかく今すぐ何とかしたい、という場面で最も頼りになるのがスプレータイプの殺虫剤です。
直接噴射することで、素早く確実に蜘蛛を退治できます。
特に、ジェット噴射で遠くまで届くタイプなら、高い天井や家具の隙間にいる蜘蛛にも対処しやすいでしょう。
一方で、殺虫成分の飛散が気になる方や、食品の近くなどで薬剤を使いたくない場合は、殺虫成分を含まない凍結スプレーがおすすめです。
マイナス数十度の冷気で蜘蛛の動きを瞬時に止め、駆除することができます。
薬剤不使用なので、お子様やペットがいるご家庭でも比較的安心して使用できるのが大きなメリットです。
- おすすめグッズ:殺虫スプレー、凍結スプレー
- 代表的な商品:アース製薬「クモの巣ジェット」、フマキラー「凍殺ジェット」
【室内全体】に潜む蜘蛛をまとめて駆除・予防したい場合
「一匹見たら他にもいるかも…」と不安な方や、部屋の隅や家具の裏に潜んでいるかもしれない蜘蛛をまとめて一掃したい場合には、くん煙剤(燻煙剤)が効果的です。
部屋の隅々まで有効成分が行き渡り、隠れた蜘蛛やそのエサとなる小さな虫まで駆除できます。
一度使用すれば、バリア効果で新たな蜘蛛の侵入を一定期間防ぐ予防効果も期待できるため、引っ越し時の害虫対策としても人気です。
ただし、使用前には火災報知器をカバーで覆ったり、ペットや植物を室外へ移動させたりといった準備が必要になります。使用方法をよく読んで正しくお使いください。
- おすすめグッズ:くん煙剤
- 代表的な商品:アース製薬「アースレッドW」
【屋外・巣の予防】を徹底したい場合
玄関やベランダ、窓の外、軒下などに蜘蛛の巣を張られて困っている場合は、屋外用の予防効果が高いスプレーが最適です。
これらのスプレーには、蜘蛛を駆除する殺虫成分に加え、蜘蛛が嫌がる忌避成分や、巣を張れなくするシリコンコーティング成分が含まれています。
撥水効果で雨にも強く、一度スプレーしておけば1ヶ月以上効果が持続する製品も多いため、定期的なメンテナンスで蜘蛛が寄り付かない環境を作ることができます。
また、玄関ドアや網戸、通気口など、ピンポイントで侵入を防ぎたい場所には、吊るしたり置いたりするタイプの忌避剤も手軽で効果的です。
- おすすめグッズ:予防・忌避効果のある屋外用スプレー、設置型忌避剤
- 代表的な商品:アース製薬「クモの巣消滅ジェット」
【子供・ペットがいる家庭】で安全性を重視したい場合
小さなお子様やペットがいるご家庭では、殺虫剤の使用に抵抗があるかもしれません。
そんな時は、殺虫成分を一切使用していないグッズを選びましょう。
前述の「凍殺ジェット」のような凍結タイプのスプレーは、薬剤を使わずに蜘蛛を駆除できるため、室内での使用にも安心です。
また、予防策としては、ハッカ油やヒノキなど、蜘蛛が嫌う天然由来の成分を使用した忌避スプレーもおすすめです。
化学合成の殺虫成分を含まないため、床や壁、網戸などに気軽に使用できます。
即効性や持続性は殺虫剤に劣る場合がありますが、こまめに使用することで蜘蛛を遠ざける効果が期待できます。
- おすすめグッズ:凍結スプレー、天然成分由来の忌避スプレー
- 代表的な商品:フマキラー「凍殺ジェット」、各種天然ハーブ系スプレー
蜘蛛の撃退・退治グッズの基本的な選び方
蜘蛛の撃退・退治グッズは、スプレータイプから置き型まで多種多様です。
しかし、「どれを選べばいいかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
効果的に蜘蛛対策を行うためには、ご自身の状況に合ったグッズを選ぶことが何よりも重要です。
ここでは、蜘蛛の撃退・退治グッズを選ぶ際に押さえておきたい3つの基本的なポイントを解説します。
この選び方をマスターすれば、数ある商品の中から最適な一品を見つけられるはずです。
場所で選ぶ 室内か屋外か
蜘蛛対策グッズを選ぶ上で最も基本的なのが、「どこで使うか」という視点です。
室内と屋外では、求められる性能や注意点が大きく異なります。
室内で使用する場合は、人やペットへの安全性、薬剤の匂い、家具や床への影響を考慮する必要があります。
例えば、リビングや寝室など、人が長時間過ごす空間では、殺虫成分を含まない凍結スプレーや粘着タイプの捕獲器が安心です。
キッチン周りでの使用も想定するなら、食品にかからないよう特に注意が必要です。
部屋全体の蜘蛛や隠れた害虫を一網打尽にしたい場合は、くん煙剤も有効な選択肢ですが、使用中は部屋を密閉し、人やペット、植物などを室外へ避難させる必要があります。
一方、屋外(庭、ベランダ、玄関、外壁など)で使用するグッズは、雨や風に強く、効果が長持ちする耐久性が求められます。
特に蜘蛛の巣対策としては、撥水成分を配合し、巣を張らせない効果を謳った予防スプレーが効果的です。
玄関灯や窓サッシの周りなど、蜘蛛が侵入しやすい場所に予めスプレーしておくことで、家の中への侵入を防ぎます。
また、ベランダや玄関先には、吊るすタイプや置くタイプの忌避剤を設置するのも手軽で効果的な予防策となります。
目的で選ぶ 今すぐ退治か今後の予防か
次に考えるべきは、「何のためにグッズを使うか」という目的です。
目の前の蜘蛛をすぐに何とかしたいのか、それとも今後蜘蛛が現れないように予防したいのかによって、選ぶべきグッズは変わってきます。
目の前に現れた蜘蛛を「今すぐ退治」したい場合には、即効性の高いグッズが必須です。
代表的なのは、殺虫成分を含んだエアゾールタイプのスプレーです。蜘蛛に直接噴射することで、素早く動きを止めて駆除できます。
殺虫剤に抵抗がある場合は、マイナス数十度の冷気で蜘蛛を瞬間的に凍らせて動きを止める凍結スプレーがおすすめです。
こちらも即効性が高く、殺虫成分ゼロなので室内でも比較的安心して使用できます。
蜘蛛を寄せ付けない「今後の予防」を主な目的とする場合は、忌避効果や残効性(効果の持続性)に優れたグッズを選びましょう。
蜘蛛が嫌がる成分を配合した忌避スプレーを、窓のサッシや網戸、玄関ドアの周辺、換気口など、蜘蛛の侵入経路となりそうな場所に予め吹き付けておくことで、蜘蛛の侵入を未然に防ぎます。
効果の持続期間は商品によって異なりますが、数ヶ月間効果が続くものもあります。
また、玄関やベランダに吊るしたり置いたりするだけで広範囲をカバーできる忌避剤も、手軽な予防策として人気です。
安全性で選ぶ 子供やペットがいる家庭向けのグッズ
小さなお子様やペット(犬、猫、小動物、観賞魚など)がいるご家庭では、グッズの安全性が最も気になるポイントでしょう。
化学合成された殺虫成分の使用は、できるだけ避けたいと考えるのが自然です。
殺虫成分を使わずに蜘蛛を退治・撃退したい場合、最もおすすめなのが「凍結スプレー」です。
化学薬品ではなく、強力な冷気で蜘蛛の動きを止める物理的な方法なので、薬剤の吸い込みや付着の心配がありません。
床や壁に薬剤が残らないため、お子様がハイハイする床や、ペットが歩き回る場所でも安心して使えます。
また、ハッカ油やユーカリ油といった天然由来の成分を利用した忌避スプレーも選択肢の一つです。
これらは蜘蛛が嫌う自然の香りを利用して寄せ付けないようにするもので、化学合成殺虫成分は含まれていません。
ただし、ペット、特に猫は特定のハーブの成分を分解できないことがあるため、天然成分だからといって無条件に安全とは限りません。
使用する際は、ペットに影響がないか少量から試す、あるいはかかりつけの獣医師に相談するとより安心です。
もし殺虫剤を使用する必要がある場合は、その成分を理解しておくことが重要です。
多くの家庭用殺虫剤に含まれる「ピレスロイド系」という成分は、哺乳類や鳥類には比較的安全性が高いとされていますが、魚類や両生類、昆虫には非常に強い毒性を示します。
水槽や昆虫の飼育ケースの近くでは絶対に使用しないでください。
使用する際は、お子様やペットを別の部屋に移動させ、使用後は十分に換気することを徹底しましょう。
【室内向け】おすすめの蜘蛛撃退・退治グッズ5選
家の中で蜘蛛を見つけたとき、多くの人が恐怖や不快感を覚えるでしょう。
特に、素早い動きや予測不能な出現はパニックの原因にもなりかねません。
この章では、室内で蜘蛛に遭遇した際に役立つ、おすすめの撃退・退治グッズを目的別に5つ厳選してご紹介します。
「とにかく今すぐ目の前の蜘蛛をなんとかしたい」「殺虫成分は使いたくない」「部屋に隠れている蜘蛛もまとめて駆除したい」といった、さまざまな状況に対応できるアイテムを揃えました。
目の前の蜘蛛を今すぐ退治するスプレータイプのグッズ
室内で蜘蛛を発見した際に最も手軽で即効性が期待できるのが、スプレータイプの殺虫剤です。蜘蛛に直接噴射することで、素早く動きを止めて駆除できます。遠くから狙えるため、蜘蛛に近づきたくない方にも最適です。
ここでは、代表的な2つの製品をご紹介します。
アース製薬 クモの巣ジェット
「クモの巣ジェット」という名称の製品は他社から販売されていますが、アース製薬の蜘蛛対策スプレーとしては「クモの巣消滅ジェット」が有名です。
こちらは主に屋外での巣作り予防を目的とした製品ですが、直接噴射による駆除効果も備えています。
ただし、強力なジェット噴射と屋外使用を想定した成分のため、室内での使用は換気を十分に行うなど注意が必要です。
もし室内で目の前の蜘蛛を確実に退治したい場合は、同じアース製薬の「アースジェット プロプレミアム」がおすすめです。
こちらは蜘蛛を含むさまざまな害虫に効果があり、パワフルな噴射で素早い蜘蛛の動きにも対応できます。
フマキラー クモフマキラー
フマキラーの「クモフマキラー」は、蜘蛛の駆除に特化したスプレーです。
速効殺虫成分「イミプロトリン」を配合しており、嫌な蜘蛛を瞬時にノックダウンさせます。
また、スプレーした場所に蜘蛛が巣を張るのを防ぐ予防効果が約1ヶ月持続するのも大きな特長です。
シリコーンコートの効果で、スプレーした面が撥水性になり、蜘蛛が寄り付きにくくなります。
ベタつきや跡残りが少ない処方なので、室内でも使いやすいのが嬉しいポイント。
目の前の蜘蛛を退治しつつ、再発予防もしたい方におすすめの1本です。
殺虫成分不使用で安心な凍結・粘着タイプの退治グッズ
小さなお子様やペットがいるご家庭では、殺虫成分の使用に抵抗があるかもしれません。
また、キッチンや食卓の近くで蜘蛛を見つけた場合も、薬剤を噴射するのは避けたいものです。
そんな時に活躍するのが、殺虫成分を一切使用しない物理的な退治グッズです。ここでは、安心して使える凍結タイプのスプレーをご紹介します。
フマキラー 凍殺ジェット
「凍殺ジェット」は、マイナス85℃の超低温ガスを噴射して、害虫を瞬間的に凍らせて動きを止める画期的な製品です。
殺虫成分を含んでいないため、お子様やペットのいるリビング、食品を扱うキッチン周りでも安心して使用できます。
使用後に殺虫成分が残る心配がなく、ニオイやベタつきも一切ありません。
ただし、冷却効果で動きを止める仕組みなので、アシダカグモのような大型の蜘蛛には一度のスプレーでは効きにくい場合があります。
確実に仕留めるためには、数秒間しっかりと噴射し続ける必要があります。
部屋全体の蜘蛛をまとめて退治するくん煙剤
「一匹見つけたら他にもいるかもしれない」という不安を解消したいなら、くん煙剤が最適です。
家具の裏や天井、エアコンの内部など、普段目の届かない場所に隠れている蜘蛛や、そのエサとなるゴキブリやダニなどの害虫も部屋ごと一掃できます。
使用には準備と時間が必要ですが、総合的な害虫対策として非常に効果的です。
アース製薬 アースレッドW
「アースレッドW」は、水を使って有効成分を拡散させるタイプのくん煙剤です。
煙が少なく、使用中のニオイも抑えられているため、マンションやアパートなどの集合住宅でも使いやすいのが特徴です。
ミクロの殺虫成分が部屋の隅々まで行き渡り、蜘蛛はもちろん、ゴキブリ、イエダニ、ノミといった様々な害虫をまとめて駆除します。
蜘蛛のエサとなる虫がいなくなることで、結果的に蜘蛛が住み着きにくい環境を作ることにも繋がります。
ご使用の際は、火災報知器にカバーをかけ、ペットや観葉植物を室外に移動させるなどの準備が必要です。
【屋外向け】おすすめの蜘蛛撃退・退治グッズ4選
屋外の蜘蛛対策は、室内とは異なり「巣を張らせない予防」が中心となります。
玄関やベランダ、庭、外壁などは雨風にさらされるため、効果が長持ちし、広範囲をカバーできるグッズを選ぶことが重要です。
ここでは、屋外での蜘蛛対策に特化したおすすめのグッズを、タイプ別に詳しくご紹介します。
巣を張らせない予防効果の高いスプレータイプのグッズ
屋外の蜘蛛対策で最も効果的なのが、蜘蛛が巣を張るのを防ぐスプレーです。
直接蜘蛛を退治する殺虫効果に加え、撥水成分などで蜘蛛が嫌がる環境を作り出し、長期間にわたって巣作りを予防します。
軒下やガレージ、窓のサッシなど、蜘蛛が巣を作りやすい場所に予めスプレーしておきましょう。
アース製薬 クモの巣消滅ジェット
屋外の蜘蛛対策スプレーとして、絶大な人気と信頼を誇る定番商品です。その特徴は、蜘蛛を直接駆除する殺虫効果と、巣作りを防ぐ優れた予防効果を両立している点にあります。
- 強力なジェット噴射: 手が届きにくい軒下や高い場所の蜘蛛、クモの巣も簡単に除去できます。
- 撥水成分シリコンコート: スプレーした場所に強力な撥水コーティングを施し、蜘蛛が糸を張るのを物理的に防ぎます。雨にも強く、効果が長期間持続します(メーカーによると効果は約3ヶ月持続)。
- 速効性: 直接スプレーすれば、セアカゴケグモなどの危険な蜘蛛も素早く退治できます。
玄関灯や自動販売機など、光に集まる虫を捕食するために蜘蛛が現れやすい場所にも効果的です。定期的にスプレーしておくことで、見た目の不快感だけでなく、蜘蛛のエサとなる虫が寄り付くのも防ぐ二次的な効果も期待できます。
金鳥(KINCHO) クモ用ハンター
こちらも強力な蜘蛛対策スプレーとして知られる商品です。速効殺虫成分「イミプロトリン」を配合しており、目の前の蜘蛛を素早くノックダウンさせます。
- W(ダブル)の予防効果: 蜘蛛が巣を張るのを防ぐ「造網阻止成分」と、表面に付着した薬剤に蜘蛛が触れることで効果を発揮する「持続殺虫成分」のダブルの効果で、約1ヶ月間巣作りを予防します。
- ワイド&スポット噴射: ノズルの切り替えにより、広い範囲への噴霧と、狙った場所への集中噴射を使い分けることができ、様々なシチュエーションに対応可能です。
「クモの巣消滅ジェット」に比べて持続期間は短い傾向にありますが、速効性が高く、噴射タイプを切り替えられる利便性があります。
蜘蛛の発生状況や使用場所に応じて使い分けるのがおすすめです。
玄関やベランダに置くだけ・吊るすだけの忌避グッズ
スプレーの散布に抵抗がある方や、より手軽に対策したい場合には、置いたり吊るしたりするタイプの忌避グッズが便利です。
薬剤を直接吸い込む心配が少なく、玄関ドアや物干し竿、室外機周りなど、ピンポイントで虫を寄せ付けたくない場所に最適です。
金鳥(KINCHO) 虫コナーズ プレートタイプN
吊るすだけの手軽な虫よけとしてお馴染みの商品ですが、蜘蛛にも効果を発揮します。メッシュ状のプレートに練り込まれた薬剤が常温で揮散し、ベランダや玄関周りに目に見えないバリアを張って蜘蛛などの不快な害虫を寄せ付けません。
- 手軽さ: 袋から出して玄関ドアや物干し竿に吊るすだけで、長期間(250日用や366日用など)効果が持続します。
- 耐候性: 雨に濡れたり、日光に当たったりしても薬剤の揮散量が変わらない設計になっており、屋外での使用に適しています。
ただし、殺虫効果はなく、あくまで飛来する虫を「寄せ付けにくくする」ためのグッズです。
既に巣がある場合は、スプレーなどで除去してから設置するとより効果的です。
SHIMADA プロバスター 蜘蛛用 忌避剤
化学殺虫成分を使いたくない場所におすすめなのが、天然成分を主原料とした置き型の忌避剤です。
ハッカ油などの蜘蛛が嫌う天然由来のニオイ成分を利用して、蜘蛛を遠ざけます。
- 安全性: 天然成分が主体のため、小さなお子様やペットがいるご家庭の庭先、家庭菜園の近くなどでも比較的安心して使用できます。
- 耐雨性: 固形タイプなので雨に強く、屋外の物置やガレージ、床下換気口の近くなど、様々な場所に設置可能です。
効果の範囲は比較的狭いため、蜘蛛の侵入経路となりそうな場所に複数個設置するのがポイントです。
効果持続期間は約2ヶ月で、香りが弱くなったら交換のサインです。
殺虫剤のような即効性はありませんが、蜘蛛が住みにくい環境を穏やかに作り出すことができます。
グッズだけじゃない 蜘蛛を寄せ付けないための予防策
蜘蛛の撃退・退治グッズは非常に効果的ですが、それと同時に蜘蛛が家に寄り付かない環境を作ることが根本的な解決策となります。
一度退治しても、蜘蛛が住みやすい環境のままでは再び発生してしまう可能性があります。
ここでは、グッズの使用と並行して行いたい、蜘蛛を寄せ付けないための予防策を3つのポイントに分けて詳しく解説します。
蜘蛛の侵入経路を物理的に塞ぐ
家の中にいる蜘蛛の多くは、屋外から侵入してきたものです。
まずは、蜘蛛が家の中に入ってくる小さな隙間や通り道を徹底的に塞ぎましょう。
蜘蛛は非常に小さな隙間からでも侵入できますので、以下の場所を重点的にチェックしてみてください。
主な侵入経路と対策
- 窓やドアの隙間:経年劣化で歪みが生じたり、パッキンが摩耗したりすると隙間ができます。隙間テープを貼ることで、蜘蛛だけでなく他の小さな虫の侵入も防ぐことができます。
- 網戸の破れや隙間:網戸に穴や破れがある場合は、補修シールで修繕するか、新しいものに張り替えましょう。また、網戸と窓枠の間に隙間ができていないかも確認し、必要であれば調整します。
- 換気扇や通気口:換気扇や24時間換気の通気口は、外と直接つながっているため絶好の侵入経路です。専用のフィルターや防虫ネットを取り付けることで、空気の流れを妨げずに虫の侵入を防げます。
- エアコンの配管周り:エアコンの配管が壁を貫通する部分には、しばしば隙間が空いています。この隙間をエアコン用のパテでしっかりと埋めることで、侵入を防ぎます。また、室外機のドレンホースの先端から侵入することもあるため、専用の防虫キャップを取り付けるのがおすすめです。
- 壁のひび割れ:外壁や基礎部分にひび割れ(クラック)がある場合も、補修用のコーキング剤などで塞いでおきましょう。
これらの対策は、蜘蛛だけでなくゴキブリやカメムシといった他の害虫の侵入防止にもつながるため、ぜひ実践してみてください。
蜘蛛のエサとなる虫を駆除する
蜘蛛が家の中に侵入し、住み着いてしまう最大の理由は「エサが豊富にあるから」です。
蜘蛛は、ハエやコバエ、ダニ、ゴキブリの幼虫、アリなど、さまざまな小さな虫を捕食します。
つまり、これらの害虫を家から駆除することが、結果的に蜘蛛の予防に直結するのです。
まずは、蜘蛛のエサとなる虫の発生源を断つことが重要です。例えば、キッチンでは生ゴミをこまめに密閉して捨て、排水口のぬめりを掃除することでコバエの発生を抑えられます。
また、食べかすやホコリはダニやゴキブリのエサになるため、家全体を清潔に保つことが基本です。
すでに他の害虫が発生している場合は、それぞれの虫に合った殺虫剤や捕獲器を使用して駆除しましょう。
くん煙剤を使えば、部屋全体の隠れた害虫を一網打尽にできるため、蜘蛛のエサを根本からなくすのに効果的です。
エサがなくなれば、蜘蛛はエサを求めて他の場所へ移動するか、新たに侵入してくる可能性が低くなります。
こまめな掃除で蜘蛛の巣を作らせない
蜘蛛は、人や物の動きが少なく、静かで隠れやすい場所に巣を張る習性があります。
そのため、こまめに掃除を行い、蜘蛛にとって居心地の悪い環境を作ることが効果的な予防策となります。
特に、以下の場所は蜘蛛が巣を張りやすいので、重点的に掃除しましょう。
- 部屋の隅や天井の角
- 家具の裏や下
- 窓枠やサッシの周辺
- 本棚やクローゼットの中
- 普段あまり動かさない観葉植物の周り
掃除機をかける際は、床だけでなく壁際や天井の隅までノズルを伸ばしてホコリや巣を吸い取るようにしましょう。
手の届きにくい場所は、柄の長いほうきやハンディモップを使うと簡単に掃除できます。
もし蜘蛛の巣を見つけたら、放置せずにすぐに取り除くことが大切です。
巣を放置すると、そこを拠点に蜘蛛が活動し、やがて卵を産み付けて繁殖する可能性があります。
蜘蛛の卵は「卵のう(らんのう)」と呼ばれる白い袋状のもので覆われています。
巣を取り除く際は、この卵のうも一緒に除去するようにしてください。
巣を頻繁に取り除かれる場所を蜘蛛は嫌うため、定期的な掃除は非常に有効な予防策と言えます。
蜘蛛の撃退グッズに関するよくある質問
蜘蛛の撃退グッズを探していると、「そもそも家にいる蜘蛛は退治すべき?」「殺虫剤は使いたくないんだけど…」といった様々な疑問が浮かんでくるのではないでしょうか。
ここでは、蜘蛛の撃退に関するよくある質問にお答えします。
正しい知識を身につけて、安心して蜘蛛対策を行いましょう。
家に出る蜘蛛は退治したほうがいいの?
結論から言うと、「不快に感じるなら退治しても問題ない」というのが答えです。
日本の家屋でよく見かけるアシダカグモやハエトリグモ、イエユウレイグモといった蜘蛛のほとんどは、人間に直接的な害を与えることはありません。
むしろ、ゴキブリやハエ、ダニなどの害虫を捕食してくれる「益虫」としての側面が強い生き物です。
特にアシダカグモは「ゴキブリハンター」として知られ、一晩で多くのゴキブリを捕食すると言われています。
そのため、蜘蛛がいる家は、そのエサとなる害虫が少ない環境であるとも考えられます。
彼らがいることで、殺虫剤を使わずに他の害虫を減らせるというメリットがあるのです。
しかし、蜘蛛の見た目がどうしても苦手な方や、部屋の隅に張られた巣が気になる方も多いでしょう。
蜘蛛の巣はホコリや汚れが溜まりやすく、アレルギーの原因になる可能性も指摘されています。
益虫であると理解していても、生理的な嫌悪感や衛生面での不安を感じながら無理に共存する必要はありません。
ご自身の快適な生活を優先し、不快であれば本記事で紹介しているグッズなどを使って適切に退治・駆除しましょう。
殺虫剤を使わないで蜘蛛を撃退する方法は?
小さなお子様やペットがいるご家庭、あるいは化学物質に過敏な方など、殺虫成分の使用を避けたいケースは少なくありません。
殺虫剤を使わずに蜘蛛を対策する方法はいくつかあります。
一つ目は、蜘蛛が嫌う匂いを利用した「忌避スプレー」を自作する方法です。
蜘蛛はハッカ(ミント)や柑橘系の香りを嫌う性質があります。
スプレーボトルに無水エタノール10mlとハッカ油を20滴ほど入れてよく混ぜ、さらに精製水90mlを加えて混ぜ合わせれば、手軽なハッカ油スプレーが完成します。
これを蜘蛛が出やすい窓のサッシや網戸、玄関周りなどに吹きかけておくと、侵入予防に繋がります。
二つ目は、物理的に捕獲して外に逃がす方法です。
目の前に現れた蜘蛛をティッシュや新聞紙で直接掴むのに抵抗がある場合は、ほうきとちりとりでそっと誘導したり、柄の長い虫取り網を使ったりするのがおすすめです。
捕獲した後は、家の外の離れた場所に放しましょう。
また、掃除機で吸い込んでしまうという手もありますが、これはあまり推奨できません。
掃除機の中で蜘蛛が生き延びていたり、死骸が内部で腐敗して悪臭やダニの原因になったりする可能性があるためです。
もし吸い込んでしまった場合は、速やかに紙パックごと捨てるようにしましょう。
危険な蜘蛛の見分け方と対処法
日本に生息する蜘蛛のほとんどは無害ですが、ごく一部に毒を持ち、注意が必要な種類が存在します。
特に知っておくべき代表的な蜘蛛とその対処法を解説します。
セアカゴケグモ
特定外来生物に指定されている毒蜘蛛です。
メスは体長約1cmで、全体的に光沢のある黒色、腹部の背面にひし形を2つ並べたような形の赤い模様があるのが最大の特徴です。
オスはメスより小さく、毒性も弱いとされています。
側溝の蓋の裏や、公園のベンチの下、自動販売機やエアコン室外機の裏側など、日当たりの良い暖かい場所の隙間や窪みに不規則な形の巣を作ります。
攻撃性はありませんが、巣に触れるなどして驚かせると咬まれることがあります。
カバキコマチグモ
日本に昔から生息する在来種で、国内では最も毒性が強いとされる蜘蛛の一つです。
体長は1cm~1.5cmほどで、体は黄褐色や橙赤色をしています。
主にススキなどのイネ科の植物が生い茂る草地に生息し、葉を巻いて巣を作ります。
夏から秋にかけて活動が活発になり、草刈りなどの際に巣を壊してしまい、咬まれる被害が発生することがあります。
危険な蜘蛛を見つけた・咬まれた場合の対処法
セアカゴケグモなどの毒蜘蛛と思われる個体を見つけた場合は、絶対に素手で触ったり捕まえたりしないでください。
駆除する際は、市販の家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を噴射するのが有効です。
駆除した上で、お住まいの自治体の保健所や環境課などに連絡し、指示を仰ぎましょう。詳しい情報は環境省のパンフレットなどで確認できます。
万が一、毒蜘蛛に咬まれてしまった場合は、パニックにならずに落ち着いて対処することが重要です。
まず、咬まれた部分をすぐに水道水などのきれいな水でよく洗い流してください。
その後、できるだけ早く皮膚科や外科などの医療機関を受診しましょう。
咬んだ蜘蛛の種類がわかると治療がスムーズになるため、可能であれば殺した蜘蛛を病院に持参するか、スマートフォンのカメラで撮影しておくと役立ちます。
まとめ
この記事では、室内・屋外の場所や目的に合わせた蜘蛛の撃退・退治グッズの選び方から、効果的な予防策までを網羅的に解説しました。
蜘蛛の対策で最も重要な結論は、目の前の蜘蛛を退治するだけでなく、蜘蛛が住みにくい環境を作るための予防策を組み合わせることです。
蜘蛛の撃退グッズを選ぶ際は、「場所(室内か屋外か)」「目的(今すぐ退治か予防か)」「安全性(子供やペットの有無)」の3つのポイントを基準にしましょう。
室内で今すぐ退治したい場合は殺虫スプレーや凍結スプレー、屋外で巣を張らせたくない場合は予防効果のあるスプレーが効果的です。
また、グッズの使用と並行して、蜘蛛のエサとなる害虫を駆除したり、侵入経路を塞いだり、こまめな掃除で巣を作らせないようにしたりといった根本的な予防策を実践することが、長期的に蜘蛛を寄せ付けないための鍵となります。
本記事で紹介したおすすめグッズや予防法を参考に、ご自身の状況に最適な対策を見つけ、不快な蜘蛛のいない快適な生活空間を手に入れてください。