
目次
【結論から知りたい方へ】市販ネズミ駆除剤(グッズ)おすすめ総合ランキングTOP5
「どのネズミ駆除剤を選べばいいか分からない」「とにかく早く効果のある商品が知りたい」という方のために、数ある市販品の中からプロの視点で厳選した総合ランキングTOP5をご紹介します。
このランキングは、駆除効果の高さ、使いやすさ、安全対策のしやすさ、そして一般家庭での入手しやすさを総合的に評価して作成しました。
ご自身の状況に合った最適な一品を見つけるための参考にしてください。
1位 アース製薬 デスモアプロ 投げ込みタイプ
堂々の1位は、プロも使用するほどの強力な殺鼠成分「ジフェチアロール」を配合した「デスモアプロ 投げ込みタイプ」です。
この製品の最大の特徴は、従来の殺鼠剤が効きにくくなった抵抗性ネズミ(スーパーラット)にも優れた効果を発揮する点です。
一度食べるだけで効果が現れるため、警戒心の強いネズミにも対応しやすいのが強み。
袋を破らずにそのまま投げ込むだけなので、天井裏や倉庫の奥、家具の隙間など、手の届きにくい場所に手軽に設置できます。
ネズミの死骸は、有効成分の作用で血液が凝固しにくくなるため、明るい場所や水のある場所を求めて移動し、屋外で死ぬことが多いと言われていますが、室内で死ぬ可能性も考慮する必要があります。
その圧倒的な駆除力から、確実にネズミを駆除したいと考える方に最もおすすめできる製品です。
2位 イカリ消毒 強力チュークリン 業務用
2位は、薬剤を使わずに物理的にネズミを捕獲する「強力チュークリン 業務用」です。
その名の通り、プロ仕様の強力な粘着力が特徴で、大型のドブネズミでも一度捕らえたら逃しません。
粘着剤が波型に塗布されているため、ネズミの足が深く沈み込み、もがけばもがくほど捕獲力が高まります。
薬剤を使用しないため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも、設置場所に注意すれば比較的安全に使用できるのが大きなメリットです。
また、捕獲したネズミを直接確認できるため、死骸を探す手間がなく、衛生的に処理できます。
天井裏や床下など、ネズミの通り道(ラットサイン)に複数枚敷き詰めて使用することで、その効果を最大限に発揮します。
毒餌に抵抗がある方や、確実に捕獲して処理したい方におすすめです。
3位 アース製薬 ネズミホイホイ
長年の販売実績と高い知名度を誇る「ネズミホイホイ」が3位にランクイン。
粘着シートの定番商品であり、一般家庭で最も使いやすい製品の一つです。
屋根付きのハウス型になっているため、警戒心の強いネズミも入りやすく、捕獲したネズミの姿を見ずに処理できるという心理的な配慮もされています。
シートにはエビやピーナッツオイルなど、ネズミが好む強力な誘引剤が練り込まれており、捕獲率を高める工夫が凝らされています。
キッチンやリビングなど、人の生活空間でネズミを見かけた際に、手軽に設置できるのが魅力です。
初めてネズミ駆除グッズを使う方や、比較的小型のハツカネズミやクマネズミにお困りのご家庭に最適です。
詳しくはアース製薬の公式サイトでも確認できます。
4位 レインボー薬品 ネズレスプロ
4位は、1位のデスモアプロと同様に、抵抗性ネズミに効果的な殺鼠成分「ジフェチアロール」を配合した「ネズレスプロ」です。
こちらも一度の喫食で優れた効果を発揮する強力な毒餌(殺鼠剤)です。
ネズミが好む穀物類やシード類を配合し、高い喫食率を実現しています。分包タイプなので、ネズミの巣や通路にそのまま置くだけで設置が完了します。
デスモアプロと並び、スーパーラット対策の切り札となる製品であり、薬剤による徹底駆除を目指す方にとって強力な選択肢となります。
複数のメーカーから高性能な殺鼠剤が販売されているため、入手しやすい方を選ぶと良いでしょう。
強力な薬剤のため、使用する際は子供やペットの誤食に最大限の注意が必要です。
5位 アース製薬 ネズミ一発退場 くん煙タイプ
5位には、ネズミを殺さずに追い出すことを目的とした忌避剤「ネズミ一発退場 くん煙タイプ」がランクインしました。
本製品は、ネズミが嫌がる天然ハーブ(ハッカ油、琉球ハーブ)と煙の成分を、部屋の隅々まで一気に拡散させることで、ネズミを建物から追い出します。
天井裏や屋根裏、倉庫といった密閉できる空間に潜んだネズミを追い払うのに特に効果的です。
駆除後の再発防止や、一時的にネズミを追い出して侵入経路を塞ぐ時間を稼ぎたい場合に非常に有効な手段となります。
ただし、これはあくまで一時的な対策であり、ネズミは再び戻ってくる可能性があるため、使用後は必ず侵入経路を塞ぐ作業を併せて行うことが重要です。
火災報知器にカバーをかけるなど、使用方法をよく読んでから正しくお使いください。
失敗しない市販ネズミ駆除剤(グッズ)の選び方 4つの重要ポイント
市販のネズミ駆除剤は種類が豊富で、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
しかし、ご自宅の状況に合わない製品を選んでしまうと、効果が出ないばかりか、時間も費用も無駄になってしまいます。
ネズミ駆除を成功させる鍵は「状況に合わせた最適なグッズ選び」です。
ここでは、プロの視点から失敗しないための4つの重要な選び方のポイントを解説します。
ポイント1 駆除剤の種類で選ぶ
ネズミ駆除グッズは、大きく分けて「毒餌(殺鼠剤)」「粘着シート」「捕獲器」「忌避剤」の4種類があります。
それぞれの特徴を理解し、目的に合わせて選びましょう。
毒餌(殺鼠剤)の特徴とおすすめな人
毒餌(殺鼠剤)は、ネズミに毒の含まれた餌を食べさせて駆除する方法です。
効果が高く、巣に持ち帰って他のネズミも駆除できる可能性があるため、根本的な解決を目指せます。
特に、ネズミの数が多い場合や、巣ごと駆除したいと考えている方におすすめです。
ただし、食べたネズミがどこで死ぬか分からないため、死骸を探す手間がかかる点や、ペットなどが誤食しないよう設置場所に細心の注意が必要な点がデメリットです。
粘着シートの特徴とおすすめな人
粘着シートは、強力な粘着剤が塗られたシートの上をネズミが通ることで捕獲するグッズです。
設置が簡単で、捕獲したことを目で確認できるのが大きなメリット。
ネズミの通り道(ラットサイン)が特定できている場合に非常に効果的です。
死骸を探す手間を省きたい方や、薬剤を使いたくない方におすすめです。
ただし、警戒心の強いネズミは避けて通ることがあり、大型のドブネズミなどは力ずくで逃げてしまう可能性もあります。
捕獲器(カゴ)の特徴とおすすめな人
捕獲器は、カゴの中に餌を仕掛けてネズミを生きたまま捕獲する道具です。
ネズミを殺さずに捕まえたい方や、殺鼠剤や粘着シートの設置が難しいペットのいるご家庭に向いています。
繰り返し使えるため経済的ですが、捕獲したネズミを自身で処理する必要がある点が最大の課題です。
また、賢いネズミは警戒してなかなか入らないこともあります。
忌避剤(スプレー・くん煙剤・超音波)の特徴とおすすめな人
忌避剤は、ネズミが嫌がるニオイや音波でネズミを寄せ付けなくする、追い出すためのグッズです。
スプレータイプ、くん煙タイプ、超音波発生装置などがあります。
被害がまだ出ていない段階での予防策や、侵入経路に吹き付けて追い払うといった使い方が主です。
すでに住み着いてしまったネズミを完全に追い出すのは難しい場合もありますが、殺傷せずに対策したい方や、補助的な対策として使用したい方におすすめです。
ポイント2 ネズミの種類に合わせて選ぶ
日本家屋に現れる主なネズミは「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。
種類によって習性や身体能力が異なるため、特徴に合わせた対策が効果を高めます。
クマネズミに効果的な駆除剤
クマネズミは警戒心が非常に強く、運動能力が高いのが特徴です。
壁を登ったり電線を渡ったりして、天井裏や屋根裏など高所に巣を作ります。
殺鼠剤への食いつきが悪いこともあるため、数日間餌だけを置いて慣れさせるなどの工夫が必要です。
駆除には、天井裏にも設置しやすい投げ込みタイプの毒餌や、梁の上などに設置する粘着シートが有効です。
ドブネズミに効果的な駆除剤
ドブネズミは体が大きく、獰猛な性格で、キッチンや床下など湿った場所を好みます。
殺鼠剤への抵抗性は比較的低いですが、体が大きいため強力な粘着シートでないと逃げられることがあります。
駆除には、食いつきの良い強力な殺鼠剤や、水に強いタイプの業務用粘着シート、大型の捕獲器がおすすめです。
ハツカネズミに効果的な駆除剤
ハツカネズミは体が最も小さく、好奇心旺盛な性格です。物置や倉庫、家具の隙間など狭い場所を好みます。
体が小さいため、わずかな隙間からでも侵入します。
好奇心が強いため毒餌や粘着シートにかかりやすく、比較的駆除は容易ですが、繁殖力が非常に高いため、早めの対策が肝心です。
ポイント3 使用場所で選ぶ
ネズミが出没する場所によっても、最適なグッズは異なります。
設置場所の環境を考慮して選びましょう。
天井裏や屋根裏におすすめの駆除グッズ
人の目が届きにくく、配線などが入り組んだ天井裏や屋根裏は、クマネズミの格好の住処です。
このような場所には、煙で隅々まで成分を行き渡らせる「くん煙剤」や、ポンと投げるだけで設置できる「投げ込みタイプの毒餌」が便利です。
広範囲をカバーしたい場合は、複数枚の粘着シートを敷き詰めるのも効果的です。
キッチンや室内におすすめの駆除グッズ
食品があり、人やペットが生活するキッチンや室内では、安全性が最優先です。
薬剤の飛散がない「粘着シート」や「捕獲器」が第一選択肢となります。
毒餌を使用する場合は、子供やペットが触れられないよう、安全ケース(毒餌皿)に入ったタイプを選び、棚の奥や家具の隙間など、絶対に手の届かない場所に設置しましょう。
ポイント4 安全性で選ぶ(子供やペットがいる家庭向け)
小さなお子様やペットがいるご家庭では、駆除剤の誤飲・誤食事故を防ぐことが何よりも重要です。
毒餌(殺鼠剤)には、ペットが好む成分が含まれている場合もあり、万が一食べてしまうと命に関わります。
粘着シートも、ペットが誤ってかかってしまうと大変です。
安全性を最優先するなら、「捕獲器(カゴ)」やネズミが嫌がる音で追い払う「超音波発生器」、ハッカ油など天然成分由来の「忌避スプレー」などを選びましょう。
もし毒餌を使う場合は、必ず鍵付きのベイトボックス(毒餌専用容器)に入れるなど、厳重な管理が必要です。
【種類別】市販ネズミ駆除剤(グッズ)おすすめ商品を徹底比較
ここでは、前の章で解説した「毒餌」「粘着シート」「捕獲器」「忌避剤」の4つの種類別に、プロが厳選したおすすめ商品を詳しくご紹介します。
それぞれの特徴を比較し、ご自宅の状況に最適な一品を見つけてください。商品選びに迷ったら、まずはこの中から検討してみましょう。
おすすめの毒餌(殺鼠剤)3選
毒餌(殺鼠剤)は、ネズミに食べさせて内部から駆除する方法です。
巣に持ち帰って他のネズミも駆除できる可能性があるため、根本的な解決を目指す場合におすすめです。
ただし、死骸がどこで見つかるか分からない点や、ペットや子供の誤食には最大限の注意が必要です。
アース製薬 デスモアプロ トレータイプ
プロも使用する強力な殺鼠剤で、家庭用殺鼠剤の中でもトップクラスの効果を誇ります。
有効成分「ジフェチアロール」は、従来のワルファリンなどが効きにくい抵抗性ネズミ(スーパーラット)にも優れた効果を発揮します。
1度食べるだけで効果が現れるため、警戒心の強いクマネズミにも有効です。
トレーに入っているので、ネズミの通り道に置くだけで簡単に設置できます。
レインボー薬品 ネズレスプロ置くだけ
こちらもスーパーラット対策に特化した製品で、ジフェチアロールを配合しています。ネ
ズミが好むトウモロコシや小麦、ヒマワリの種などを配合しており、非常に高い喫食率を実現しています。
防水性のある分包タイプなので、天井裏や倉庫の隅、濡れやすい床下などに投げ込むだけで手軽に使用できるのが大きなメリットです。
イカリ消毒 デスモアプロと同じ有効成分!スーパーラットバスター
害虫駆除の専門業者が使う業務用製品を家庭向けにした、信頼性の高い殺鼠剤です。
デスモアプロと同じくジフェチアロールを配合し、スーパーラットをしっかり駆除します。
ネズミが食べやすいようにピーナッツパウダーを配合しているのが特徴で、高い喫食性が期待できます。
分包タイプなので、手を汚さずに設置できる点もポイントです。
おすすめの粘着シート3選
粘着シートは、強力な粘着剤でネズミを物理的に捕獲するグッズです。
設置が簡単で、捕獲したネズミを直接確認できるため、駆除効果が分かりやすいのがメリット。
死骸の処理が必要になりますが、薬剤を使わないため比較的安全性が高い方法です。
ネズミの通り道(ラットサイン)に複数枚敷き詰めるのが効果的です。
アース製薬 ネズミホイホイ チューバイチュー 業務用
「ネズミホイホイ」の代名詞で知られる定番商品。
その中でも業務用は、粘着剤の量を増量し、捕獲力をさらに強化しています。
水に強い耐水台紙を使用しているため、キッチンや物置など湿気のある場所でも安心して使えます。
独自の波型粘着剤がネズミの足にしっかりと絡みつき、一度捕らえたら逃しません。
イカリ消毒 強力チュークリン 業務用
害虫駆除の専門業者が開発した、プロ仕様の粘着シートです。
低温から高温まで粘着力が変化しにくい特殊な粘着剤を使用しており、季節を問わず安定した捕獲性能を発揮します。
力の強い大型のドブネズミから、すばしっこいハツカネズミまで対応できる強力さが魅力で、確実に捕獲したい場合におすすめです。
SHIMADA プロバスター 超強力粘着 ねずみとり
コストパフォーマンスに優れた業務用の粘着シートです。
大量に設置したい場合に最適で、広範囲にわたるネズミの発生に対応できます。
粘着力も十分に高く、台紙にスリットが入っているため、場所に合わせて形状をL字やU字、トンネル状などに変えられる点も使いやすいポイントです。
物量でネズミを追い詰めたい時に活躍します。
おすすめの捕獲器2選
捕獲器(カゴ)は、ネズミを生きたまま捕獲するための道具です。
薬剤を使わず、繰り返し使用できるため経済的です。捕獲後は自分で処理する必要がありますが、子供やペットがいて殺鼠剤や粘着シートを使いにくい家庭におすすめです。
警戒心を解くために、数日間は仕掛けを作動させずに餌だけを置いて慣れさせると効果的です。
コンパル チュー・ハウス型(大)
古くからある定番の金属製捕獲カゴです。
シーソー式の仕掛けで、ネズミが奥にある餌を食べようとすると重みで入口が閉まるシンプルな構造。
耐久性が高く、ドブネズミのような大型のネズミにも対応できます。
捕獲したネズミが外から見えるため、確認が容易です。
繰り返し使えるため、長期的な対策にも向いています。
栄工業 ネズミ捕り Aタイプ No.102
コンパクトで設置しやすいプラスチック製の捕獲器です。
黒い本体がネズミの警戒心を和らげ、狭い場所を好む習性を利用して捕獲率を高めます。
軽量で扱いやすく、洗浄も簡単なため衛生的に繰り返し使用できます。
主に家の中に出没するハツカネズミやクマネズミの捕獲に適しています。
おすすめの忌避剤3選
忌避剤は、ネズミが嫌がるニオイや煙などでネズミを追い出すためのグッズです。
駆除ではなく「寄せ付けない」ことを目的とします。
ネズミの被害が軽微な場合の初期対応や、駆除後の再発防止策として有効です。
殺傷成分を含まない製品が多く、安全性を重視したい場合に適しています。
アース製薬 ネズミ一発退場 くん煙タイプ
ネズミが嫌う天然ハーブ(ハッカ油、琉球ハーブ)と煙の有効成分を、部屋の隅々まで行き渡らせてネズミを追い出すくん煙剤です。
天井裏や屋根裏、倉庫など、普段人が立ち入らない閉鎖空間での使用に最適。
水を使って煙を出すタイプなので、火災の心配が少なく安心して使えます。追い出した後の侵入経路封鎖が重要です。
イカリ消毒 ネズミZ スプレー
天然のハッカ油を主成分としたスプレータイプの忌避剤です。
ネズミの侵入経路や巣になりそうな場所、フンが落ちている場所などに直接スプレーするだけで手軽に使えます。
即効性があり、気になる場所にピンポイントで対策できるのがメリットです。
効果の持続時間は比較的短いため、定期的な使用で効果を維持します。
アース製薬 ネズミのみはり番
置くだけで効果が約2ヶ月持続するゲルタイプの忌避剤です。
ネズミが天敵として恐れるネコのニオイを配合しており、ネズミの本能的な恐怖心に働きかけます。
キッチンや物置、倉庫など、ネズミを寄せ付けたくない場所に置くだけで簡単に予防できます。
殺鼠成分を含まないため、ペットや子供がいるご家庭でも比較的安心して使用できます。
プロが教える ネズミ駆除剤の効果を最大化する使い方とコツ
市販のネズミ駆除剤(グッズ)を購入したものの、「まったく効果がない」「ネズミが捕まらない」といった経験はありませんか?実は、ネズミ駆除の成否は、駆除剤の性能だけでなく「使い方」に大きく左右されます。
非常に賢く警戒心の強いネズミを相手にするには、その習性を理解した上で罠を仕掛ける必要があります。
ここでは、駆除のプロが実践している、駆除剤の効果を最大限に引き出すための使い方とコツを詳しく解説します。
ラットサインを見つけて設置場所を特定する
ネズミ駆除で最も重要なのが、駆除グッズを「どこに置くか」です。
ネズミは闇雲に動き回っているわけではなく、壁際や物陰など、決まったルートを通る習性があります。
この通り道や巣の近くに設置することで、駆除剤に接触する確率が格段に上がります。
そのための重要な手がかりとなるのが「ラットサイン」と呼ばれるネズミの痕跡です。
ラットサインには、主に次のようなものがあります。
- フン(糞):ネズミのフンが集中して落ちている場所は、頻繁に通る道や巣、餌場である可能性が高いです。キッチンの隅、シンク下、天井裏、物置などを重点的にチェックしましょう。フンの大きさや形でネズミの種類(クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミ)を推測することもできます。
- 黒いこすり跡(ラビングマーク):ネズミの体毛に含まれる油や汚れが、何度も通る壁や柱に擦り付けられて黒光りした跡です。壁の隅や配管の周りなどに見られ、ネズミの主要な移動ルートを示しています。
- かじり跡(齧歯痕):柱や壁、家具、食品の袋、石鹸、電気コードなど、様々なものをかじる習性があります。白く新しいかじり跡がある場所は、現在もネズミが活動している証拠です。
- 足跡:ホコリっぽい場所に残された小さな足跡も有力な手がかりです。見つけにくい場合は、小麦粉やベビーパウダーを薄くまいておくと、足跡が付きやすくなりルートを特定できます。
これらのラットサインを注意深く探し、最も痕跡が多い場所に毒餌や粘着シート、捕獲器を設置してください。
特に、壁際や部屋の隅、家具の裏など、ネズミが身を隠しながら移動できる場所に集中して置くのが鉄則です。
ネズミの警戒心を解くための工夫
ネズミ、特に家屋に侵入しやすいクマネズミは非常に警戒心が強く、見慣れない物体にはなかなか近づきません。
そのため、ただ駆除剤を置いただけでは無視されてしまうことがよくあります。
ネズミの警戒心を解き、罠にかかりやすくするための工夫が必要です。
毒餌(殺鼠剤)の場合
いきなり毒餌を置くのではなく、まずは毒を含まない餌(ひまわりの種、パンくず、チーズなど)を数日間同じ場所に置いて、ネズミに「ここは安全な餌場だ」と学習させます(餌慣らし)。ネズミが餌を食べに来るようになったら、同じ場所に毒餌を仕掛けましょう。
また、人間の臭いを警戒するため、作業する際は必ず手袋を着用してください。
粘着シートの場合
粘着シートをそのまま置くと、ネズミが警戒して避けて通ることがあります。シートの周りに新聞紙や布を敷いてカモフラージュしたり、粘着面の中央に米粒やペットフードなどの餌を少量置いたりしておびき寄せると効果的です。
また、ネズミは壁際を走る習性があるため、通り道となる壁際に沿って複数枚を隙間なく敷き詰めると、ジャンプして避けられるのを防ぎ、捕獲率が上がります。
駆除後の死骸の正しい処理方法
無事にネズミを駆除できた後、最も注意すべきなのが死骸の処理です。
ネズミの死骸やフンには、食中毒の原因となるサルモネラ菌などの病原菌や、イエダニ、ノミといった人体に有害な寄生虫が付着している危険性が非常に高いです。
絶対に素手で触らず、以下の手順で安全に処理してください。
- 準備:処理作業を行う際は、必ずゴム手袋とマスクを着用します。菌やウイルスが目に入るのを防ぐため、ゴーグルなどがあればさらに安全です。
- 死骸の回収:死骸を直接手でつかまず、ほうきとちりとり、または厚紙などで回収し、ビニール袋に入れます。臭いや菌が漏れないように、袋の口はしっかりと縛り、可能であれば二重にしてください。
- 消毒:死骸があった場所やその周辺には、ネズミの体液や排泄物が付着している可能性があります。市販の塩素系漂白剤を薄めた液や、エタノールなどのアルコール系消毒スプレーを吹きかけ、キッチンペーパーなどで丁寧に拭き取ります。拭き取ったペーパーもビニール袋に入れて密閉します。
- 廃棄:死骸の入った袋は、お住まいの自治体が定めるルールに従って処分します。多くの場合は「可燃ごみ」として出すことができますが、念のため自治体のホームページなどで確認しましょう。
- 後片付け:作業が終わったら、使用したゴム手袋やマスクもビニール袋に入れて捨て、石鹸を使って丁寧に手洗いとうがいをしてください。
特に、天井裏や壁の中など見えない場所でネズミが死んでしまうと、腐敗による強烈な悪臭やウジの発生につながることがあります。
遅効性の殺鼠剤を使用する際は、こうしたリスクも考慮しておく必要があります。
ネズミの再発を防ぐための侵入経路対策
市販の駆除剤を使ってネズミを一時的に追い払ったり捕獲したりしても、家への侵入経路がそのままでは、新たなネズミが次々と入ってきてしまい、問題は根本的に解決しません。
ネズミ駆除は「追い出す・捕まえる」ことと「侵入させない」ことの両輪で行うことが極めて重要です。
ここでは、駆除後のネズミの再発を確実に防ぐための、侵入経路の特定方法と具体的な封鎖対策についてプロの視点から詳しく解説します。
ネズミの侵入経路になりやすい場所とは
ネズミは非常に体が柔らかく、驚くほど小さな隙間からでも侵入してきます。
例えば、体が大きいドブネズミやクマネズミでも2.5cm程度(500円玉くらいの大きさ)、小さなハツカネズミに至っては1.5cm程度(1円玉より少し大きいくらい)の隙間があれば通り抜けることが可能です。
まずは、ご自宅のどこにそのような危険な隙間があるのかを把握することが対策の第一歩です。
以下の場所を重点的にチェックしてみましょう。
【屋外に面した侵入経路の例】
- 基礎部分のひび割れや通気口:建物の土台である基礎にできた亀裂や、床下の換気のための通気口は、ネズミの格好の入り口となります。特に通気口の格子が壊れていたり、目が粗かったりすると容易に侵入されます。
- 壁の亀裂や配管の貫通部:外壁にできたひび割れや、エアコンの配管、ガス管、水道管などを屋内に引き込む際に壁に開けた穴の周りの隙間は、最も一般的な侵入経路の一つです。施工時にパテなどで塞がれていますが、経年劣化で隙間ができているケースが多く見られます。
- 屋根の隙間:瓦のズレや破損によってできた隙間、軒天(屋根の裏側)の換気口などから、特に高所での活動が得意なクマネズミが侵入します。
- 換気扇やシャッター:長期間使用していない換気扇の隙間や、シャッターの収納ボックスの隙間も盲点となりがちです。
【家の中での侵入経路の例】
- キッチンや洗面所のシンク下:シンク下の収納スペースの奥には排水管が通っており、床との間に隙間ができていることが多く、床下から室内への侵入経路となります。
- 壁と床・天井の隙間:築年数が経過した建物では、壁と床、壁と天井の間に隙間が生じていることがあります。壁の中を移動してきたネズミが室内へ出てくるポイントになります。
これらの場所を中心に、ネズミのフンや足跡、体をこすりつけた跡である黒い汚れ(ラットサイン)がないかを確認することで、実際にネズミが利用している侵入経路を特定しやすくなります。
パテや金網を使った塞ぎ方の具体例
侵入経路となりうる隙間を発見したら、ネズミが齧って壊せない材料を使って物理的に封鎖します。
DIYでも比較的簡単に行える方法をご紹介します。
作業を行う際は、必ず家の中にネズミがいないことを確認してからにしましょう。くん煙剤などで追い出した直後に行うのが効果的です。
1. 配管周りや壁の小さな隙間(直径5cm未満)
このケースでは「防鼠パテ(ぼうそパテ)」の使用が最も手軽で効果的です。
防鼠パテは、粘土のような素材にネズミが嫌う唐辛子の辛み成分(カプサイシン)などが練り込まれており、ネズミが齧るのを防ぎます。ホームセンターやオンラインストアで入手可能です。
【作業手順】
- 隙間の周りのホコリや汚れをきれいに拭き取ります。
- 防鼠パテを必要量ちぎり、手でよく練って柔らかくします。
- 隙間の奥までしっかりと、隙間なくパテを詰め込みます。表面をヘラなどで平らにならすと綺麗に仕上がります。
2. 通気口や換気扇など比較的大きな開口部
通気口のように空気の流れを確保しつつネズミの侵入を防ぎたい場所には、「金網(パンチングメタル)」が最適です。
ステンレス製や銅製のものは錆びにくく、耐久性にも優れています。網目が細かいものを選びましょう。
【作業手順】
- 通気口のサイズを測り、一回り大きく金網を金切りバサミでカットします。
- カットした金網を通気口に被せ、外壁用のネジやビスを使って数カ所をしっかりと固定します。
- 金網のフチと壁の間に隙間ができないよう、コーキング剤や防鼠パテで密閉するとより確実です。
また、床下の隙間など、複雑な形状の場所には、ステンレス製のたわしを詰め込む方法も有効です。
たわしを隙間に詰め込んだ後、さらに防鼠パテで固定することで、より強固な封鎖が可能です。
これらの対策を徹底することで、ネズミが住み着きにくい環境を作り、長期的な安心を手に入れることができます。
もし高所での作業や電気配線の近くなど、ご自身での作業が難しいと感じる場合は、無理をせず専門の駆除業者に相談しましょう。
市販のネズミ駆除剤に関するよくある質問
市販のネズミ駆除剤を使ってみたものの、思うような効果が出なかったり、使い方に疑問を感じたりすることはありませんか?
ここでは、ネズミ駆除に関するよくある質問とその回答を、プロの視点から詳しく解説します。
疑問を解消し、より効果的なネズミ対策を行いましょう。
駆除剤を使ってもネズミがいなくならない場合はどうすればいい
市販の駆除剤を試してもネズミが一向にいなくならない場合、いくつかの原因が考えられます。
闇雲に同じ対策を続けるのではなく、原因を特定して対処法を変えることが重要です。
まず考えられるのが、毒餌(殺鼠剤)に耐性を持つ「スーパーラット」の存在です。
特にクマネズミに多く見られ、一般的なワルファリン系の殺鼠剤が効きにくいことがあります。
この場合は、リン化亜鉛など、異なる有効成分の殺鼠剤を試してみましょう。
次に、駆除グッズの設置場所が適切でない可能性です。ネズミは非常に警戒心が強く、いつも通る壁際や物陰などの「ラットサイン(フン、足跡、黒いこすり跡など)」がある場所に設置しないと、なかなか罠にかかりません。
ラットサインを注意深く探し、設置場所を見直してみてください。
また、そもそもネズミの数に対して駆除剤の量が足りていなかったり、駆除するスピードよりも繁殖して増えるスピードが上回っていたりするケースも少なくありません。
さらに、家のどこかに侵入経路が開いたままだと、駆除しても次から次へと新しいネズミが侵入してきてしまいます。
侵入経路の封鎖と駆除は、必ずセットで行う必要があります。
これらの対策を試しても状況が改善しない場合は、被害が深刻化する前にプロの駆除業者に相談することをおすすめします。
超音波グッズは本当に効果があるの
ネズミが嫌がる周波数の超音波を発生させて追い払うという「超音波グッズ」は、手軽さから人気がありますが、その効果については注意が必要です。
結論から言うと、超音波グッズだけでネズミを完全に駆除するのは非常に困難です。
その理由として、ネズミが超音波に「慣れてしまう」ことが挙げられます。最初は効果があっても、危険がないと判断すると、ネズミは超音波が鳴っている場所にも平気で現れるようになります。
また、超音波は壁や家具などの障害物を通り抜けることができないため、物陰には効果が及ばず、ネズミの逃げ場所を与えてしまうことになります。
独立行政法人国民生活センターも、超音波を利用した害獣駆除グッズについて、「効果をうたうほどの根拠はなかった」とするテスト結果を公表しています。
したがって、超音波グッズはあくまで補助的な対策と位置づけ、毒餌や粘着シート、捕獲器といった物理的な駆除方法と組み合わせて使用するのが賢明です。
被害がごく初期の段階で、ネズミを一時的に遠ざけたい場合などに限定して使うのが良いでしょう。
プロの駆除業者に依頼するべきタイミングは
市販のグッズで対応できる範囲を超えていると判断した場合、早めにプロの駆除業者に依頼することが最善の解決策となります。
以下のような状況が見られたら、専門家への相談を検討すべきタイミングです。
- 複数の種類の市販駆除剤を試したが、一向にラットサイン(フンや足音)が減らない。
- 天井裏や壁の中から聞こえる物音が、日を追うごとに大きくなったり、広範囲になったりしている。
- 柱や配線、断熱材などがかじられ、建物自体への被害が出始めている。
- ネズミの姿を日中にも見かけるようになった。(夜行性のネズミが日中に出てくるのは、個体数が増えて巣からあぶれた、もしくは餌が不足しているサインです)
- 飲食店や食品を扱う施設で、衛生管理上、迅速かつ確実な駆除が求められる。
- 自分でネズミの死骸を処理することに強い抵抗がある、または衛生面で不安がある。
プロの業者は、ネズミの種類や生態、建物の構造を熟知しており、被害状況を的確に調査した上で、最も効果的な駆除プランを提案してくれます。
侵入経路の特定と封鎖作業も確実に行い、再発防止策まで講じてくれるため、根本的な解決が期待できます。
費用はかかりますが、被害の拡大による修繕費や、心身のストレスを考えれば、結果的にコストを抑えられるケースも少なくありません。
>>【完全ガイド】ネズミ駆除業者おすすめランキング!後悔しない選び方と人気業者5選
まとめ
本記事では、市販されているネズミ駆除剤(グッズ)の選び方から、プロが厳選したおすすめ商品、効果を最大化する使い方までを網羅的に解説しました。
どの商品を選ぶべきか迷ったら、まずは総合ランキング1位の「アース製薬 デスモアプロ 投げ込みタイプ」のような、喫食率が高く抵抗性ネズミにも効く強力な毒餌(殺鼠剤)を検討するのがおすすめです。
ネズミ駆除を成功させるための最も重要な結論は、ご自身の状況に合わせて最適な駆除方法を選択することです。
そのためには、「駆除剤の種類」「ネズミの種類」「使用場所」「安全性」という4つのポイントを必ず確認しましょう。
例えば、警戒心の強いクマネズミには毒餌、通路が特定できているなら粘着シート、お子様やペットがいるご家庭では捕獲器や天然成分の忌避剤を選ぶのが基本です。
また、駆除剤の効果を最大限に引き出すには、フンや足跡などのラットサインを見つけてネズミの通り道に正しく設置することが不可欠です。
駆除に成功した後は、再発を防ぐためにパテや金網で侵入経路を物理的に塞ぐ対策を必ず行いましょう。
ネズミ被害の根本的な解決には、駆除と侵入防止の両輪が欠かせません。
もし、これらの市販品対策を試しても被害が収まらない、あるいはネズミの数が多くて手に負えないと感じる場合は、被害が拡大する前に専門の駆除業者へ相談することを強く推奨します。
プロに依頼することで、より確実かつ安全にネズミ問題を解決できます。