【2025年版】プロが選ぶ害虫別のオススメ撃退(駆除)グッズ!置くだけ・スプレー徹底比較

家に突然現れる不快な害虫に、うんざりしていませんか?「どの駆除グッズが本当に効くの?」「たくさん種類があって選べない」そんな悩みを抱えている方は多いでしょう。

結論として、最も効果的な害虫対策は、ゴキブリやムカデ、カメムシといった害虫の種類や発生場所に合わせて最適な駆除グッズを選び、同時に害虫を寄せ付けないための予防策を徹底することです。

この記事では、害虫駆除のプロが2025年の最新情報に基づき、害虫別の最強撃退グッズを厳選してご紹介します。

「置くだけ」の手軽なタイプから「スプレー」の即効性タイプ、さらにはペットや赤ちゃんがいるご家庭でも安心して使える安全性の高い商品まで、特徴や選び方のポイントを徹底的に比較解説。

この記事を最後まで読めば、もう二度と害虫対策で迷うことはなくなり、あなたのお家に最適な解決策を見つけて、安心して快適な毎日を取り戻せます。

目次

まず知っておきたい害虫撃退グッズの基本

家の中や庭で不快な害虫を見つけたとき、一刻も早く対策したいと考えるのは当然です。

しかし、ドラッグストアやホームセンターには多種多様な害虫撃退グッズが並んでおり、「どれを選べばいいかわからない」と悩んでしまう方も少なくありません。

効果的な害虫対策の第一歩は、まずグッズの種類とそれぞれの特徴を正しく理解することです。

この章では、害虫撃退グッズの基本的な知識と、ご自身の状況に合った最適な製品を選ぶためのプロの視点からのポイントを詳しく解説します。

害虫撃退グッズの種類と特徴

害虫対策グッズは、その形状や使い方によって大きく4つのタイプに分けられます。

それぞれのメリット・デメリットを把握し、状況に応じて使い分けることが重要です。

スプレータイプの駆除グッズ

スプレータイプは、目の前に現れた害虫を直接狙って噴射し、即座に駆除することを目的としたグッズです。

最大のメリットは、その「即効性」にあります。

ゴキブリやハエなど、動きの速い害虫をその場で仕留めたい場合に最も効果的です。

殺虫成分を含むエアゾール式のものが一般的ですが、近年では殺虫成分を使わず、マイナス数十度の冷気で害虫を瞬間的に凍らせて動きを止める冷却タイプも人気を集めています。

ただし、薬剤が広範囲に飛散する可能性があるため、食品や食器の近く、ペットや小さなお子様がいる場所での使用には注意が必要です。また、効果の持続性は低く、あくまでその場限りの対策となります。

置くだけタイプの撃退グッズ

「置くだけタイプ」は、害虫の通り道や巣になりやすい場所に設置するだけで効果を発揮する手軽さが魅力です。

これには、害虫に毒餌を食べさせて巣ごと駆除する「ベイト剤(毒餌剤)」や、粘着シートなどで物理的に捕獲する「捕獲トラップ」、害虫が嫌がるニオイや成分で寄せ付けなくする「忌避剤」などがあります。

スプレータイプのような即効性はありませんが、一度設置すれば数ヶ月間効果が持続する製品が多く、害虫の侵入予防や、姿を見ずに駆除したい場合に最適です。手間をかけずに継続的な対策をしたい方におすすめのタイプです。

燻煙タイプの駆除グッズ

「燻煙(くんえん)タイプ」は、煙や霧状の殺虫成分を部屋の隅々まで行き渡らせることで、家具の裏や隙間など、目の届かない場所に隠れている害虫も一網打尽にできる強力な駆除グッズです。

代表的な製品に「バルサン」や「アースレッド」などがあります。

ダニやノミ、チャタテムシといった微小な害虫や、ゴキブリなどをまとめて駆除したい場合に高い効果を発揮します。

ただし、使用前には食品や食器を保護し、ペットや植物を室外へ避難させ、火災報知器にカバーをかけるといった準備が必要です。

使用後も十分な換気と掃除が必須となるため、他のタイプに比べて手間がかかる点がデメリットと言えるでしょう。

その他の害虫対策グッズ

上記3つのタイプの他にも、様々な特徴を持った害虫対策グッズが存在します。

例えば、光で虫を誘い込み、高電圧で駆除する「電撃殺虫器」や、薬剤を使わずに物理的に虫の侵入を防ぐ「防虫ネット」「隙間テープ」などです。

また、近年では超音波を発生させて害虫を寄せ付けないとされる製品もありますが、その効果については対象となる害虫や環境によって差があるため、補助的な対策として考えるのが良いでしょう。

これらのグッズは、特定の状況やニーズに合わせて他の対策と組み合わせることで、より効果を高めることができます。

プロが教える害虫撃退グッズの選び方4つのポイント

数ある製品の中から最適な一つを選ぶためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

ここでは、プロが実践している4つの選び方をご紹介します。

ポイント1 害虫の種類で選ぶ

最も重要なのは、対策したい「害虫の種類」に合った製品を選ぶことです。

害虫によって効果のある殺虫成分や行動習性は異なります。

パッケージには必ず「対象害虫」が明記されていますので、ゴキブリにはゴキブリ用、ダニにはダニ用といったように、専用のグッズを選びましょう。

例えば、ゴキブリ用のベイト剤をアリの巣の近くに置いても、効果は期待できません。

確実に駆除するためにも、まずは敵を知り、それに特化した武器を選ぶことが鉄則です。

ポイント2 使用場所で選ぶ

次に考慮すべきは「使用場所」です。

キッチン、寝室、リビング、玄関、ベランダ、庭など、場所によって適したグッズは異なります。

例えば、食品を扱うキッチンでは、薬剤が飛散するスプレーよりも、安全に配慮されたベイト剤や捕獲トラップが適しています。

一方、人の出入りが多い玄関や窓際には、虫の侵入を防ぐ吊り下げタイプやスプレー式の忌避剤が効果的です。

屋外で使用する場合は、雨や風に強い製品を選ぶ必要があります。

ポイント3 安全性で選ぶ

小さなお子様やペットがいるご家庭では、「安全性」が最優先事項です。

殺虫成分の誤飲や接触は、健康に影響を及ぼす可能性があります。

このようなご家庭では、化学殺虫成分を含まない天然由来成分(ハッカ油、ユーカリなど)を使用した忌避剤や、害虫を物理的に捕獲する粘着トラップ、冷却タイプのスプレーなどがおすすめです。

製品を選ぶ際は、成分表示をよく確認し、「ペット・お子様にも安心」といった記載があるものを参考にすると良いでしょう。

使用上の注意を必ず守り、お子様やペットの手の届かない場所に設置・保管することを徹底してください。

ポイント4 効果の持続性で選ぶ

「今すぐ目の前の虫を何とかしたい」のか、「今後しばらく虫を見たくない」のか、目的によって選ぶべきグッズは変わります。

即効性を求めるならスプレータイプが一番ですが、その効果は一時的です。

一方、予防や長期的な対策を重視するなら、効果が1ヶ月から1年程度持続する置くだけタイプや忌避剤が適しています。

製品のパッケージには効果の持続期間が記載されているので、交換時期の目安として必ず確認しましょう。

ライフスタイルや対策の目的に合わせて、即効性と持続性のバランスを考えて選ぶことが大切です。

【害虫別】プロが選ぶオススメの最強撃退(駆除)グッズ

家や庭に現れる害虫は多種多様。それぞれの生態や弱点に合わせたグッズを選ばなければ、十分な効果は得られません。

ここでは、害虫駆除のプロが現場で培った知見をもとに、害虫の種類別に最も効果的な撃退・駆除グッズを厳選してご紹介します。

ご家庭の状況に合わせて最適な一品を見つけてください。

ゴキブリの駆除(撃退)グッズ

家庭で最も忌み嫌われる害虫の代表格、ゴキブリ。遭遇したくない、見ずに駆除したいというニーズが高いのが特徴です。

そのため、即効性のあるスプレーと、巣ごと根絶を狙える置き餌(ベイト剤)の併用が最も効果的です。

プロがまず推奨するのは、置き餌タイプのアース製薬「ブラックキャップ」です。

食べたゴキブリだけでなく、そのフンや死骸を食べた巣の中の仲間や卵にも効果が連鎖するのが最大の強み。

人目に付かない場所に設置するだけで、知らぬ間に巣ごと駆除できます。

効果は約1年間持続するため、年に一度の交換で対策が完了する手軽さも魅力です。

目の前に現れたゴキブリを確実に仕留めるには、アース製薬「ゴキジェットプロ」が最適。

強力な噴射力と速効性の高い殺虫成分で、素早いゴキブリの動きを止めて逃しません。

薬剤を使いたくない方や、キッチン周りでの使用には、-85℃の冷却効果で瞬時に動きを止めるフマキラー「ゴキブリ超凍止ジェット 除菌プラス」もおすすめです。

 

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ハエ・コバエ・チョウバエの駆除(撃退)グッズ

キッチンやゴミ箱周りで発生しやすいハエ・コバエ。特にコバエは、観葉植物の土や排水口など、わずかな有機物から大量発生することがあります。

対策の基本は、誘引して捕獲するタイプと、発生源に直接アプローチするスプレーの使い分けです。

リビングやキッチンに置くなら、アース製薬「コバエがホイホイ」が定番。

コバエが好む香りで誘い込み、ゲルに潜らせて捕獲します。

置くだけで手軽な上、殺虫成分が飛散しないため、食品の近くでも安心して使えます。

お風呂場や洗面所の排水口から発生するチョウバエには、KINCHO「コバエがいなくなるスプレー」が効果的。

排水口やゴミ箱にワンプッシュするだけで、発生予防と駆除が同時に行えます。

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ダニ・ノミの駆除(撃退)グッズ

ダニやノミは、布団やカーペット、ソファなど布製品に潜み、アレルギーや痒みの原因となります。

目に見えないため、広範囲に効果があるスプレーや燻煙剤、ピンポイントで捕獲するシートタイプを使い分けるのが賢い方法です。

布団やカーペット、ぬいぐるみなど、気になる場所に直接使えるアース製薬「ダニアーススプレー」は手軽で人気です。

速乾性でベタつかず、使用後は天日干しや掃除機をかけるとより効果的です。

部屋全体のダニを徹底的に駆除したい場合は、レック「バルサン(くん煙剤)」のダニ用タイプが強力。

使用方法を守り、ペットや植物を避難させてから実施しましょう。

安全性を重視するなら、ベッドやカーペットの下に置くアース製薬「ダニがホイホイ」のような粘着シートタイプも有効です。

 

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蚊の駆除(撃退)グッズ

夏の安眠を妨げる蚊には、室内での対策が欠かせません。

長時間効果が持続する液体蚊取りや、手軽なワンプッシュ式スプレーが主流です。

室内での継続的な対策には、アース製薬「アースノーマット」が最も信頼されています。

コンセントに挿しておくだけで、安定した効果を発揮し、快適な空間を保ちます。

より手軽さを求めるなら、フマキラー「おすだけベープ」が便利。

部屋の中央に向かって一度スプレーするだけで、薬剤が隅々まで広がり、約12時間効果が持続します。

火も電気も使わないため、小さなお子様がいるご家庭でも場所を選ばず使用できます。

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ムカデの駆除(撃退)グッズ

ムカデはわずかな隙間から屋内に侵入し、咬まれると激しい痛みを伴います。

そのため、侵入させない「予防」が最も重要です。

家の周りに薬剤を撒く粉剤タイプと、侵入経路に設置する置き餌タイプを併用しましょう。

家の基礎周りや窓の下、玄関などに帯状に撒いて使うアース製薬「虫コロリアース(粉剤)」は、ムカデだけでなく様々な這う虫の侵入を防ぐ防衛ラインとして非常に有効です。

雨に強い撥水性タイプを選ぶと効果が長持ちします。

室内への侵入が懸念される玄関や窓際には、アース製薬「ムカデコロリ 毒餌剤」を設置すると、侵入してきたムカデを効率的に駆除できます。

 

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毛虫の駆除(撃退)グッズ

庭木やベランダの植物に発生する毛虫、特にチャドクガなどは毒針毛を持ち、触れなくても風で飛んできた毛に触れるだけで皮膚炎を起こすため注意が必要です。

駆除は、近づかずに遠くからスプレーできる殺虫剤が基本です。

おすすめは、住友化学園芸「ベニカJスプレー」などの園芸用殺虫剤です。

植物への影響が少なく、毛虫だけでなくアブラムシなど他の害虫にも効果があるため、一本あると重宝します。

ジェット噴射で高い場所にいる毛虫にも届く、フマキラー「カダン ケムシジェット」も固着剤が含まれており、毒針毛の飛散を抑えながら駆除できるため安全です。

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蜘蛛の駆除(撃退)グッズ

蜘蛛自体は害虫を捕食する益虫の側面もありますが、巣が張られると見た目が悪く、不快に感じる方も多いでしょう。

蜘蛛対策は、巣を張らせない「忌避効果」のあるスプレーが最適です。

アース製薬「クモの巣消滅ジェット」は、直接蜘蛛を駆除するだけでなく、スプレーした場所に蜘蛛が巣を張るのを防ぐ予防効果が最大の特徴です。

撥水成分シリコーンコートにより、雨にも強く効果が長持ちします。

軒下や玄関灯、窓のサッシなど、蜘蛛が巣を張りやすい場所に予めスプレーしておきましょう。

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カメムシの駆除(撃退)グッズ

秋口に大量発生し、洗濯物や網戸に付着するカメムシ。

刺激を与えると強烈な悪臭を放つため、駆除には工夫が必要です。

悪臭を出させずに駆除できる専用スプレーや凍結スプレーが有効です。

アース製薬「カメムシコロリ」は、超速効性の殺虫成分でカメムシを瞬時にノックダウンさせ、悪臭を出す隙を与えません。

また、2WAYノズルで、壁にいるカメムシにはワイド噴射、隙間にいるカメムシにはスポット噴射と使い分けが可能です。

薬剤を使いたくない場合は、冷却効果で動きを止める凍結タイプのスプレーも臭いを出させずに駆除できるためおすすめです。

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シロアリの駆除(撃退)グッズ

家の土台や柱を食い荒らし、甚大な被害をもたらすシロアリ。

羽アリを見つけた場合は、すでに被害が進行している可能性があります。

市販のグッズはあくまで予防や初期対応と考え、被害が大きい場合は速やかに専門業者に相談することが鉄則です。

予防や、羽アリを見かけた際の応急処置としては、アース製薬「シロアリジェットプロ」が有効です。

木材に深く浸透する成分と、巣にいる仲間にも効果を広げる「伝播効果」を併せ持ちます。

床下や被害箇所に直接噴射して使用しますが、根本的な解決には専門家による床下全体の土壌処理や木部処理が必要になるケースが多いことを覚えておきましょう。

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スズメバチの駆除(撃退)グッズ

スズメバチは非常に攻撃的で、刺されるとアナフィラキシーショックにより命に関わることもある最も危険な害虫です。

巣の駆除は、専門業者への依頼を強く推奨します。

ご自身で対応するのは、作り始めの小さな巣(直径5cm程度まで)に限定し、必ず専用の防護服を着用の上、万全の準備で行ってください。

もし駆除を行う場合は、遠距離から強力な噴射ができるアース製薬「スズメバチマグナムジェットプロ」を使用します。

必ず風上から、日没後でハチが巣に戻っている時間帯を狙い、巣の出入り口に数秒間噴射し続けます。

少しでも危険を感じたら、すぐにその場を離れて専門業者に連絡してください。

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【タイプ別】おすすめの害虫撃退(駆除)グッズ徹底比較

害虫対策グッズは、害虫の種類だけでなく「どのように使いたいか」で選ぶことも重要です。

ここでは、「手軽さ」「即効性」「安全性」という3つの視点から、それぞれにおすすめの害虫撃退・駆除グッズを厳選してご紹介します。

ご自身のライフスタイルやご家庭の状況に合わせて、最適なアイテムを見つけてください。

手軽さ重視「置くだけ」害虫撃退グッズのおすすめ

「忙しくて時間がない」「虫を見ることすら苦手…」そんな方には、ポンと置くだけで効果を発揮するタイプが最適です。

一度設置すれば長期間効果が持続するものが多く、手間をかけずに害虫対策ができます。

代表的な「置くだけ」グッズ

置くだけタイプの代表格は、ゴキブリ用の毒餌(ベイト)剤です。

アース製薬の「ブラックキャップ」やKINCHOの「コンバット」などが有名で、食べたゴキブリだけでなく、そのフンや死骸を食べた巣の中の仲間にも効果が連鎖するのが特徴です。

キッチンの隅、冷蔵庫の下、シンク下など、ゴキブリが好みそうな暗くて湿った場所に複数設置するとより効果的です。

また、コバエ対策には、誘引して捕獲するタイプのKINCHO「コバエがポットン」やアース製薬「コバエがホイホイ」が手軽で人気です。

ゴミ箱のそばや観葉植物の近くなど、発生源の近くに置くだけで厄介なコバエを捕獲してくれます。

即効性重視「スプレー」害虫駆除グッズのおすすめ

目の前に現れた害虫を今すぐ何とかしたい!という場合には、やはりスプレータイプの殺虫剤が最も効果的です。

直接噴射することで、素早く害虫を駆除できる即効性が最大の魅力です。

代表的な「スプレー」グッズ

ゴキブリに対しては、冷却成分で動きを止めて駆除するアース製薬の「ゴキジェットプロ」が非常に強力です。

また、フマキラーの「ゴキブリワンプッシュプロプラス」のように、隙間に噴射しておくだけで、隠れたゴキブリを追い出して駆除する「待ち伏せ効果」を持つスプレーもあります。

様々な虫に広く対応できるスプレーとしては、KINCHOの「虫コロリアース パウダースプレー」が便利です。

窓のサッシや玄関周りなど、虫の侵入経路にあらかじめスプレーしておくことで、侵入防止効果も期待できます。

ただし、使用の際は十分な換気を心がけ、火気の近くでは絶対に使用しないでください。

ペットや赤ちゃんがいる家庭向けの安全な害虫撃退グッズ

小さなお子様やペットがいるご家庭では、化学殺虫成分の使用に不安を感じる方も多いでしょう。

近年は、天然由来成分や食品成分を使用した、安全面に配慮された害虫対策グッズも増えています。

代表的な「安全性に配慮した」グッズ

天然成分を利用したグッズとして人気なのが「ハッカ油」です。

北見ハッカ通商の「ハッカ油スプレー」などを網戸や玄関、ゴミ箱周りにスプレーしておくと、その清涼感のある香りを嫌う虫を寄せ付けにくくします。

殺虫成分は含まれていないため、忌避剤として活用できます。

また、ダニ対策には、化学殺虫成分を使わずに誘引剤でダニをおびき寄せて捕獲するタイプのシートがおすすめです。

イースマイルの「さよならダニー」などをベッドや布団の下、カーペットの下に敷くだけで、安心してダニ対策ができます。

さらに、昔ながらの物理的な捕獲器であるアース製薬の「ごきぶりホイホイ」も、薬剤を散布しないため、食品を扱うキッチンの周辺でも比較的安心して使用できる選択肢の一つです。

駆除グッズと併用したい害虫を寄せ付けないための予防策

害虫駆除グッズは、すでに出現してしまった害虫を退治するためには非常に効果的です。

しかし、次から次へと現れる害虫にその都度対処するのは、精神的にも時間的にも大きな負担となります。

最も重要なのは、害虫が「住みにくい」と感じる環境を作り、そもそも家の中に侵入させない、発生させないことです。

ここでは、駆除グッズの効果を最大限に高め、根本的な解決を目指すための予防策を3つのポイントに分けて詳しく解説します。

害虫の侵入経路を塞ぐ

多くの害虫は、私たちが気づかないようなわずかな隙間から家の中に侵入してきます。

まずは、これらの「入口」を徹底的に塞ぐことが予防の第一歩です。

家全体をチェックし、物理的に害虫の通り道を断ちましょう。

代表的な侵入経路としては、以下のような場所が挙げられます。

  • 窓や網戸、ドアの隙間
  • 換気扇や通気口
  • エアコンの配管を通す壁の穴やドレンホース
  • キッチンや洗面所、浴室の排水口
  • 壁や基礎のひび割れ

窓やドアには隙間テープを貼り、気密性を高めましょう。

網戸に破れやほつれがある場合は、専用の補修シールですぐに修理することが大切です。

換気扇や通気口には、市販の防虫フィルターやカバーを取り付けると、ゴキブリやハエなどの侵入を効果的に防げます。

特に見落としがちなのが、エアコンのドレンホースです。

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ホースの先端からゴキブリなどが侵入するケースが多いため、専用の防虫キャップを取り付けるか、古いストッキングなどを被せて輪ゴムで留めるだけでも有効な対策になります。

排水口は、排水トラップが正常に機能しているかを確認し、長期間使用しない場合はフタをしておくと安心です。

古い家屋では、壁や基礎にできたひび割れが侵入経路になることもあるため、コーキング材やパテで埋めるようにしましょう。

こまめな清掃でエサをなくす

害虫が家の中に侵入する最大の目的は「エサ」と「水」を求めることです。

つまり、害虫のエサとなるものをなくせば、家への定着を防ぐことができます。

日々のこまめな清掃が、何よりの予防策となります。特にキッチンは、害虫にとってご馳走の宝庫です。

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調理後に出た食べかすや生ゴミは、害虫を強く引き寄せます。

生ゴミは蓋付きのゴミ箱に捨て、こまめに処分することを徹底しましょう。

シンクに残った食材カスもすぐに洗い流してください。コンロ周りや壁に飛び散った油汚れも、ゴキブリなどの好物です。

アルカリ電解水や専用のクリーナーを使って、こまめに拭き取りましょう。

また、人間のフケや髪の毛、皮脂などもダニやゴキブリのエサになります。

リビングや寝室、洗面所などは定期的に掃除機をかけ、清潔に保つことが重要です。

意外な盲点として、通販などで届く段ボールがあります。

段ボールの隙間はゴキブリの格好の隠れ家や産卵場所になり、保温性も高いため、家に持ち込んだらすぐに開封し、速やかに処分するように心がけてください。

詳しくは、東京都保健医療局のウェブサイトでも害虫対策に関する情報が公開されていますので、参考にすると良いでしょう。

庭やベランダの環境を整える

家の中だけでなく、家の外の環境を整えることも、害虫の侵入を防ぐ上で非常に重要です。

庭やベランダが害虫の発生源や隠れ家になっているケースは少なくありません。

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まず注意したいのが「水たまり」です。

放置されたバケツや古タイヤ、植木鉢の受け皿などに溜まったわずかな水は、蚊(ボウフラ)の発生源となります。

不要な水はこまめに捨て、水はけの悪い場所は改善しましょう。次に、雑草や落ち葉です。

これらはムカデやダンゴムシ、クモなど、さまざまな不快害虫の隠れ家となります。定期的に草むしりや落ち葉の清掃を行い、風通しと日当たりの良い環境を保つことが大切です。

伸びすぎた庭木の枝は、壁を伝って害虫が侵入する足がかりになることもあるため、適切に剪定しましょう。

また、ウッドデッキの下や物置の周りなど、湿気が多くて暗い場所は害虫が好む環境です。

不用品を整理整頓し、風通しを良くすることで、害虫が住み着くのを防ぎます。

これらの対策を行うことで、害虫が家の周りに集まること自体を減らし、結果的に室内への侵入リスクを大幅に下げることができます。

まとめ

本記事では、プロの視点から害虫撃退グッズの選び方の基本、そしてゴキブリやダニ、ムカデといった害虫別の具体的なおすすめ商品まで詳しく解説しました。多種多様な害虫グッズの中から最適なものを見つけ出すのは難しいと感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば誰でも効果的な対策が可能です。

害虫対策で最も重要な結論は、「原因となる害虫の種類」と「使用する場所」に合わせて最適なグッズを選ぶことです。例えば、即効性を求めるなら「ゴキジェットプロ」のような殺虫スプレー、お子様やペットがいるご家庭では安全性を重視して「ゴキブリホイホイ」のような捕獲器や天然成分の忌避剤を選ぶなど、状況に応じた使い分けが駆除成功の鍵となります。

また、駆除グッズの効果を最大限に高め、害虫の再発を防ぐためには、駆除と予防をセットで行うことが不可欠です。殺虫剤や捕獲器で今いる害虫を退治すると同時に、侵入経路を塞いだり、こまめな清掃でエサになるものをなくしたりといった地道な予防策を続けることで、害虫が住み着きにくい環境を作ることができます。

この記事で紹介した情報を参考に、ご自身の状況に合った最適な害虫対策グッズを見つけ、不快な害虫のいない安心で快適な生活空間を取り戻してください。