
秋になるとどこからともなく現れ、不快な臭いで私たちを悩ませるカメムシ。
「家の中で見つけてしまった」「洗濯物についていて困る」「そもそも一匹も家に入れたくない」など、カメムシに関する悩みは尽きません。
この記事では、そんなカメムシの悩みを根本から解決するため、数ある駆除・撃退グッズの中から本当に効果のある最強アイテムをプロの視点で厳選しました。
室内・屋外・予防といったシーン別に、即効性のある駆除スプレーから、侵入を防ぐ忌避剤、臭いを出さずに捕獲する便利グッズまで、あなたの状況に最適な対策が必ず見つかります。
結論として、カメムシ対策を完璧にするには「発生場所に応じた駆除グッズの使い分け」と「侵入経路を塞ぐ徹底した予防」の組み合わせが最も重要です。
本記事を参考に、もうカメムシに悩まされない快適な暮らしを手に入れましょう。
目次
【室内での対策】カメムシを家の中で見つけた時の駆除グッズ
秋口になると、どこからともなく家の中に侵入してくるカメムシ。
「プーン」という独特の悪臭を放つため、見つけた瞬間にどう対処すべきか悩んでしまいますよね。
刺激を与えると強烈な臭いを出すため、ティッシュで潰すのは絶対にNGです。
この章では、室内でカメムシに遭遇してしまった際に、臭いを出さずに安全かつ確実に駆除するためのグッズと、そもそも家の中に入れないための予防グッズを詳しく解説します。
今すぐ目の前のカメムシを駆除する最強グッズ
壁やカーテンにとまっているカメムシを発見!そんな一刻を争う状況で役立つのが、即効性のある駆除グッズです。
殺虫剤のニオイや成分が気になる方でも安心して使えるアイテムを中心に紹介します。
カメムシキンチョール
目の前のカメムシを臭いを出させずに駆除するなら、スプレーが最もおすすめです。
中でも「カメムシキンチョール」などの専用商品は、マイナス数十度の冷気でカメムシの動きを瞬時に止め、悪臭を放つ暇を与えません。
殺虫成分を使用していないため、お子様やペットがいるご家庭のリビングや寝室でも安心して使用できるのが最大のメリット。
薬剤特有のベタつきやニオイ残りもないので、壁や天井、カーテンにとまったカメムシにも躊躇なく噴射できます。
凍って動かなくなったカメムシを、ティッシュなどでそっと包んで処分すれば完了です。
一家に一本常備しておくと、いざという時に心強い味方になります。
カメムシを臭いなく捕獲する便利グッズ
スプレーを使いたくない、あるいは切らしてしまったという場合には、物理的に捕獲する方法が有効です。
家庭にあるもので手軽にできる方法として、ガムテープや粘着テープが挙げられます。
カメムシの背後からそっとテープを貼り付け、羽や体を粘着させて動きを封じ込めます。
この時、強く押し付けすぎるとカメムシが驚いて臭いを出す可能性があるので、優しく貼り付けるのがコツです。
捕獲後はテープを二つ折りにして、臭いが漏れないようにして捨てましょう。
また、空のペットボトルも簡易的な捕獲器になります。
カメムシの下にペットボトルの口を構え、壁やカーテンを軽く指で弾くなどして、カメムシをボトルの中に落とします。
一度入ると自力で出てくるのは難しく、フタをすれば安全に屋外へ逃がしたり、中に食器用洗剤を数滴入れた水を入れておけば窒息させて駆除したりすることも可能です。
室内への侵入を防ぐおすすめ予防グッズ
カメムシとの遭遇を避けるためには、駆除だけでなく「侵入させない」予防策が何よりも重要です。
カメムシが嫌う成分を利用して、窓や玄関からの侵入を未然に防ぎましょう。
天然ハッカ油スプレー
カメムシは、ミント系のスーッとした香りを非常に嫌います。
この習性を利用したのが天然ハッカ油スプレーです。天然成分由来のため、化学合成された殺虫剤に抵抗がある方や、小さなお子様がいるご家庭でも安心して使用できます。
市販されているハッカ油スプレーを網戸や窓サッシ、玄関ドアの周辺、換気口など、カメムシが侵入してきそうな場所に吹き付けておくだけで、高い忌避効果が期待できます。
効果は永続的ではないため、1週間に1〜2回程度、定期的にスプレーするのがおすすめです。
爽やかな香りなので、お部屋の芳香剤代わりとしても活用できます。
窓サッシ用の忌避テープ
スプレーを定期的に散布するのが手間に感じる方には、貼るだけで効果が持続する忌避テープが便利です。
「虫よけテープ」などの商品名で販売されており、カメムシが嫌う薬剤が練り込まれています。
これを窓のサッシや網戸の枠、ドアの隙間などに貼り付けておくだけで、カメムシが寄り付かなくなります。
テープ自体が物理的な隙間を埋める役割も果たしてくれるため、忌避効果と侵入防止のダブルの効果が期待できます。
製品にもよりますが、効果は数ヶ月持続するものが多く、一度貼ればシーズンを通してカメムシの侵入リスクを大幅に減らすことができます。
【屋外での対策】ベランダ・洗濯物のカメムシ撃退グッズ
家の中でカメムシを見つけるのも嫌ですが、そもそも家に侵入させないためには屋外での対策が非常に重要です。
特に、カメムシの飛来地となりやすいベランダや網戸、そして気づかぬうちに付着してしまう洗濯物への対策は欠かせません。
秋口になると、越冬場所を求めて外壁に大量発生するケースもあり、それぞれの状況に応じた適切な撃退グッズを選ぶ必要があります。
ここでは、屋外の様々なシチュエーションで活躍するカメムシ駆除・撃退グッズを詳しくご紹介します。
ベランダや網戸に使えるカメムシ撃退グッズ
ベランダや網戸は、カメムシが室内へ侵入するための主要なルートです。
暖かく日当たりの良い場所を好むため、休憩場所として集まってくることも少なくありません。
ここにカメムシを寄せ付けないようにすることが、家の中を平和に保つための第一歩と言えるでしょう。
手軽に使えるスプレータイプや、長期間効果が持続する吊り下げタイプを上手に活用しましょう。
虫こないアース 網戸・窓ガラス用
アース製薬から販売されている「虫こないアース 網戸・窓ガラス用」は、屋外対策の定番グッズです。
網戸や窓ガラスにスプレーするだけで、殺虫成分と忌避成分を含んだコーティングが形成され、カメムシをはじめとする不快な害虫を寄せ付けません。
撥水成分が配合されているため雨にも強く、効果が約3ヶ月持続する点も大きな魅力です。
スプレー後も窓の透明度は変わらず、汚れが付着しにくくなる効果も期待できます。
カメムシが飛来し始める少し前の時期にスプレーしておけば、シーズンを通して快適に過ごせるでしょう。
カメムシいやよー 吊るすタイプ
薬剤の噴霧に抵抗がある方や、より手軽な対策を求める方におすすめなのが、家庭化学工業の「カメムシいやよー」です。
これは、カメムシが嫌がる天然由来の成分をマイクロカプセルに閉じ込めた忌避剤で、袋から取り出して物干し竿やベランダの手すり、軒下などに吊るすだけで効果を発揮します。
効果は約2ヶ月持続し、雨に濡れても成分が流出しにくい構造になっています。
火や電気を使わないため安全性が高く、ペットやお子様がいるご家庭でも安心して使用できるのが嬉しいポイントです。
見た目もシンプルなため、景観を損なわずに設置できます。
洗濯物をカメムシから守るための対策グッズ
天気の良い日に外干しした洗濯物を取り込んだら、カメムシがついていた…という経験は、多くの方が最も避けたい事態ではないでしょうか。
特に白いシャツやシーツはカメムシを引き寄せやすいと言われています。
洗濯物専用の忌避グッズは多くありませんが、周辺の環境を整えることで付着リスクを大幅に減らすことが可能です。
まず、前述した「虫こないアース」などを網戸や窓枠に、「カメムシいやよー」を物干し竿の近くに設置し、カメムシが寄り付きにくい空間を作りましょう。
さらに、天然成分で対策したい場合は、ハッカ油スプレーを自作し、物干し竿や洗濯ネットに軽く吹きかけておくのも効果的です。
ただし、洗濯物自体に直接スプレーするとシミになる可能性があるため注意してください。
そして最も基本的な対策として、洗濯物を取り込む際には一枚ずつ丁寧に振り、カメムシが潜んでいないか確認する習慣をつけましょう。
外壁に大量発生したカメムシの駆除方法
秋が深まる10月〜11月頃、建物の南側や西側など、日当たりの良い暖かい外壁にカメムシがびっしりと張り付いている光景に遭遇することがあります。
これは、カメムシが越冬するための場所を探して集団で飛来しているためです。
このような大量発生時には、一匹ずつ捕獲するのは現実的ではありません。
広範囲に一気にアプローチできる、強力な殺虫剤が必要になります。
カメムシコロリ 広範囲用パワージェット
外壁に大量発生したカメムシの駆除には、アース製薬の「カメムシコロリ」が絶大な効果を発揮します。
この製品の最大の特徴は、最大5m先まで届く強力なジェット噴射です。
手の届かない2階の壁や軒下などに群がるカメムシも、離れた場所から安全に駆除できます。
超速効性の殺虫成分が配合されており、薬剤が命中したカメムシは瞬時に落下します。
また、殺虫成分だけでなく忌避成分も含まれているため、処理した場所にカメムシが再び寄り付くのを防ぐ効果も期待できます。
使用する際は、風上から噴射し、薬剤を吸い込んだり、目に入ったりしないよう注意してください。
駆除後は、大量の死骸をほうきとちりとりで集め、ビニール袋などに入れて密閉し、燃えるゴミとして処分しましょう。
【侵入予防】カメムシを家に一匹も入れないための対策グッズ
カメムシ対策で最も重要かつ効果的なのは、そもそも家の中に一匹も侵入させないことです。
一度家の中に入られてしまうと、悪臭の恐怖と戦いながら駆除しなければなりません。
そうなる前に、カメムシが家に近づくことすらできない環境を整えましょう。
ここでは、カメムシの侵入経路を物理的に遮断する方法と、カメムシが嫌う環境を作る忌避グッズを徹底解説します。
カメムシの侵入経路を完全に塞ぐグッズ
カメムシは、私たちが想像する以上にわずかな隙間からでも侵入してきます。
体長1cm程度のカメムシは、2mmほどの隙間があれば通り抜けられると言われています。
まずは、家中のあらゆる隙間をチェックし、物理的に侵入経路を断つことが肝心です。
主な侵入経路としては、以下のような場所が挙げられます。
- 窓や網戸のサッシの隙間
- 網戸の破れ
- 換気扇や通気口
- エアコンの配管を通す壁の穴(スリーブ)やドレンホース
- 壁や外壁のひび割れ
これらの隙間を放置していると、カメムシだけでなく他の害虫の侵入も許してしまいます。
専用のグッズを使って、徹底的に隙間を塞ぎましょう。
隙間テープやパテ
家庭で手軽にできる隙間対策として最もおすすめなのが、「隙間テープ」と「エアコンパテ」です。
どちらもホームセンターや100円ショップで手軽に購入できます。
隙間テープは、窓サッシや玄関ドアの隙間に貼ることで、気密性を高め、虫の侵入を防ぐアイテムです。
ウレタン製やモヘアタイプなど様々な種類がありますが、カメムシ対策としては、クッション性がありしっかりと隙間を埋めてくれる厚手のタイプがおすすめです。
「ニトムズ 強力防水用両面テープ」のような防水・耐候性の高い製品を選ぶと、屋外に面した窓でも長持ちします。
貼り付ける前に対象箇所のホコリや汚れをきれいに拭き取っておくのが、剥がれにくくするポイントです。
エアコンパテは、本来エアコンの配管周りの隙間を埋めるための粘土状のパテですが、外壁のひび割れや通気口周りの隙間など、様々な穴を埋めるのに役立ちます。
硬化しないタイプが多いため、誰でも簡単に作業できるのが魅力です。
「因幡電工 エアコン配管用パテ」などが定番商品として知られています。
手でこねて隙間に押し込むだけで、カメムシの侵入経路をしっかりと塞ぐことができます。
また、見落としがちなのが網戸の破れです。小さな穴でもカメムシは侵入してきますので、「網戸補修シート」を使って確実に塞いでおきましょう。
カメムシが嫌う環境を作る忌避グッズ
侵入経路を物理的に塞いだら、次のステップとしてカメムシが寄り付きにくい環境を作りましょう。
カメムシはミント(ハッカ)系のスーッとした香りを嫌う性質があります。
この性質を利用した忌避グッズを家の周りに設置することで、カメムシを寄せ付けないバリアを張ることができます。
吊り下げタイプや置き型の虫除け
薬剤をスプレーすることに抵抗がある方や、より手軽に対策したい方には、吊り下げタイプや置き型の忌避剤がおすすめです。
効果の持続期間が長く、一度設置すれば長期間カメムシを遠ざけてくれます。
吊り下げタイプは、ベランダの物干し竿や窓の近く、玄関先などに吊るすだけで効果を発揮します。
アース製薬の「虫よけネットEX」やKINCHOの「虫コナーズ」シリーズが有名ですが、カメムシに特化した製品として、天然植物成分(ハーブ)を利用した「カメムシいやよー」も人気です。
風に乗って有効成分が広がり、カメムシが寄り付くのを防ぎます。
雨に強い製品を選べば、屋外でも安心して使用できます。
置き型タイプは、玄関や窓際など、カメムシが侵入してきそうな場所に置くだけの簡単な対策グッズです。
アース製薬の「虫コロリアース 虫よけゼリー」のように、天然のハッカ油を配合した製品は、殺虫成分不使用でお子様やペットがいるご家庭でも使いやすいのが特徴です。
見た目もおしゃれなものが増えているため、インテリアを損なわずに設置できます。
これらの物理的な対策と忌避グッズを組み合わせることで、カメムシが家の中に侵入する確率を大幅に下げることができます。
カメムシを見かけるようになる秋口より少し前、8月下旬から9月上旬までに対策を完了させておくのが理想的です。
目的別カメムシ駆除(撃退)グッズおすすめ5選を再チェック
ここまで、室内・屋外・予防とシーン別のカメムシ対策グッズをご紹介してきました。
しかし、「結局、自分の状況にはどれが一番合っているの?」と迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
この章では、あなたの目的や状況に最適なカメムシ対策グッズがひと目でわかるよう、5つのタイプに分けて改めて解説します。
それぞれのメリット・デメリットを比較して、最強のパートナーを見つけてください。
即効駆除なら凍結スプレータイプ
「目の前にカメムシがいる!今すぐ静かに退治したい!」という緊急事態に最もおすすめなのが、凍結タイプの殺虫スプレーです。
マイナス数十度の冷気でカメムシの動きを瞬時に止め、悪臭を放つ暇を与えません。
殺虫成分を含まない製品が多いため、お子様やペットがいるご家庭の室内でも比較的安心して使用できるのが大きなメリットです。
「カメムシキンチョール 凍らせて退治」などが代表的な商品で、噴射後も床や壁がベタつきにくく、後処理が簡単な点も魅力です。
ただし、あくまで目の前の1匹を退治するためのもので、侵入予防効果や広範囲への効果は期待できません。
緊急用のお守りとして1本常備しておくと安心です。
侵入予防なら忌避スプレータイプ
カメムシを家の中に一匹たりとも入れたくないなら、侵入経路にあらかじめ対策を施す忌避スプレータイプが最適です。
カメムシが嫌がる成分を網戸や窓サッシ、玄関灯の周りなどにスプレーしておくことで、カメムシが寄り付くのを防ぎます。
「虫こないアース 網戸・窓ガラス用」のように、撥水成分配合で雨に強く、効果が長期間持続する製品を選ぶのがポイントです。
洗濯物を取り込む際にカメムシが付着するのを防ぐため、ベランダの手すりや物干し竿に噴霧しておくのも効果的です。
ただし、効果は永久ではないため、製品の表示に従って定期的にスプレーし直す必要があります。
カメムシが大量発生する秋口の前から対策を始めることで、侵入リスクを大幅に減らすことができます。
持続性なら吊り下げタイプ
「スプレーを毎回撒くのは面倒…」と感じる方には、設置するだけで長期間効果が続く吊り下げタイプの忌避剤がおすすめです。
ベランダの物干し竿や軒下、窓際などに吊るしておくだけで、有効成分が拡散し、カメムシを寄せ付けない空間を作ります。
「カメムシいやよー」などの商品は、洗濯物へのニオイ移りを気にせず使えるよう工夫されています。
効果の持続期間は製品によって異なりますが、1ヶ月~3ヶ月程度のものが主流です。
手間をかけずに持続的な予防効果を得たい場合に最適ですが、風が強い場所では成分が流れてしまい効果が薄れる可能性もあります。
効果範囲が限定的なため、忌避スプレーや隙間テープなど他の対策と組み合わせることで、より万全な予防策となります。
安全性なら天然成分タイプ
小さな子供やペットがいるご家庭や、化学合成の殺虫成分に抵抗がある方には、天然成分由来の忌避グッズが安心です。
特に、カメムシが嫌う香りとして知られる「ハッカ油」を利用したスプレーは人気があります。
市販のハッカ油スプレーを選ぶほか、無水エタノールと精製水、ハッカ油を使って自作することも可能です。
網戸やカーテン、玄関周りなどに吹きかけることで、カメムシの侵入を防ぎます。
天然成分のため効果の持続時間は短い傾向にありますが、室内でも安心して使え、爽やかな香りが楽しめるというメリットがあります。
人体への安全性を最優先したい場合は、こうした天然由来の対策を中心に据え、状況に応じて他のグッズと使い分けるのが賢い方法です。
広範囲ならジェット噴射タイプ
家の外壁やベランダの壁一面にカメムシが大量発生してしまった…。
そんな絶望的な状況を打開するのが、強力なジェット噴射タイプの殺虫スプレーです。
「カメムシコロリ 」のように、約1メートル先まで薬剤が届く製品なら、手の届かない高所や広範囲に群がるカメムシを一網打尽にできます。
速効性に優れた殺虫成分と忌避成分のダブル効果で、今いるカメムシを駆除しつつ、新たなカメムシが寄り付くのを防ぎます。
非常に強力なため、屋外の大量発生に限定して使用し、洗濯物や植物、ペットにかからないよう風向きには十分注意が必要です。
まさに、カメムシとの最終決戦に投入すべき最終兵器と言えるでしょう。
カメムシ対策でやってはいけないNG行動
家の中やベランダでカメムシを発見すると、パニックになって思わずやってしまいがちな行動があります。
しかし、その行動が原因で被害が拡大し、後悔することになりかねません。
カメムシの強烈な悪臭に悩まされないためにも、絶対に避けるべきNG行動と、その理由を詳しく解説します。
正しい知識を身につけて、冷静に対処しましょう。
カメムシを潰すのは絶対NG
カメムシ対策で最もやってはいけないのが、ティッシュやスリッパなどで直接叩いて潰すことです。
カメムシは身の危険を感じると、胸部にある「臭腺」という器官から、強烈な悪臭を放つ液体を分泌します。
この臭いの主成分は「トランス-2-ヘキセナール」などであり、パクチーの香りの成分と同じですが、濃度が非常に高いため人間にとっては耐え難い悪臭となります。
この液体が手や指に付着すると、石鹸で何度も洗ってもなかなか臭いが取れません。
さらに、壁紙やカーテン、ソファ、衣類などに付着した場合、悪臭が染み付くだけでなく、黄色いシミになってしまうこともあります。
一度染み付いた臭いやシミを完全に取り除くのは非常に困難です。
また、カメムシが放つ臭いには、仲間に危険を知らせる「警告フェロモン」の役割があると言われています。
潰すことで放たれた臭いが、さらに多くのカメムシを呼び寄せてしまう可能性もゼロではありません。
目の前の一匹を駆除しようとして、被害を拡大させることになりかねないため、カメムシを潰すのは絶対にやめましょう。
駆除する際は、本記事で紹介している凍結スプレーなど、臭いを出させずに退治できるグッズを使用するのが賢明です。
掃除機で吸い込むと後が大変
素手で触りたくないからといって、掃除機で吸い込むのも絶対に避けるべき行動です。
一見、手軽でクリーンな対処法に思えるかもしれませんが、これが最悪の事態を招きます。
掃除機に吸い込まれたカメムシは、その衝撃と吸引圧によって内部で刺激を受け、パニック状態に陥ります。
その結果、掃除機の内部で悪臭液をまき散らしてしまうのです。
一度内部で臭いを放たれると、掃除機の排気口から悪臭が部屋中に拡散され、お部屋全体がカメムシの臭いで満たされてしまいます。
まさに、掃除機が「悪臭拡散マシーン」と化してしまうのです。
さらに、紙パックやダストカップ、ホース、フィルターといった内部の隅々にまで臭いがこびりつき、その後、掃除機を使うたびに悪臭が漂うようになります。
もし誤って吸い込んでしまった場合は、すぐに紙パックや内部のゴミをビニール袋に入れて密閉し、屋外のゴミ箱に捨ててください。
サイクロン式の場合はダストカップを洗浄し、フィルター類も可能な限り水洗いや消臭処理を行う必要があります。
しかし、アース製薬の公式サイトでも注意喚起されているように、完全に臭いを取り除くのは極めて難しく、最悪の場合、掃除機自体を買い替えるしかなくなるケースもあります。
高価な掃除機を一台ダメにしてしまうリスクを考えれば、掃除機で吸うという選択肢はないと心得ましょう。
まとめ
この記事では、室内・屋外・予防といったシーン別に、最強のカメムシ駆除(撃退)グッズを厳選してご紹介しました。
カメムシ対策を成功させる鍵は、「今いるカメムシの駆除」と「新たな侵入の予防」を組み合わせて行うことです。
室内でカメムシに遭遇してしまった場合は、悪臭を放たせることなく瞬時に動きを止められる「凍結スプレータイプ」が最も確実で効果的な駆除方法です。
臭いを気にせず安全に捕獲したい場合は、専用の捕獲グッズも役立ちます。
カメムシを家に入れないための予防策としては、窓サッシや網戸に「忌避スプレー」を吹き付けたり、「吊り下げタイプの忌避剤」を設置したりすることが有効です。
さらに、カメムシの侵入経路となりやすいサッシの隙間や換気口などを「隙間テープ」や「パテ」で物理的に塞ぐことで、侵入防止効果を格段に高めることができます。
また、カメムシ対策で絶対にやってはいけないのは「潰すこと」と「掃除機で吸うこと」です。
これらは強烈な悪臭を広範囲に拡散させる原因となるため、必ず避けるようにしましょう。
本記事で紹介したグッズを参考に、ご自宅の状況やカメムシの発生場所に合わせて最適な対策を選び、不快なカメムシの悩みから解放されましょう。