
天井裏の物音やベランダに落ちている黒いフン。「もしかしてコウモリ?」とお悩みではありませんか。
コウモリ被害は放置すると騒音や悪臭、健康被害につながるため早めの対策が必要ですが、鳥獣保護管理法により許可なく捕獲や殺傷(駆除)をすることは禁じられています。
結論から言うと、市販されている専用の「撃退グッズ」を正しく使えば、専門業者に頼らずともコウモリを家から安全に追い出すことは可能です。
この記事では、害獣対策のプロが有効性を徹底比較し、本当におすすめできるコウモリ撃退グッズをランキング形式でご紹介します。
スプレー・忌避剤・超音波といったグッズの種類ごとの効果的な使い方から、追い出した後のフンの清掃方法、二度と寄せ付けないための侵入経路の封鎖対策まで網羅的に解説。
この記事を読めば、あなたのお家の状況に最適な対策方法がわかり、コウモリのいない安心した生活を取り戻せます。
目次
コウモリ撃退グッズを選ぶ3つのポイント
コウモリ対策グッズはスプレータイプから超音波装置まで多岐にわたり、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。
しかし、被害状況や使用場所に適したグッズを選ばなければ、十分な効果は得られません。
ここでは、コウモリ撃退グッズ選びで失敗しないための3つの重要なポイントをプロの視点から詳しく解説します。
ご自身の状況に合った最適なグッズを見つけるための参考にしてください。
グッズの種類で選ぶ スプレー・忌避剤・超音波
コウモリ撃退グッズは、主に「スプレータイプ」「忌避剤(固形・ジェルなど)」「超音波発生装置」の3種類に分けられます。
それぞれの特徴を理解し、目的に合わせて使い分けることが重要です。
スプレータイプは、即効性の高さが最大の特徴です。
コウモリが潜んでいる場所や飛んでいるコウモリに直接噴射することで、その場から追い払う効果が期待できます。
ハッカ(ミント)系の強力なニオイ成分を含んだ製品が多く、噴射力が高く設計されているものであれば、屋根裏の奥など手の届きにくい場所にも薬剤を到達させることが可能です。
ただし、効果の持続時間は比較的短いため、追い出した後の再侵入防止策と組み合わせる必要があります。
忌避剤は、コウモリが嫌うニオイを発することで、住み着くのを防ぐ「予防」に特化したグッズです。
屋根裏や天井裏に置くだけの固形タイプ、コウモリの侵入経路に塗布するジェルタイプ、ベランダや軒下に吊り下げるタイプなど、形状は様々です。
効果が数週間から数ヶ月持続する製品が多く、継続的にコウモリを寄せ付けない環境を作るのに役立ちます。
即効性はスプレーに劣るため、まずはスプレーで追い出し、その後に忌避剤を設置するという使い方が効果的です。
超音波発生装置は、コウモリが嫌がる特殊な周波数の超音波を発生させて、コウモリにとって居心地の悪い空間を作り出すアイテムです。
薬剤を使用しないため、ニオイがなく、人やペットへの安全性が高いのがメリットです。
コンセントに差すだけで広範囲をカバーできる製品もあり、手軽に導入できます。
ただし、コウモリの種類や個体によっては効果が出にくい場合や、超音波に慣れてしまう可能性も指摘されています。
また、壁や家具などの障害物があると効果が減衰するため、設置場所には工夫が必要です。
使用場所で選ぶ 屋根裏・ベランダ・換気口
コウモリの被害が発生している場所によって、最適なグッズは異なります。
効果を最大限に引き出すために、使用場所に適したタイプを選びましょう。
屋根裏・天井裏は、コウモリが巣(ねぐら)を作りやすい代表的な場所です。
暗く広い空間であるため、まずは強力な噴射力を持つスプレータイプや、煙で隅々まで成分を行き渡らせる燻煙(くんえん)タイプの忌避剤を使い、潜んでいるコウモリを追い出すことから始めます。
追い出した後は、効果の持続性が高い固形忌避剤を複数設置したり、広範囲をカバーできる超音波発生装置を設置したりして、再侵入を防ぎましょう。
ベランダ・軒下は、コウモリが休憩場所や雨宿りのために立ち寄ることが多い場所です。
フンによる汚れが主な被害となります。コウモリを見かけたらスプレーで直接追い払うのが手軽です。
予防策としては、手すりや物干し竿に吊り下げるタイプの忌避剤が設置しやすくおすすめです。
また、コウモリがいつも同じ場所にとまる場合は、その場所にジェル状の忌避剤を塗布しておくと、とまるのを防ぐ効果が期待できます。
換気口・シャッターボックス・壁の隙間といった狭い場所は、コウモリの侵入経路になりやすい要注意ポイントです。
このようなピンポイントな場所には、侵入経路に直接塗り込んで物理的に侵入を妨げるジェル状の忌避剤が最も効果的です。
また、隙間の奥に潜んでいるコウモリを追い出すためには、ノズル付きのスプレータイプが役立ちます。
追い出した後は、金網やパテなどで物理的に隙間を塞ぐ対策(後の章で詳述)が必須となります。
安全性で選ぶ ペットや子供への影響
コウモリ撃退グッズを選ぶ上で、家族やペットの安全は最も優先すべき項目の一つです。
特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、製品の成分や使用方法に細心の注意を払う必要があります。
まず確認したいのが、製品の主成分です。
多くの忌避剤やスプレーには、ハッカ油やユーカリ油といった天然由来の植物エキスが使用されています。
これらの天然成分を主とした製品は、化学合成された殺虫成分を含む製品に比べて安全性が高いとされています。
購入前には必ずパッケージの成分表示を確認し、どのような物質が使われているかを把握しておきましょう。
次に、ニオイの影響です。
コウモリが嫌うハッカ系の強いニオイは、人にとっても刺激が強い場合があります。
特に嗅覚が敏感な犬や猫にとっては、大きなストレスになる可能性があります。
リビングに近い場所やペットの生活空間の近くで使用する際は、ニオイが強すぎないか、ペットが嫌がるそぶりを見せないかなどを確認しながら使用してください。
また、固形やジェル状の忌避剤は、お子様やペットが誤って触れたり、口に入れたりする危険性も考慮しなければなりません。
必ず手の届かない高所や、普段立ち入らない屋根裏などに設置するように徹底しましょう。
スプレータイプを使用する際も、人やペット、食品、食器などにかからないよう噴射方向には十分注意してください。
超音波発生装置は基本的に人や犬猫には影響がないとされていますが、ハムスターやウサギ、小鳥などの小動物を飼っている場合は、念のため製品の注意書きを確認し、ペットの様子をよく観察しながら使用することをおすすめします。
プロが選ぶコウモリ撃退グッズおすすめランキングTOP5
コウモリ被害にお悩みの方へ、数ある撃退グッズの中から、駆除のプロが効果や使いやすさ、安全性を基準に厳選したおすすめランキングTOP5をご紹介します。
それぞれのグッズの特徴を理解し、被害状況や場所に合わせて最適なものを選びましょう。
第1位 強力噴射で天井裏にも届く コウモリ忌避スプレー
即効性と到達距離で選ぶなら、エアゾールタイプの忌避スプレーが最もおすすめです。
特に屋根裏や天井裏など、人が簡単に入れない閉鎖空間に潜むコウモリを追い出すのに絶大な効果を発揮します。
特徴と効果
代表的な商品であるイカリ消毒の「スーパーコウモリジェット」やアース製薬の「コウモリのみはり番 スプレー」は、コウモリが嫌う強力なハッカ油を主成分としています。
ジェット噴射機能により、最大6m先まで薬剤が到達するため、高所の隙間や屋根裏の奥深くまで効率的に忌避成分を届けることが可能です。
噴射された霧状の成分が空間全体に行き渡り、コウモリを外へと追い出します。即効性が高く、使用後すぐに効果を実感しやすいのが最大のメリットです。
効果的な使い方と注意点
コウモリが活動を始める夕方、巣やねぐらに向かって噴射するのが最も効果的です。
屋根裏の点検口などから、内部全体に行き渡るように数秒間噴射します。
使用時は、薬剤を吸い込まないようにマスクやゴーグルを着用してください。
また、引火性のガスを使用している製品が多いため、火の気のない場所で換気をしながら作業することが重要です。
追い出した後は、コウモリが戻ってこないように侵入経路を塞ぐ対策を必ず行いましょう。
第2位 置くだけ簡単 コウモリ専用固形忌避剤
手間をかけずに長期間の効果を期待するなら、設置が簡単な固形(錠剤)タイプの忌避剤が便利です。
スプレーのようにその場にいる必要がなく、持続的な効果でコウモリの侵入や再定着を防ぎます。
特徴と効果
アース製薬の「コウモリのみはり番」などが代表的な商品です。
こちらも主成分は天然ハッカ油で、コウモリが嫌がる強いニオイを発します。
屋根裏や天井裏、物置など、コウモリが巣を作りやすい場所に置くだけで、約1ヶ月から2ヶ月間(製品や環境による)効果が持続します。
ニオイでコウモリの嗅覚を刺激し、その場所が危険であると認識させることで、寄り付かせなくする効果があります。
効果的な使い方と注意点
効果を最大限に発揮させるには、コウモリのフンが落ちている場所や、巣になっている場所の近くに設置するのがポイントです。
6畳あたり2〜4個を目安に、ニオイが空間全体に広がるように配置しましょう。
密閉された空間で最も効果を発揮するため、風通しの良い屋外での使用には向きません。
また、ニオイが強いので、居住空間の近くに置くと気分が悪くなる可能性があるため注意が必要です。
第3位 広範囲をカバーする超音波発生装置
薬剤を使いたくない場所や、ペットや小さなお子様がいてニオイが気になるご家庭では、超音波発生装置が選択肢の一つとなります。
コンセントに差すだけ、あるいは電池で稼働するため、手軽に長期間の対策が可能です。
特徴と効果
コウモリが嫌がる変動する超音波を発生させ、聴覚を刺激して不快な環境を作り出す装置です。
人間には聞こえない周波数の音なので、生活への影響はほとんどありません。
広範囲をカバーできる製品が多く、屋根裏や倉庫、ガレージ全体を対策したい場合に有効です。
ただし、超音波は壁や障害物を通り抜けられないため、設置場所には工夫が必要です。
効果的な使い方と注意点
コウモリの侵入経路や巣の方向に向けて設置します。効果を高めるためには、超音波を遮る家具や物を置かないようにしましょう。
超音波に対するコウモリの慣れを防ぐため、周波数が自動で変動する機能を持つ製品を選ぶのがおすすめです。
注意点として、超音波の効果には個体差があり、全てのコウモリに効果があるとは限りません。
他の忌避剤と併用することで、より確実な撃退効果が期待できます。
第4位 天然成分で安心 吊り下げタイプの忌避剤
ベランダや軒下、換気口の近くなど、半屋外での使用に適しているのが吊り下げタイプの忌避剤です。
雨風に強く、ピンポイントでの対策がしやすいのが特徴です。
特徴と効果
SHIMADAの「コウモリいやがる袋」のように、天然鉱物(多孔質セラミック)にハッカ系の忌避成分を染み込ませた不織布タイプの製品が主流です。
吊るしておくだけで、風に乗って忌避成分が広がり、コウモリを寄せ付けません。
効果の持続期間は約1ヶ月程度で、交換も簡単です。
天然成分を使用している製品が多く、化学薬品に抵抗がある方でも安心して使用できます。
効果的な使い方と注意点
コウモリが飛来する場所や、休憩場所として利用する軒下、雨戸の戸袋、換気口の外側などに、ヒモで吊るして使用します。
効果範囲が比較的狭いため、2m程度の間隔で複数設置するとより効果的です。
強い雨に打たれると成分が流れ出て効果が薄れる場合があるため、なるべく雨のかかりにくい場所に設置しましょう。
第5位 侵入経路に直接使えるジェル状忌避剤
コウモリの侵入経路が特定できている場合に、非常に効果的なのがジェル(ゲル)状の忌避剤です。
物理的な障害と嗅覚・触覚への刺激で、コウモリの侵入を強力に防ぎます。
特徴と効果
コーキングガンのような専用ガンで塗布するタイプの製品が多く、代表的なものに「バードフリー」などがあります。
このジェルは、コウモリが嫌う味・ニオイ・触感を持つだけでなく、紫外線に当たると光るため、視覚的にもコウモリを警戒させます。
粘着性があるため、壁の隙間や配管の周り、換気口のフチなど、垂直な面や凹凸のある場所にもしっかりと付着し、物理的に侵入を防ぎます。
効果的な使い方と注意点
まず、フンなどを頼りにコウモリの侵入経路を正確に特定します。
その後、コウモリを完全に追い出してから、その侵入口にジェルを塗布します。
一度塗布すれば長期間効果が持続しますが、ホコリやゴミが付着すると効果が薄れるため、定期的な確認が必要です。
また、塗布する際には手や衣服に付かないよう、手袋を着用して作業してください。
コウモリ撃退グッズの効果を最大化する使い方
コウモリ撃退グッズは、ただ闇雲に使っても十分な効果は得られません。
効果を100%引き出すためには、「追い出す前の準備」と「追い出した後の処理」が非常に重要です。
この一連の作業を正しく行うことで、コウモリを確実に追い出し、再発を防ぐことができます。
ここでは、グッズ使用の成功率を格段に上げるための具体的な手順を解説します。
追い出す前に必須 コウモリの侵入経路を特定する方法
コウモリを追い出す前に、まず彼らがどこから家に出入りしているのか、その「侵入経路」を正確に特定する必要があります。
侵入経路が分からなければ、忌避剤を効果的な場所に設置できませんし、追い出した後に再び侵入されてしまうからです。
コウモリは非常にわずかな隙間からでも侵入するため、注意深く観察しましょう。
コウモリの侵入経路を特定する最も効果的なタイミングは、彼らが餌を求めて巣から飛び立つ日没後30分~1時間程度です。
この時間帯に家の外から建物を観察し、どこからコウモリが出てくるかを確認します。
特に以下の場所は、侵入経路になりやすいため重点的にチェックしてください。
- 屋根の隙間(瓦のズレ、棟板金の継ぎ目など)
- 外壁のひび割れ、サイディングボードの隙間
- 換気口や通気口のガラリ
- エアコンの配管を通すための壁の穴(配管スリーブ)の隙間
- 雨戸の戸袋やシャッターの収納ボックス
- 軒下と壁の取り合い部分
また、日中に侵入経路のヒントを探す方法もあります。
コウモリの出入り口の真下には、黒くて細長い「フン」が集中して落ちていることが多いです。
壁に付着した黒い汚れ(尿や体の油分)も、頻繁に出入りしているサインとなります。
アブラコウモリの場合、1cm程度の隙間があれば侵入できてしまうため、先入観を持たずに疑わしい場所をすべてリストアップしておくことが重要です。
フンの掃除と消毒の手順
コウモリを無事に追い出せたら、次に巣があった場所やその周辺に溜まったフンを徹底的に清掃・消毒します。
コウモリのフンを放置すると、悪臭や建材の腐食だけでなく、ダニやノミといった害虫の発生源となります。
さらに、乾燥したフンに含まれる病原菌を吸い込むことによる健康被害のリスクも指摘されています。
フンの清掃は、粉塵を吸い込まないよう万全の装備で行うことが鉄則です。作業前には必ず以下のものを準備してください。
- 防護マスク(N95規格など、粒子の吸入を防ぐ高性能なもの)
- ゴーグル(目の保護のため)
- ゴム手袋または使い捨てのビニール手袋
- 汚れてもよい長袖・長ズボンの作業着、帽子
準備が整ったら、次の手順で清掃作業を進めます。
- 換気を行う
作業場所の窓を開けるなどして、十分に換気を行います。密閉された空間での作業は危険です。 - フンを湿らせる
乾燥したフンをいきなり掃くと、有害な粉塵が舞い上がってしまいます。消毒用エタノールや市販の除菌スプレーなどを霧吹きで吹きかけ、フン全体を十分に湿らせます。 - フンを除去する
湿らせたフンを、ちりとりやヘラを使って集め、厚手のゴミ袋に入れます。ゴミ袋は二重にするとより安全です。 - 消毒・殺菌する
フンを取り除いた場所に、再度消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムの希釈液などをスプレーし、雑巾で拭き上げます。これにより、病原菌や寄生虫の卵などを徹底的に殺菌します。 - ゴミを密閉して処分する
フンを入れたゴミ袋の口を固く縛り、さらに使用したマスクや手袋、雑巾なども別の袋に入れて密閉します。処分方法は、お住まいの自治体のルールに従ってください。
フンの量が大量にある場合や、屋根裏など足場が悪く危険な場所での作業は、無理をせずプロの駆除業者に依頼することをおすすめします。
安全を最優先に考え、適切な対応を心がけましょう。
もう寄せ付けない コウモリの再発を防ぐ徹底対策
コウモリ撃退グッズを使って家から追い出すことに成功しても、それは一時的な解決に過ぎません。
コウモリは非常に強い帰巣本能を持つため、一度住み着いた場所には繰り返し戻ってくる習性があります。
そのため、追い出した後の「再発防止策」こそが、コウモリ被害を根本から解決するための最も重要なステップです。
ここでは、二度とコウモリを寄せ付けないための徹底的な対策を2つのアプローチから解説します。
侵入経路を物理的に封鎖する
コウモリの再侵入を防ぐ最も確実で効果的な方法は、侵入経路を物理的に塞ぐことです。
コウモリは、わずか1〜2cm程度の小さな隙間さえあれば簡単に侵入してしまいます。
追い出し作業が完了し、家の中にコウモリがいないことを完全に確認してから、すべての侵入経路を徹底的に封鎖しましょう。
注意点として、コウモリがまだ中にいる状態で塞いでしまうと、中で死んでしまい、悪臭やウジの発生原因となるため、必ず追い出した後に行ってください。
金網やパンチングメタルで大きな隙間を塞ぐ
換気口や通気口、屋根と壁の隙間など、比較的大きな開口部には、金網やパンチングメタルの使用が効果的です。
素材は、錆びにくく耐久性の高いステンレス製を選びましょう。
コウモリは小さな隙間からでも侵入を試みるため、網目の細かいもの(6mm以下が目安)を選ぶことが重要です。
ホームセンターなどで購入でき、ビスやタッカー、専用の接着剤などを使って隙間を完全に覆うように設置します。
特に、エアコンの配管導入部や戸袋の隙間なども見落としがちな侵入経路なので、入念にチェックしてください。
シーリング材やパテで小さな亀裂を埋める
外壁のひび割れ(クラック)、モルタルの剥がれ、配管周りのわずかな隙間など、細かい亀裂にはシーリング材(コーキング材)や屋外用のパテを使って埋めるのが最適です。
これらの補修材は、雨風に強く、建材の伸縮にも追従するため、長期間にわたって封鎖効果を維持できます。
作業前には、埋める箇所の汚れやホコリをしっかりと取り除き、乾燥させてから充填することで、接着力が高まります。
高所での作業や、どの程度の隙間を埋めればよいか判断が難しい場合は、無理せず専門業者に相談することも検討しましょう。
コウモリが嫌う環境を作る
侵入経路の物理的な封鎖と並行して、コウモリにとって「居心地の悪い環境」を作ることも再発防止に繋がります。
コウモリが寄り付く理由は「安全なねぐら」と「豊富なエサ」があるからです。
これらの要因を取り除くことで、コウモリが寄り付きにくい家にすることができます。
餌となる昆虫を減らす
日本家屋に住み着くアブラコウモリの主食は、蚊やユスリカ、ガなどの小さな昆虫です。
家の周りにこれらの昆虫が大量に発生していると、それを目当てにコウモリが飛来しやすくなります。
庭の水たまりをなくして蚊の発生源を断ったり、雑草をこまめに刈って虫の隠れ場所を減らしたりする対策が有効です。
また、夜間に点灯する玄関灯や庭の照明を、虫が寄りにくいとされるLED照明に交換することも、コウモリの餌を減らし、結果的にコウモリを遠ざける効果が期待できます。
定期的な忌避剤の使用と清掃
物理的な封鎖を行った後も、万が一に備えてコウモリが嫌う成分を持つ忌避剤を定期的に使用することをおすすめします。
特に、過去に侵入された屋根裏や軒下などに、ハッカ油や天然鉱石を利用した固形忌避剤を設置しておくと良いでしょう。
コウモリは嗅覚が優れているため、強いハーブの香りを嫌います。
また、コウモリのフンには仲間を呼ぶマーキング効果があるため、侵入経路を塞いだ後も定期的に点検し、フンが落ちていないか確認することが大切です。
もしフンを見つけたら、すぐに清掃・消毒を行い、コウモリが戻ってくるきっかけを与えないようにしましょう。
自分でやってもダメな場合 プロの駆除業者に相談する
コウモリ撃退グッズを試しても効果が見られない、被害が広範囲に及んでいる、高所や狭い場所での作業が難しいなど、ご自身での対策に限界を感じた場合は、無理をせずプロの駆除業者に相談することをおすすめします。
コウモリは鳥獣保護管理法によって守られており、許可なく捕獲や殺傷ができないため、専門知識を持った業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。
優良なコウモリ駆除業者の選び方5つのポイント
いざ業者に依頼しようと思っても、どの業者を選べば良いか迷ってしまうかもしれません。
後悔しないために、信頼できる優良な業者を見極めるための5つのポイントをご紹介します。
1. 実績と専門性があるか
まず、コウモリ駆除の実績が豊富かどうかを確認しましょう。
業者のウェブサイトで、具体的な施工事例やお客様の声が掲載されているかをチェックします。
害虫・害獣駆除を幅広く手掛ける業者よりも、コウモリ駆除を専門的に扱っている、あるいは得意としている業者の方が、生態に関する知識やノウハウが豊富で、より効果的な対策を期待できます。
2. 見積もりが明確で追加料金がないか
必ず複数の業者から相見積もりを取り、料金と作業内容を比較検討しましょう。
その際、「見積もり無料」と書かれていても、出張費や調査費が別途かかるケースもあるため、事前に確認が必要です。
提示された見積書に、作業内容の内訳(追い出し作業、フン清掃、殺菌・消毒、侵入経路封鎖など)が詳細に記載されているか、追加料金が発生する可能性とその条件について明記されているかを確認することが重要です。
不明瞭な点があれば、契約前に必ず質問しましょう。
3. 再発保証やアフターフォローが充実しているか
コウモリは帰巣本能が非常に強く、一度追い出しても再び同じ場所に戻ってくる可能性があります。
そのため、施工後の再発保証やアフターフォローが充実している業者を選ぶことが極めて重要です。
保証期間はどのくらいか(1年〜5年が一般的)、どのような場合に保証が適用されるのか、保証内容を契約前に書面でしっかりと確認しておきましょう。
4. 保有資格や許可を確認する
コウモリの捕獲には、自治体の許可や「わな猟免許」といった資格が必要になる場合があります。
法律を遵守し、適切な手順で駆除を行ってくれる業者かどうかを見極めるために、必要な許可や資格を保有しているかを確認するとより安心です。
優良な業者は、公益社団法人 日本ペストコントロール協会の会員であることも多く、一つの判断基準になります。
5. 口コミや評判が良いか
実際にその業者を利用した人の口コミや評判も、重要な判断材料です。
良い評価だけでなく、悪い評価にも目を通し、「連絡が遅い」「作業が雑だった」「説明が不十分だった」といった具体的な内容を確認することで、その業者の実態を多角的に把握することができます。
コウモリ駆除にかかる費用相場と内訳
コウモリ駆除の費用は、被害の状況、建物の構造、作業内容によって大きく変動しますが、一般的な相場は5万円〜30万円程度です。
ただし、被害が甚大で、大規模な清掃や修繕が必要な場合は50万円以上になることもあります。
費用の主な内訳は以下の通りです。
- 調査費:現地調査にかかる費用。無料の場合も多い。
- 追い出し作業費:忌避剤や燻煙剤などを使ってコウモリを建物から追い出す作業。
- フン清掃・消毒費:溜まったフンの清掃と、それに伴う殺菌・消毒、消臭作業。
- 侵入経路封鎖費:コウモリの再侵入を防ぐために、パンチングメタルや金網、シーリング材などで隙間を塞ぐ作業。
- 高所作業費・足場代:屋根裏や3階以上の高所など、作業に危険が伴う場合に発生。
最も費用に影響するのが「侵入経路封鎖」です。侵入経路の数や場所、使用する資材によって費用が大きく変わるため、見積もりの段階でどこまで作業に含まれているのかをしっかり確認しましょう。
駆除業者に依頼する際の流れ
一般的に、駆除業者に依頼する際は以下のような流れで進みます。
- 問い合わせ・相談:電話やウェブサイトのフォームから、被害状況を伝えて相談します。
- 現地調査・見積もり:業者が実際に現地を訪れ、被害状況やコウモリの種類、侵入経路などを特定し、詳細な見積書を作成します。
- 契約:見積もりの内容に納得できれば契約を結びます。
- 駆除作業(追い出し):忌避剤などを使用し、コウモリを傷つけずに建物の外へ追い出します。
- 清掃・消毒:コウモリがいなくなったことを確認後、フンの清掃や殺菌・消毒作業を行います。
- 侵入経路の封鎖:特定した侵入経路をすべて物理的に塞ぎ、再発を防止します。
- 作業完了・支払い・アフターフォロー:すべての作業が完了したら支払いを行います。その後、保証期間内の再発対応など、アフターフォローが開始されます。
ご自身での対策が難しいと感じたら、被害が拡大する前に、まずは信頼できるプロの業者に無料相談してみることを検討してください。
>>【完全版】屋根裏のコウモリ害獣駆除|業者選びから費用を安く抑えるコツまで紹介
まとめ
本記事では、プロの視点からコウモリの撃退に効果的なおすすめグッズ5選と、その正しい使い方、再発防止策までを網羅的に解説しました。
コウモリがもたらすフンによる悪臭や建物の腐食、騒音、健康被害は、放置することで深刻化するため、早期の対策が不可欠です。
最も重要な結論として、コウモリは「鳥獣保護管理法」により許可なく捕獲・殺傷(駆除)することが法律で禁止されています。
したがって、個人で行える対策は、あくまでグッズを使って家から「追い出す(撃退する)」ことだと覚えておきましょう。
コウモリ撃退グッズを選ぶ際は、スプレーや忌避剤、超音波など「種類」と、屋根裏やベランダといった「使用場所」を考慮して、最適なものを選び出すことが効果を高めるポイントです。
そして、追い出した後は必ず「フンの清掃・消毒」と「侵入経路の封鎖」を行うことで、再発を防ぐことができます。
もし、ご自身での対策に限界を感じたり、被害が甚大であったり、高所での作業に危険を感じる場合は、決して無理をせず専門の駆除業者へ相談することが最善の選択です。
専門家による的確な調査と処置が、最も安全で確実な解決策となります。
この記事を参考に、ご家庭に合った正しい対策を講じ、一日も早く安心できる環境を取り戻してください。