ネギ 害虫 駆除

大切に育てたネギに虫が付いてしまい、駆除方法にお困りではありませんか?

ネギの害虫対策で最も効果的なのは、発生初期の的確な駆除と、植え付け時から始める徹底した予防策を組み合わせることです。

この記事では、ネギに発生する主な害虫の見分け方から、農薬を使わない自然派の駆除方法、プロが実践する農薬の選び方・使い方、そして二度と虫を寄せ付けないための予防策までを網羅的に解説します。

家庭菜園で虫に食われたネギが食べられるのか、といったよくある疑問にもお答えします。

この記事を読めば、しつこい害虫の正体を突き止め、発生源から断つことで、安心して美味しいネギを収穫できるようになります。

ネギに発生する主な害虫と被害の見分け方

大切に育てているネギに異変を見つけたら、それは害虫の仕業かもしれません。

被害を最小限に抑えるには、原因となる害虫を特定し、迅速に対処することが重要です。

ここでは、ネギに発生しやすい代表的な害虫とその被害の特徴を、プロの農家の視点から詳しく解説します。

葉の色の変化や傷のつき方など、小さなサインを見逃さず、早期発見につなげましょう。

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白い斑点や傷はネギアザミウマのサイン

ネギの葉の表面に、白っぽいかすり傷のような斑点が点々と現れたら、「ネギアザミウマ(別名:スリップス)」の発生を疑いましょう。

体長わずか1~2mmと非常に小さく、黄色や褐色の細長い虫です。

成虫は飛ぶことができ、葉の付け根や隙間に隠れているため、見つけるのが難しい厄介な害虫です。

ネギアザミウマは、ネギの葉の表面を舐めるように吸汁して食害します。

被害が進むと、白い斑点が線状につながって銀色に光って見えたり、葉全体が白っぽく変色したりします。

さらに被害が深刻化すると、葉がねじれて奇形になったり、生育が著しく悪くなったりすることもあります。

特に、気温が高く乾燥した環境を好み、梅雨明けから夏にかけて爆発的に増える傾向があるため、この時期は特に注意深く観察してください。

>>【決定版】アザミウマの駆除方法まとめ|農薬を使わない自然な対策から予防まで網羅

葉に白い筋が入るのはネギハモグリバエの仕業

ネギの葉の内部に、白いペンで落書きしたような不規則な線が見られたら、それは「ネギハモグリバエ」の幼虫による食害の跡です。

その特徴的な被害から「絵描き虫」とも呼ばれています。

成虫は体長2mmほどの小さなハエで、葉の表面に産卵します。

孵化した幼虫が葉の内部(葉肉)を食べ進むことで、白い筋状の食害痕が残るのです。

被害が数本であれば生育への影響は少ないですが、多発すると葉の光合成が妨げられ、黄色く枯れてしまうこともあります。

見た目も悪くなるため、商品価値も大きく損なわれます。

特に春と秋の過ごしやすい気候で活動が活発になるため、この時期は葉に白い筋がないか定期的にチェックしましょう。

筋の先端に黒い点が見えれば、そこに幼虫が潜んでいる証拠です。

>>ハモグリバエ(エカキムシ)の駆除方法|発生原因から予防策までプロが解説

葉が広範囲に食害されるならヨトウムシ

ある日突然、ネギの葉が広範囲にわたってムシャムシャと食べられていたら、「ヨトウムシ」の可能性が高いです。

「夜盗虫」という名前の通り、昼間は株元や土の中に隠れ、夜になると這い出してきて葉を食い荒らす、ヨトウガなどのガの幼虫(イモムシ)です。

食欲が非常に旺盛で、一晩で若い葉を食べ尽くしてしまうこともあります。

日中に姿が見えないため発見が遅れがちですが、株の周りに黒くて丸いフンが落ちていたら、ヨトウムシがいるサインです。

フンを見つけたら、周辺の土を少し掘り返してみたり、葉の付け根を念入りに探したりすると、丸まった幼虫を見つけられることがあります。

特に植え付け直後の柔らかい苗は狙われやすいため、注意が必要です。

春から秋にかけて長期間発生し、世代を繰り返すため、油断は禁物です。

>>【ヨトウムシ駆除の決定版】知らないと損!プロが教える発生原因から予防法まで

小さな虫が群がっていたらアブラムシ

ネギの葉、特に新芽などの柔らかい部分に、緑色や黒色の小さな虫がびっしりと群がっていたら、それは「アブラムシ」です。

体長1~4mm程度の小さな虫で、植物の汁を吸って生活しています。繁

殖力が非常に高く、あっという間に増殖して株を弱らせてしまいます。

アブラムシの被害は吸汁による生育不良だけではありません。

アブラムシの排泄物である甘い「甘露(かんろ)」にカビが繁殖し、葉が黒いすすで覆われたようになる「すす病」を誘発します。

すす病になると光合成が阻害され、さらに生育が悪化します。

また、植物の病気を媒介するウイルスを運んでくることもあり、二次的な被害も深刻です。

アリがネギの周りをうろついている場合も要注意。

アリはアブラムシの出す甘露を求めて集まり、天敵からアブラムシを守ることがあるため、アリの存在はアブラムシ発生のサインとも言えます。

>>【即効】大量のアブラムシ駆除に!業者をオススメする理由と知らないと損する退治法と予防策

【状況別】プロが実践するネギの虫の駆除方法

ネギに虫を見つけても、慌てる必要はありません。

大切なのは、害虫の種類と被害の状況を見極め、最適な方法で対処することです。

ここでは、家庭菜園からプロの農家までが実践する、状況別の具体的な駆除方法を3つのステップに分けて詳しく解説します。

早期発見・早期対応が、被害を最小限に食い止める最大のコツです。

虫が少ない初期段階の物理的駆除

害虫の数がまだ少なく、被害が限定的なら、農薬を使わない物理的な駆除が最も手軽で効果的です。

特にプランター栽培や小規模な家庭菜園では、こまめなチェックと手作業での駆除を習慣にしましょう。

手やテープで取り除く

ヨトウムシやナメクジのように比較的大きく、目視で確認できる害虫は、見つけ次第すぐに手で捕殺するのが確実です。

割り箸を使ったり、ゴム手袋を着用したりすると、虫に直接触れることなく作業できます。

また、アブラムシのように小さな虫が密集している場合は、粘着テープやガムテープをペタペタと貼り付けて取り除く方法も有効です。

ネギの葉を傷つけにくく、一網打尽にできる便利な技です。

水流で洗い流す

アブラムシやネギアザミウマといった小さな害虫には、水圧を利用した駆除も試す価値があります。

霧吹きやホースのシャワー機能を使い、少し強めの水流で葉の表面や分岐部にいる害虫を洗い流します。

特に葉の裏側は害虫の隠れ家になりやすいので、念入りに行いましょう。

ただし、水圧が強すぎるとネギが折れたり、土が跳ね返って病気の原因になったりするため注意が必要です。

作業は晴れた日の午前中に行い、葉が早く乾くようにすると病気のリスクを減らせます。

農薬を使わない自然派の虫駆除

「できるだけ化学合成農薬は使いたくない」という方には、自然由来の資材を活用した駆除方法がおすすめです。

殺虫効果は穏やかですが、害虫が嫌がる環境を作る忌避効果や、予防としての効果が期待できます。

木酢液や竹酢液を散布する

木酢液や竹酢液は、木炭や竹炭を作る際に出る煙を冷却して液体にしたもので、独特の燻製のような香りが特徴です。

この香りを害虫が嫌うため、定期的に散布することでアブラムシなどを寄せ付けにくくする効果があります。

製品に記載された希釈倍率(一般的に500〜1000倍)を守り、水で薄めてから噴霧器などで葉の表裏にまんべんなく散布します。

土壌の微生物を活性化させる効果も期待できるため、一石二鳥の資材と言えるでしょう。

ニームオイルを活用した駆除方法

ニームオイルは、インド原産の「ニーム」という樹木の種子から抽出されるオイルです。

主成分の「アザディラクチン」が、害虫の食欲を減退させたり、脱皮や産卵を阻害したりする効果を発揮します。

即効性のある殺虫剤とは異なりますが、幅広い種類の害虫に対して効果があり、人や環境への安全性が高いのが魅力です。

使用する際は、水と混ざりやすくするために少量の食器用洗剤などを展着剤として加え、規定の倍率に希釈して散布します。

効果を持続させるため、1〜2週間に一度の定期的な散布がおすすめです。

食品由来のスプレーで応急処置

アブラムシなどの体が柔らかい害虫には、キッチンにある食品を使った手作りスプレーも応急処置として有効です。

例えば、牛乳を水で1:1に薄めたものをスプレーし、乾いてから水で洗い流す方法があります。

牛乳の膜が乾燥する際に収縮し、アブラムシを窒息させます。

また、唐辛子やニンニクを焼酎に漬け込んだ液を薄めて散布する方法も、強い匂いで害虫を遠ざける効果が期待できます。

ただし、効果は一時的であり、濃度によってはネギに影響が出る可能性もあるため、まずは一部で試してから使用してください。

農薬を使った確実なネギの虫駆除

害虫が大量発生し、物理的駆除や自然派の対策では手に負えなくなった場合は、農薬の使用を検討します。

農薬は正しく使えば非常に効果的で、大切なネギを害虫の被害から守るための確実な手段です。

ネギに登録のある殺虫剤の選び方

農薬を使用する上で最も重要なのは、必ず「ネギ」に登録がある製品を選ぶことです。

農薬取締法により、作物ごとに使用できる農薬が定められています。パッケージの適用作物欄を必ず確認しましょう。

その上で、駆除したい害虫(例:ネギアザミウマ、アブラムシ類、ネギハモグリバエなど)に効果があるかを確認します。

スプレータイプは手軽に使え、希釈するタイプは広範囲に散布するのに経済的です。

害虫の内部にまで効果が及ぶ「浸透移行性」の殺虫剤は、ネギハモグリバエのように葉の中に潜り込む害虫に特に有効です。

農薬の安全な使い方と注意点

農薬を使用する際は、製品ラベルに記載された指示を厳守することが安全の基本です。

特に「希釈倍率」「使用時期」「総使用回数」は必ず守ってください。

また、収穫間近のネギには使えない場合が多いため、「収穫前日数」も必ず確認します。

散布作業は、マスク、ゴーグル、手袋、長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を避けて行いましょう。

風の強い日を避け、早朝か夕方の涼しい時間帯に、風下を意識して散布するのがポイントです。

周囲の作物や人にかからないよう、細心の注意を払って作業してください。

もう虫を寄せ付けない 発生源を断つプロの予防策

ネギの害虫対策で最も重要なのは、虫が発生してから駆除する「対症療法」ではなく、そもそも虫を寄せ付けない環境を作る「予防」です。

一度害虫が大量発生すると、駆除には多くの手間とコストがかかります。

ここでは、農家が日々実践している、発生源から断つプロの予防策を具体的に解説します。

これらの対策を植え付け時から行うことで、健康で美味しいネギを育てましょう。

植え付け時にできる害虫対策

害虫予防は、ネギを植え付ける前の土作りから始まっています。

健康な土壌で育ったネギは病害虫への抵抗力が高まるため、最初のステップが非常に重要です。

まず、水はけと水持ちのバランスが良い、ふかふかの土を目指しましょう。

堆肥や腐葉土などの有機物を十分にすき込み、土壌中の微生物を豊かにすることが、ネギの健全な生育を支えます。

また、ネギは連作を嫌う性質があります。

同じ場所でネギやタマネギ、ニラなど同じヒガンバナ科(旧ユリ科)の作物を続けて栽培すると、土壌中の特定の病原菌や害虫が増えやすくなります(連作障害)。

最低でも1〜2年は他の科の作物を育てるように計画しましょう。

肥料の管理も害虫予防の鍵です。特に窒素成分の与えすぎには注意が必要です。

窒素過多になるとネギの組織が軟弱になり、アブラムシなどの害虫を呼び寄せる原因となります。

肥料は規定量を守り、ゆっくりと効果が現れる緩効性肥料や有機肥料を活用するのがおすすめです。

ただし、未熟な有機肥料はコガネムシの幼虫などの発生源になることがあるため、必ず完熟したものを使用してください。

防虫ネットを使った物理的な防御

農薬に頼らずに害虫を防ぐ最も確実な方法の一つが、防虫ネットによる物理的な防御です。

特に、ネギアザミウマやネギハモグリバエといった小さく飛来してくる害虫に対して絶大な効果を発揮します。

防虫ネットを選ぶ際は、防ぎたい害虫の種類に合わせて網目の細かさ(目合い)を選ぶことが重要です。

アブラムシ対策であれば1mm目合いでも効果がありますが、より小さいネギアザミウマ(体長約1〜2mm)やコナジラミなどを完全にシャットアウトするには、0.6mm以下の細かい目合いのネットが推奨されます。

プロの農家では0.4mm目合いのネットを使用することも珍しくありません。

設置する際は、支柱を使ってトンネル状に張り、ネットがネギの葉に直接触れないように注意してください。

葉にネットが触れていると、その上から産卵される可能性があります。

また、ネットの裾は土に埋めるか、U字ピンや土のうなどで隙間なく固定し、下からの害虫の侵入を防ぎましょう。

ネット設置後も、定期的に内部を観察し、万が一害虫が侵入していないか、またネギの生育状況を確認する習慣をつけることが大切です。

コンパニオンプランツで害虫を遠ざける

コンパニオンプランツとは、異なる種類の植物を一緒に植えることで、互いの生育を助けたり、病害虫を遠ざけたりする「共栄作物」のことです。

化学薬品を使わずに、自然の力を利用して害虫をコントロールする有効な手段です。

ネギのコンパニオンプランツとして特に有名なのがマリーゴールドです。

マリーゴールドの根から出る分泌液には、土壌中のネコブセンチュウなどの有害なセンチュウを抑制する効果があります。

また、その独特の香りはアブラムシやコナジラミを遠ざける効果も期待できます。

ネギの畝の脇や株間に植えると良いでしょう。

その他にも、強い香りを放つハーブ類も役立ちます。

カモミールやミント類はアブラムシを忌避する効果があると言われています。

ただし、ミントは地下茎で爆発的に増えるため、プランターや鉢に植えたままネギの近くに置くなどの工夫が必要です。

また、ニンジンとネギは互いの害虫(ニンジンのニンジンアブラムシとネギのネギアブラムシ)を遠ざけ合う良い組み合わせです。

風通しを良くする日々の管理

日々の地道な管理も、害虫の発生を抑える重要な予防策です。

特に「風通し」は、病気と害虫の両方を予防する上で欠かせない要素です。

植え付けの際は、株と株の間隔(株間)を適切に空け、密植を避けましょう。

株間が狭いと風通しが悪くなり、湿気がこもって病気が発生しやすくなるだけでなく、害虫にとっても格好の隠れ家となります。

また、畑の畝やプランターの土の表面を覆う「マルチング」も効果的です。

特に、光を反射するシルバーマルチ(銀色マルチ)は、その反射光を嫌うアブラムシやアザミウマの飛来を抑制する効果があります。

さらに、泥はねを防いで病気の感染リスクを減らす効果も期待できます。

そして、最も基本的ながら見落としがちなのが除草です。

畑やプランターの周りの雑草は、害虫の発生源や隠れ場所になります。

こまめに除草を行い、栽培環境を常に清潔に保つことを心がけてください。

よくある質問 ネギの虫駆除に関するQ&A

虫に食われたネギは食べられますか

結論から言うと、虫に食われた部分を取り除けば、残りのきれいな部分は食べても問題ありません。

ネギを食べる害虫自体に毒があるわけではないため、万が一口にしてしまっても健康に大きな影響が出ることは考えにくいです。

しかし、食害された箇所は見た目が悪いだけでなく、傷口から雑菌が入り込んで腐敗が始まっている可能性もあります。

また、虫のフンが付着していることもあり衛生的ではありません。

食べる際は、まず食害された部分や変色している部分を多めに切り落としましょう。

その後、流水で念入りに洗い流してください。

特に葉が重なっている部分には、小さな虫やフンが隠れていることがあるため、一枚ずつめくりながら確認すると安心です。

ただし、被害が広範囲に及んでいる場合や、異臭がする、ぬめりがあるといった場合は、食べるのを避けるのが賢明です。

また、農薬を使用して駆除した場合は、製品ごとに定められた「収穫前日数」を必ず守ってください。

この日数を守ることで、残留農薬が基準値以下になるため、安全に食べることができます。

プランター栽培で特に気をつけることは

プランターでの家庭菜園は手軽に始められますが、畑とは異なる注意点があります。

まず、限られたスペースに植えるため、株が密集しやすく「風通し」が悪くなりがちです。

風通しが悪いと湿気がこもり、アブラムシや病気が発生しやすくなります。

植え付けの際は、適切な株間を確保し、葉が茂ってきたら適度に整理してあげましょう。

次に「土の管理」です。プランターの土は畑に比べて乾燥しやすく、水やりの管理が重要になります。

土が乾燥しすぎると、ネギアザミウマやハダニといった乾燥を好む害虫が発生しやすくなります。

逆に水のやりすぎは根腐れの原因になるため、土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。

また、古い土を使い回すと、土の中に害虫の卵や蛹が残っていることがあります。

新しい栽培を始める際は、新しい清潔な培養土を使うか、古い土を太陽熱で消毒するなどの対策を行うと、害虫の発生リスクを大幅に減らすことができます。

ベランダでも害虫は風に乗って飛来するため、防虫ネットでプランターごと覆ってしまうのも非常に効果的な予防策です。

駆除に効果的な時間帯はありますか

害虫駆除の効果を最大限に高めるには、作業を行う時間帯が重要です。

これは、害虫の種類と駆除方法によって異なります。

まず、手やテープで取り除く物理的な駆除の場合、害虫の活動時間帯を狙うのが最も効率的です。

例えば、「夜盗虫」という名前の通り、ヨトウムシは夜間に活動して葉を食害します。

そのため、日没後や早朝の薄暗い時間帯に懐中電灯で照らしながら探すと見つけやすくなります。

一方、ネギアザミウマやアブラムシなど日中に活動する虫は、比較的気温が低い朝方や夕方の方が作業しやすいでしょう。

次に、農薬や木酢液、食品由来のスプレーなどを散布する場合、基本的には「風のない日の早朝または夕方」が最適です。

日中の気温が高い時間帯に散布すると、水分がすぐに蒸発して効果が薄れるだけでなく、葉に残った薬剤がレンズの役割をして葉焼け(薬害)を起こす原因になります。

また、早朝や夕方は、ミツバチなどの花粉を運んでくれる益虫の活動が少ないため、益虫への影響を最小限に抑えることができます。

薬剤をしっかりと葉の表裏や株元に行き渡らせるためにも、風が穏やかで、散布した液体がすぐに乾かない時間帯を選んで作業を行いましょう。

まとめ

本記事では、農家が実践するネギの害虫駆除と予防策について、網羅的に解説しました。

ネギに発生する害虫は、ネギアザミウマやネギハモグリバエなど多岐にわたります。

まずは白い斑点や筋といった被害状況をよく観察し、原因となる害虫を特定することが、適切な対策への第一歩です。

駆除方法は、虫の発生状況に応じて選ぶことが重要です。

発生初期であれば手で取り除いたり、木酢液や食品由来のスプレーを用いたりする農薬を使わない方法が有効です。

被害が拡大してしまった場合には、ネギに登録のある適切な農薬を用法・用量を守って使用することで、確実な駆除が期待できます。

しかし、最も大切なのは害虫を寄せ付けないための「予防」です。

植え付け時の土壌管理や防虫ネットの設置、コンパニオンプランツの活用、そして日々の管理で風通しを良くするといった対策は、害虫の発生源を断ち、長期的に安定したネギの栽培を可能にします。

なぜなら、一度害虫が大量発生すると駆除には多大な労力がかかり、ネギの生育にも深刻な影響が及ぶためです。

この記事で紹介した害虫の見分け方から駆除、予防策までを参考に、ご自身の栽培環境に合った対策を実践してみてください。

適切な管理を行うことで、厄介な害虫の悩みから解放され、美味しいネギを安心して収穫することができるでしょう。

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