ガーベラ 害虫 駆除

大切に育てているガーベラの葉がベタベタする、白い斑点ができた、小さな虫が飛んでいる…そんな症状は害虫からのSOSサインかもしれません。

放置すれば株が弱り、美しい花が楽しめなくなることも。

この記事を読めば、ガーベラを襲う害虫の正体を症状から特定し、アブラムシやハダニといった害虫別に最も効果的な駆除方法が分かります。

市販の殺虫剤を使った即効性のある対策から、牛乳などを利用した手軽な方法、今後の発生を防ぐ予防策まで網羅的に解説。

実はガーベラの害虫被害は、風通しや乾燥といった栽培環境が大きく影響しています。

まずは害虫を正しく見極め、迅速に対処することが、あなたのガーベラを健康に保つ一番の近道です。

ガーベラのSOSサイン?症状から害虫を特定しよう

大切に育てているガーベラに元気がない、葉や花に異変が見られる…。

それは害虫からのSOSサインかもしれません。害虫被害は早期発見・早期対処が何よりも重要です。

手遅れになる前に、まずはガーベラが示す症状をよく観察し、原因となっている害虫を正確に特定することから始めましょう。

ここでは、代表的な症状別に考えられる害虫を詳しく解説します。

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葉や茎がベタベタする 新芽が縮れる

ガーベラの葉や茎に触れたとき、まるで蜜のようにベタベタしていませんか?あるいは、太陽の光に当てると一部がテカテカと光って見えることはないでしょうか。

これから伸びるはずの新芽が縮れていたり、奇形になったりしている場合、その原因は「アブラムシ」である可能性が非常に高いです。

アブラムシは体長2〜4mmほどの小さな虫で、新芽や若葉、茎にびっしりと群生し、植物の汁を吸って暮らしています。

この吸汁によって新芽の生育が阻害され、縮れや変形を引き起こします。

そして、葉や茎のベタベタの正体は、アブラムシの排泄物である「甘露(かんろ)」です。

この甘露は糖分を多く含むため、アリを誘引する原因にもなります。さらに、甘露を放置すると、それを栄養源として黒いカビが発生する「すす病」を併発することがあります。

すす病になると葉が黒いすすで覆われたようになり、光合成が妨げられてガーベラの生育がさらに悪化してしまいます。

葉に白いカスや斑点が見られる 葉色が悪くなる

葉の裏側を中心に、白い粉のようなものが付着していたり、よく見ると小さな蜘蛛の巣が張られているように見えたりする場合。

そして、葉の表面に針で突いたような無数の白い斑点ができ、葉全体の色がかすれたように白っぽくなっているなら、「ハダニ」の被害を疑いましょう。

ハダニは0.5mm程度と非常に小さく、肉眼での確認は困難ですが、葉の裏に寄生して葉の汁を吸います。

汁を吸われた部分は葉緑素が抜けてしまい、白い斑点(かすり状の症状)となって現れるのです。

被害が進行すると葉全体が白っぽくなり、光合成ができなくなって枯れてしまいます。

ハダニは高温で乾燥した環境を好むため、特に梅雨明けから夏にかけてや、エアコンの効いた室内で管理している場合に発生しやすくなります。

葉や花に銀色の筋や黒い点が付く

ガーベラの葉や、特に花びらの表面に、まるで絵具の銀色を擦り付けたような、キラキラと光る筋状の跡はありませんか?

その周辺に、ゴマよりも小さな黒い点々が付着していたら、それは「スリップス(アザミウマ)」の仕業です。

スリップスは体長1〜2mmほどの細長い虫で、葉や花の組織を食害します。

食害された部分の組織が壊れて空気が入ることで、銀色に光って見えるのです。黒い点はスリップスの排泄物です。

小さな白い虫が株の周りを飛び回る

ガーベラの株を少し揺らしたときに、フケのような白い小さな虫が一斉にパッと飛び立つ様子が見られたら、「コナジラミ」が発生しています。

葉の裏をめくってみると、成虫や幼虫がびっしりと付着していることもあります。

体長は1〜2mm程度で、その名の通り白い羽を持つ小さな虫です。

コナジラミもアブラムシと同様に植物の汁を吸うため、大量に発生するとガーベラの生育が著しく悪くなります。

また、排泄物である甘露が原因で、葉がベタベタしたり「すす病」を引き起こしたりする点もアブラムシと共通しています。

繁殖力が非常に旺盛なうえ、薬剤に対する抵抗性を持ちやすいため、見つけ次第すぐに対処する必要があります。

葉や花が食べられて穴が開いている

ある朝、ガーベラを見てみると葉や花びらが食べられ、不規則な形の穴が開いていることがあります。

日中に探しても犯人の姿が見当たらない場合、夜間に活動する害虫の可能性が高いです。

代表的なものに「ヨトウムシ」や「ナメクジ」が挙げられます。

ヨトウムシは「夜盗虫」と書くように、夜の間に活動するガの幼虫です。

日中は株元の土の中に隠れており、夜になると這い出してきて葉や花を旺盛に食害します。

黒くて丸いフンが落ちていたら、ヨトウムシがいるサインです。

一方、ナメクジによる食害の場合は、食べた跡の周辺に銀色に光る筋(這った跡)が残っているのが特徴です。どちらも食欲旺盛で、一晩で大きな被害をもたらすことがあるため注意が必要です。

なぜ?ガーベラに害虫が発生する主な原因

大切に育てているガーベラに害虫を見つけると、すぐに駆除したくなりますよね。

しかし、害虫を駆除するだけでなく、そもそも「なぜ害虫が発生してしまったのか」という原因を知ることが、今後の被害を防ぐための最も重要なステップです。

害虫は、特定の環境を好んで発生・繁殖します。

つまり、ガーベラにとって良くない環境が、害虫にとっては天国になっている可能性があるのです。

ここでは、ガーベラに害虫が発生する主な3つの原因を詳しく解説します。

ご自身のガーベラの栽培環境と照らし合わせながら、原因を探ってみましょう。

風通しが悪い

ガーベラに害虫が発生する最大の原因の一つが「風通しの悪さ」です。

葉が密集していたり、壁際や他の植物との間隔が狭かったりすると、株の周りの空気がよどみ、湿度が上がりやすくなります。

このようなジメジメした多湿環境は、アブラムシやコナジラミ、さらにはうどんこ病などの病気の温床となります。

特に梅雨時期や、室内で空気が循環しにくい場所で管理している場合は注意が必要です。害虫は葉の裏や新芽、茎の付け根など、見えにくい場所に隠れて繁殖します。

風通しが悪いと、これらの隠れ場所の湿度も下がりにくく、害虫にとって絶好の繁殖スペースを提供してしまうことになるのです。

定期的に古い葉を取り除いたり、鉢の置き場所を見直したりして、ガーベラの株元まで新鮮な空気が通るように心がけることが、害虫予防の第一歩となります。

乾燥しすぎている

多湿を嫌う一方で、「乾燥しすぎ」もまた特定の害虫を引き寄せる原因となります。

その代表格が「ハダニ」です。

ハダニは0.5mm程度の非常に小さな害虫で、高温で乾燥した環境を好み、爆発的に繁殖します。

特に、エアコンの風が直接当たる室内や、雨の当たらないベランダ・軒下で育てているガーベラは、葉が乾燥しやすくハダニの被害に遭いやすい傾向があります。

ハダニは葉の裏に寄生し、葉の養分を吸汁します。被害が進行すると、葉緑素が抜けて白っぽいカスリ状の斑点ができ、光合成ができなくなって株全体が弱ってしまいます。

水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本ですが、それとは別に、定期的に葉の裏側にも霧吹きで水をかける「葉水(はみず)」を行うことで、葉の乾燥を防ぎ、ハダニの発生を物理的に抑制する効果が期待できます。

株が弱っている

植物も人間と同じように、健康な状態であれば病害虫に対する抵抗力を持っています。

しかし、何らかの理由で株が弱ってしまうと、その抵抗力が低下し、害虫の標的になりやすくなります。

ガーベラの株が弱る原因は様々です。

例えば、「日照不足」では光合成が十分に行えず、生育に必要なエネルギーを作り出せません。

「水のやりすぎ」は根腐れを、「水切れ」は株の乾燥を招きます。また、「肥料の過不足」も株を弱らせる大きな要因です。

特に、植物の葉や茎を育てる「窒素」成分が多すぎる肥料を与えると、株が軟弱に育ち、アブラムシなどの吸汁性害虫を呼び寄せやすくなります。

逆に肥料が不足すれば、栄養失調で花が咲かなくなったり、葉色が悪くなったりします。

弱った株は、害虫にとって攻撃しやすく、栄養も豊富な格好の餌場です。日当たりや水やり、施肥といった日々の基本的な管理を適切に行い、ガーベラ自体を健康に保つことが、何よりの害虫対策と言えるでしょう。

【害虫別】ガーベラの害虫駆除と即効性のある対処法

ガーベラを襲う害虫は多岐にわたりますが、それぞれの生態や弱点を知ることで、効果的な駆除が可能です。

ここでは、代表的な害虫ごとの特徴と、即効性が期待できる具体的な対処法を詳しく解説します。

薬剤を使う方法と、できるだけ使いたくない方向けの方法を併記しますので、ご自身の状況に合わせて最適な手段を選びましょう。

アブラムシの駆除方法

体長2mm程度の小さな虫で、新芽や葉裏、茎にびっしりと群生します。

植物の汁を吸って株を弱らせるだけでなく、排泄物である「甘露」が原因で、葉が黒くなる「すす病」を誘発することもあるため、見つけ次第すぐに対処が必要です。

スプレータイプの殺虫剤で素早く駆除

アブラムシの数がすでに多い場合は、スプレータイプの殺虫剤を使用するのが最も手軽で即効性があります。

ガーベラにも使用できる園芸用の殺虫剤(例:ベニカXファインスプレー、オルトランDX粒剤など)を選び、アブラムシが発生している箇所に直接噴射します。

特に葉の裏側は隠れ場所になりやすいので、念入りに散布しましょう。

使用する際は、製品のラベルに記載された使用方法や回数を必ず守ってください。

牛乳や木酢液を使った自然派駆除

薬剤の使用に抵抗がある場合は、家庭にあるもので対処する方法もあります。

牛乳を水で1:1の割合に薄めたものをスプレーで吹きかけると、乾燥する際にできる膜がアブラムシの気門を塞ぎ、窒息させる効果が期待できます。

ただし、散布後に放置すると腐敗臭やカビの原因になるため、効果が出た後は水で洗い流すことをおすすめします。

また、木酢液を規定の倍率に希釈して散布すると、その独特の匂いでアブラムシを寄せ付けにくくする忌避効果があります。

>>【即効】大量のアブラムシ駆除に!業者をオススメする理由と知らないと損する退治法と予防策

ハダニの駆除方法

体長0.5mm程度と非常に小さく、肉眼での確認が難しい害虫です。

主に葉の裏に寄生し、汁を吸います。被害が進むと葉に白いカスリ状の斑点が無数に現れ、やがて葉全体の色が悪くなり、枯れてしまいます。

乾燥した環境を好むため、特に室内やベランダでの管理では注意が必要です。

専用の殺ダニ剤が効果的

ハダニはクモの仲間に分類されるため、一般的な殺虫剤が効きにくいという特徴があります。

そのため、駆除には「殺ダニ剤」と明記された専用の薬剤を使用するのが最も確実です。

コロマイト乳剤やダニ太郎といった製品が知られています。

ハダニは薬剤への抵抗性を持ちやすいため、一度で駆除しきれない場合は、作用性の異なる複数の殺ダニ剤をローテーションで使用するとより効果的です。

葉水で乾燥を防ぎながら洗い流す

ハダニは水に非常に弱い性質を持っています。

発生初期や数が少ない場合は、霧吹きやシャワーで葉の裏側を中心に勢いよく水をかけて洗い流すだけでも大きな効果があります。

これは「葉水(はみず)」と呼ばれ、ハダニが好む乾燥した環境を改善する効果もあるため、日々の予防策としても非常に有効です。

定期的に葉水を行うことで、ハダニの発生と繁殖を同時に抑えることができます。

スリップス(アザミウマ)の駆除方法

体長1〜2mmほどの細長い虫で、花や新芽に潜り込んで食害します。

被害を受けた花びらや葉には、光沢のある銀色の筋状の食害痕や、黒い点々(フン)が見られるのが特徴です。

被害がひどいと花が奇形になったり、つぼみが開かずに枯れてしまったりします。

光るものに集まる習性を利用した粘着シート

スリップス(アザミウマ)は青色や黄色に誘引される習性があります。

この性質を利用し、市販の青色や黄色の粘着トラップ(粘着シート)を株の近くに設置することで、成虫を物理的に捕獲できます。

薬剤を使わずに数を減らすことができる手軽な方法です。

広範囲には薬剤散布で一網打尽

スリップスが広範囲に発生してしまった場合は、薬剤による駆除が効果的です。

スリップスに適用のある殺虫剤(例:ベニカXファインスプレー、モスピラン液剤など)を選び、特に被害が出やすい花や新芽を中心に株全体に散布します。

非常に動きが素早く、薬剤がかかりにくい場合もあるため、数日おきに複数回散布すると根絶しやすくなります。

>>【決定版】アザミウマの駆除方法まとめ|農薬を使わない自然な対策から予防まで網羅

コナジラミの駆除方法

体長1mm程度の白い羽を持つ虫で、葉の裏に寄生します。

株を揺らすと白い粉のような虫が一斉に飛び立つのが特徴です。

アブラムシと同様に吸汁して株を弱らせ、すす病の原因にもなります。

黄色い粘着シートで捕獲

コナジラミの成虫は黄色に強く引き寄せられる性質があります。

そのため、株元やハンギングの支柱などに黄色い粘着シートを吊るしておくと、飛び回る成虫を効率的に捕獲できます。

発生初期の密度を低減させるのに有効な手段です。

薬剤抵抗性がつきやすいため複数薬剤の利用も検討

コナジラミは世代交代が非常に早く、同じ薬剤を使い続けるとすぐに効果が薄れる「薬剤抵抗性」が発達しやすい厄介な害虫です。

駆除の際は、作用性の異なる複数の薬剤(例:ベニカXネクストスプレー、スタークル顆粒水溶剤など)を用意し、ローテーションで散布することが推奨されます。

葉裏に潜んでいる幼虫や卵にも効果がある薬剤を選ぶと、より根絶に近づきます。

ヨトウムシやナメクジの駆除方法

ヨトウムシ(夜盗虫)はその名の通り夜間に活動するガの幼虫で、日中は土の中に隠れています。

ナメクジも同様に夜行性です。

これらの害虫は、夜の間に葉や花びらをムシャムシャと食害し、気づいたときには大きな穴が開いているという被害をもたらします。

夜間に探して捕殺する

最も確実で即効性があるのは、夜間に懐中電灯を持ってガーベラの株を観察し、食害しているヨトウムシやナメクジを見つけて直接捕殺する方法です。

割り箸などでつまんで取り除きましょう。

日中は株元の土を軽く掘ったり、植木鉢の裏を探したりすると見つかることもあります。

誘引殺虫剤を株元にまく

捕殺に抵抗がある場合や、数が多くて追いつかない場合は、誘引して食べさせるタイプの殺虫剤(ベイト剤)が有効です。

ナメクジには「ナメトール」、ヨトウムシなどの土壌害虫には「グリーンベイト」といった製品があります。

これらの薬剤を株の周りにパラパラとまいておくと、夜間に活動する害虫がそれを食べて駆除されます。

ペットや小さなお子様がいるご家庭では、製品の注意書きをよく読み、安全性の高いものを選んでください。

今後のガーベラの害虫被害を防ぐための予防策

一度害虫を駆除しても、ガーベラの生育環境が変わらなければ再発のリスクは常に残ります。

大切なのは、害虫が発生しにくい環境を日頃から作り、維持することです。

病害虫の被害は、発生してからの対処よりも予防が何倍も重要です。

ここでは、今日から実践できるガーベラの害虫予防策を4つのポイントに分けて詳しく解説します。

これらの対策を習慣にすることで、ガーベラを健康に保ち、美しい花を長く楽しむことができます。

風通しと日当たりの良い場所で管理する

ガーベラの健康を保ち、害虫を遠ざける基本は、置き場所の環境です。

特に「風通し」と「日当たり」は、病害虫の発生を左右する最も重要な要素と言えます。

湿気がこもりやすいジメジメした環境は、アブラムシやコナジラミ、うどんこ病や灰色かび病といった病害虫の温床となります。

鉢植えの場合は、鉢と鉢の間隔をこぶし一つ分以上空け、空気がよどまないように配置しましょう。

壁際や部屋の隅に置くのではなく、風が通り抜ける場所に置くのが理想です。

また、定期的に古い葉や混み合った下葉を根元から取り除く「葉すかし」を行うことで、株全体の風通しが劇的に改善されます。

日当たりも同様に重要です。ガーベラは日光を好む植物で、日照不足になると株が軟弱に育ち(徒長)、病害虫への抵抗力が低下します。

少なくとも半日以上は直射日光が当たる、明るい場所で管理してください。

ただし、真夏の強すぎる日差しは葉焼けの原因になることもあるため、午前中の光が当たる東向きの場所や、午後の西日を避けられる場所が最適です。

健康な株は光合成を活発に行い、害虫を寄せ付けない丈夫な体を作ります。

定期的な葉水でハダニを予防

ガーベラに発生しやすい代表的な害虫であるハダニは、高温で乾燥した環境を非常に好みます。

特に梅雨明けから夏にかけての乾燥しやすい時期や、エアコンの効いた室内では爆発的に増殖することがあります。

このハダニ対策として非常に効果的なのが、霧吹きなどで葉に水をかける「葉水(はみず)」です。

葉水は、ハダニが嫌う湿度を高めるだけでなく、葉の裏に潜むハダニやその卵を物理的に洗い流す効果も期待できます。

頻度としては、乾燥する季節はできれば毎日、朝か夕方の涼しい時間帯に行うのがおすすめです。

ポイントは、葉の表面だけでなく、ハダニが潜みやすい「葉の裏側」を中心に、株全体がしっとりと濡れるようにたっぷりとスプレーすることです。

日中の高温時に行うと、葉に残った水滴がレンズの役割をして葉焼けを起こす可能性があるため避けましょう。この一手間が、薬剤を使わずにハダニの発生を抑える最も手軽で効果的な予防策となります。

防虫ネットの活用

アブラムシやコナジラミ、スリップス(アザミウマ)といった微小な害虫は、風に乗ってどこからともなく飛来します。

これらの飛来害虫に対して最も確実な物理的防除が「防虫ネット」の活用です。

特に、ガーベラをベランダや庭で育てている場合、ネットで覆うだけで外部からの侵入を大幅に防ぐことができます。

防虫ネットを選ぶ際は、防ぎたい害虫のサイズに合わせた「目合い(網目の細かさ)」が重要です。

アブラムシやコナジラミなど体長1mm程度の害虫を防ぐには、目合いが1mm以下のもの、より確実性を求めるなら0.6mmや0.4mmといった極細目のネットを選びましょう。

設置する際は、支柱などを立ててネットがガーベラの葉や花に直接触れないように空間を作ることがポイントです。

葉にネットが触れていると、その上から産卵される可能性があります。

また、ネットの裾に隙間ができないよう、プランターの場合はゴムで留めたり、地植えの場合は土に埋めたりして、害虫の侵入経路を完全に断つようにしてください。

株を健康に保つための適切な水やりと肥料

最終的に、害虫の被害を受けにくいガーベラを育てるには、株そのものを健康に保つことが不可欠です。

人間が健康だと風邪をひきにくいように、植物も丈夫であれば病害虫に対する抵抗力が高まります。

その基本となるのが「水やり」と「肥料」です。

水やりは、「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える」のが鉄則です。

常に土が湿っている状態は根腐れを引き起こし、株を弱らせる原因になります。

水のやりすぎに注意し、メリハリのある水管理を心がけましょう。

一方で、極端な水切れは株を弱らせ、ハダニの発生を助長するため注意が必要です。

肥料は、ガーベラの生育期である春と秋を中心に与えます。

リン酸やカリウムがバランス良く含まれた草花用の緩効性化成肥料を株元に置く「置き肥」と、開花中は液体肥料を1〜2週間に1回、水やり代わりに与えるのが効果的です。

ただし、窒素(N)成分の多い肥料を与えすぎると、葉ばかりが茂って軟弱になり、かえってアブラムシなどの害虫を呼び寄せる原因になります。

肥料の与えすぎは禁物です。また、咲き終わった花(花がら)をこまめに茎の根元から摘み取ることで、病気の発生を防ぎ、株の体力を維持して次の開花を促すことができます。

日々の丁寧な管理が、最強の害虫予防策となるのです。

まとめ

今回は、大切なガーベラを害虫から守るための駆除方法と予防策を、症状別に詳しく解説しました。

ガーベラの葉がベタついたり、新芽が縮れたりするのは害虫が発生しているサインです。

これらの初期症状を見逃さず、原因となっている害虫を正しく特定し、迅速に対処することが被害を拡大させないための鍵となります。

ガーベラに害虫が発生する主な原因は、「風通しの悪さ」「乾燥」「株の弱り」といった栽培環境にあります。

そのため、アブラムシやハダニなどの害虫を殺虫剤や葉水で駆除する対症療法だけでなく、日当たりと風通しの良い場所で管理し、適切な水やりや施肥で株を健康に保つといった環境改善こそが、最も重要で効果的な予防策と言えるでしょう。

害虫の駆除と予防はセットで行うことが大切です。

この記事で紹介した方法を実践し、害虫が寄り付きにくい環境を整えることで、ガーベラの美しい花を長く楽しむことができます。

まずはご自身のガーベラの状態をチェックすることから始めてみましょう。

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